水色のなかま

このブログはフィクションです。物語の設定は主人公の紹介をご覧ください。

第13章 地上で生きていく道 ⑤異次元が分かることの弊害

僕は、2月から本格的に仕事を始めて、3月から独り立ちし、2週間が経過している。

 

(仕事を始めた頃のこと↓)

mizuirononaka.hatenadiary.jp

 

始めは先輩についていたので、やりがいと楽しさを感じるだけだったのだが、今週になって、いろいろと自分のできないところに気が付き、1つ失敗もしたりですごく落ち込んだ。しかし、ある先輩に声をかけていただき、アドバイスももらえて、気持ちを取り戻すことができ、何とか今週を終えられてよかったと思う。

しかしこれは、現実世界での話。

異次元では、この人ってネガティブ持ってるな~と思った社員さんと、現実で、何度か電話で関った際、その社員さんのネガティブに当たってしまって、少々態度が悪くなってしまった僕は、その社員さんの機嫌を損ねてしまった。そして、その後の電話での関りの際、その社員さんがおそらく普通にしゃべっていらっしゃる中、異次元では、黒いエネルギーを受け渡されていて、僕は、この社員さんにいじめられている感覚になって元気をなくし、1つ大きめの失敗をしてしまった。

失敗は、その社員さんのアドバイスと、こちらの努力で取り戻せたので大丈夫だったし、僕が落ち込んでいるのを見て、その社員さんが、先輩を僕によこしてくださっていたので、社員さんは悪人ではないと思う。なのに、僕は異次元が分かるゆえに、この社員さんのことを苦手に感じてしまっている。

ちなみに、2月に入った時に分かっていたのだが、その社員さんは、今月いっぱいで別の現場に異動になる。・・・どこか、前回のブログの内容、「この先は、自分と違う者がその場を去り、似た者同士が集まっていく」という話と、合っているような気もしているが。

 

(前回のブログです↓)

mizuirononaka.hatenadiary.jp

 

瀬織津姫)まだあるでしょ、正樹の言いたいこと、異次元の学びの仕組みで、いやだと思ったこと。

 

うん。・・でも現実的には、この社員さんは、僕に、何もしていないんだ。親切にしてくれてもいるんだ。あくまで異次元での話は、僕がただ感じただけのことで、全部ゆめか幻かもしれないんだけど、・・

僕が、この社員さんのネガティブに当たるまでは、僕はとても調子が良く、始めは少ない仕事を任されていたというのもあって、一晩寝て体を回復させては、元気に仕事に通えていた。そして、この社員さんから黒いエネルギーを受けて、仕事を失敗し、その後かなり落ち込み、先輩に助けてもらった時に、現実の自分は、いい職場でよかったな、と思い、当然のことながら、みなさんに大きな感謝の気持ちを抱けたのだけど、ふと、その気持ちを僕に抱かせるための黒いエネルギーだったのかな、と思ったら、「この学び、なに?」という気持ちにもなった。

調子のよい人に、わざわざ異次元的にネガティブなエネルギーを浴びせて、失敗させて、感謝させる、という工程が、どこか作り物の経験のような気がして、これが本当の学びかな、って。ネガティブエネルギーを誰かに受け渡すための、正当な理由として、学びと称しているだけなんじゃないかって。

 

瀬織津姫)・・分かる、それ、私にも良く当てられたからすごく分かるよ。

私、人間になったことが何回かあって、もちろん私の魂の一部が人間に、という話なんだけど、人間として生きる時、私は魂が言わずと知れた瀬織津姫だから、物事の複雑な仕組みや不自然さに我慢がならなかったのね、それをうったえたり、上司だった立場の時は、そうした不自然さを無くそうとしたり、どうしてもそういう方向に生き方が向いてしまうの。でも、そうなると都合の悪い人たちが、私を孤立させたり、助けなかったりして苦しめ、苦しめたところで手を貸して助け、自分たちのやさしさを身に沁みさせるということが、何度となく繰り返されたわ。そのことに関しては、私は正樹と同感なの、わざと苦しめて助けるところにやさしさはない、と。

 

僕は、そこまで強く思ったわけじゃないけど、異次元が分かることで、やさしさを嘘くさく感じる部分があることが、現実を生きる時に邪魔でしょうがないです。そんなことに気が付く自分でいるのが苦しいです。異次元を感じることも、僕の試練なのでしょうか。異次元を感じても、人のやさしさに嘘を感じなくなることが、僕の学びなのでしょうか。

あと、以前の、仕事を始めた頃のブログにあったけど、地に足の着いた生活をすると、僕の思ったことが現実化するようになる、という話についてはどうなのかな。僕の方では、そういう気はしていないけど。

 

?1)こういうことに気が付いてしまうから、始めから嫌だったんだ、この仕事につく前までならごまかせたのに、気が付かないでいられたのに、俺がここまでやってきたことが無になった、魂をいただいてただがむしゃら働かせるつもりが、生き生きなどさせないつもりが、一挙にそれらを飛び越えて、人々に好かれ、ここではなくてはならない人材となり、われはここを去り、このぬくぬくとした職場に居られないようになり、また再び一から居場所を開拓しなければならなくなった、仕事の第一人者として頭角を表し出世しなければならなくなった、ここで終わりと思っていたのに、持てる力も失われた、・・

 

・・こういう話を聞くと、僕はきまって、この人が魂や能力を失っていく様を、異次元で見るんだ、それが、現実と重なって、現実でつい余計なことを考えてしまう、それが本当に嫌なんだ。現実を生きる僕は、現実しか感じないようにはならないのだろうか。知らない方が幸せなこともあると思うんだ。

 

瀬織津姫)現実は、異次元に包まれている、異次元は、現実を大きくくるんだ世界であって、世界の中で現実世界はごく一部ということ。この現実に捕らわれて生きることは、そりゃ簡単かもしれない。でも人は皆、異次元を感じる能力を使って生活しているし、それの能力に大小があるだけ、異次元を感じる能力は誰にだってあるもの、それをいちいち捨てる必要なんてない、第一、現実は異次元から包まれているんだから、異次元を知ることで、現実をいろいろな方向から見つめ、知ることができる、その能力が必要だから正樹に与えられている、それだけの話。・・たぶん、ずっぽりと現実世界に浸かっているんだね、そこの場で生きていきたいと思っているんだね、そこの場を大事にしていきたいんだね。

 

うん。・・人を悪いとは思いたくない、ネガティブを悪いと思いたくない。僕は、現実世界で人を信用していないけど、人の個性は守れる自分でいたい。異次元でネガティブエネルギーのきつさに負ける自分が悔しい、現実を台無しにされるのが悔しいよ。

 

?2)もう結果は分かったじゃろう。あえて言うが、異次元的に人の魂を取り込んで、つまりは人から魂を奪って、自分の糧とする人間が、意識・無意識に関係なく一定数いる、その一人が君がネガティブを当てられた社員だったということ。その者は、君に会って自分の素に戻ってしまったのじゃろう、君に明らかに意地悪な態度をとり、あえて君を傷つけ力を吸い取った、そのことにも気が付いていたじゃろう。だが、君はその人を悪と思いたくなかった、それで自分の感覚は幻だと思おうとした、だが、真実は真実であり、その者の人柄はわれらが把握し、しかるべき対応を施したということを告げておく。分かっていた事じゃろう、認めたくなかっただけで、苦しいのは分かるが、君にはいろいろな試練が用意されておる、今後も傷つきうちひしがれるだろ、しかしそれもまた真実を真ん中に見るための皆の反応であり、君自身は実はなにがあっても動じてはいない、動じているようにわれらが操作しているだけ、ほら今も、悩んでいる風に魂をコントロールしてこのブログを書かせているだけ、いいかな、勘違いしないでほしいのだが、君は現実での職場と、異次元での職場と、二つ持っているということ、われらに雇われている身分だということ、皆の素をはかるために、君には、いろいろな人と逢い、会うごとに素を導き出し、われらに資料として提供していただくということ、わかったかな。

 

ならば、給料ください。くれないとおかしいでしょ。

 

?2)・・・動けなくしているつもりが動けるのか?。思考も止めているつもりだが、

 

やっぱりその社員さんは悪くなかったんだね、大きくは、あなた方が仕組んでいたんだね。それが分かればいいです。あ~すっきりした。来週も、また仕事頑張ろう。で、あなたは、僕以外の異次元でも頑張っている人間にも、ちゃんと給料あげてくださいね。異次元でも人をこき使うパワハラは禁止ですよね。筋が通っているような主張だけど、僕はあなた方に愛を感じられない。なんでも捌けばいいってもんじゃないと思う。

以上、終わります。