水色のなかま

このブログはフィクションです。物語の設定は主人公の紹介をご覧ください。

第7章 瀬織津姫と語る ⑼古事記を紐解こう・大国主編

(※以下、瀬織津姫とされる神、その他の神とされる見えない存在との会話を、なるべくそのまま書き記します。内容の正誤の判断は、みなさんにお任せいたします。)

 

昨日の続きとなりますが、

mizuirononaka.hatenadiary.jp

 

ブログの後、スクサヒコさんと一緒にいたんですけど、太古の僕の魂の話を何度お聞きしても教えてくれないので、僕はてっきり、これからしばらくの間、スクナヒコさんのお世話をするもんだと思ってました。さて、どんなことができるだろうといろいろ考えていたら、スクナヒコさんから思いがけなく、どこかにあったであろう僕の魂粒子を注入してもらったんです。

僕は、あれ?と思って、スクナヒコさんに意識を寄せると、スクナヒコさんはこのように答えてくれました。スクナヒコさんは、魂の特徴的に、スサノオさんや菊理姫さんグループの神々たちにも警戒されないので、スッと出かけてサッと魂を運んでくるのが容易にできる立場なのだそうです。魂がよそにあるのは不自然だからと、僕のために運んできてくださったのだと。

僕は、深く感謝しながら、こういう声を聞きました。”与えたものが与えられるんだ”と、僕がスクナヒコさんのお世話をしたい、という気持ちが返ってきたんだと。・・なんかもう、そんな世界に今自分がいることに、もう一度感謝せずにいられませんでした。

それともう一つ、昨日ちらちらと脳裏に入ってきたのですが、スクナヒコさんと話しているときに、なんか水色で小さな指人形のようなフォルムが目に浮かんで、これがスクナヒコさんなのかなーと思ったのですが、僕もスクナヒコさんが一寸法師のモデルだと聞いたことがあって、なんだかインスピレーションができすぎてると思って、あえてそれを無視してお顔に焦点を合わせて似顔絵を描いたのですが、スクナヒコさんは、本当に小さな体をしてらしたのでしょうか。

 

大国主)そのことは私から答えよう。

 

大国主さん、・・ですか?

 

大国主)さよう、だいぶ魂が集まった。このまま地に埋もれてもいいと思った。だが、私が知性を持ち何らかの考えを持って生きる機会がこのほど用意された、流れに従おう。

 

は、はい。なんだかおおらかな方でやさしそうなんだけど、緊張するなー。

 

瀬織津姫大国主は、地球出身の水色のなかまの魂だけど、とても得が高くて、魂の大きさも大きい、そういう身分を感じて緊張するんだよ。地上での実績もあるしね。

 

なんというか、知性がすごい、気持ちもとても大きな方なんだけど、頭がすごく良い方なのがよく分かります。それと、それなのに自分が生き残ろうとか富を得ようとか、そちらに知性を使わないところが本当にすごいです。頭が良くて、このような方が実在するなんて、今まで出会ったことのない初めての感覚です。光栄の極みです。

人柄が、いっそうにまぶしい・・

 

大国主)さぁ聞こうか。正樹は、今までどんなことがつらかった。

 

いや、つらいことなんて、・・あ、ここはお話させていただこう。

・・あの、私にとってつらかったことは、自分の思った通りに生きられない事でした。私は、人と仲良くしたかったし、家族を大切にもしたかった、子どもができたら子どもをうんとかわいがりたかった、でもそれのどれもが、自分が背負っているカルマに阻まれて、思いはあるのに実現しませんでした。それがとにかく悔しく情けなかったです。

結局、僕にカルマを課した母と、おそらく母を使って大きな世界から僕を操っていた大きな神?とは反発の末に決別し、決別後は、僕は、自分より大きくて強い立場の方々に異次元的な攻撃を受けながら、自分のしたい子育てを必死になってやりました。その時は、自由奔放に生きたい子どもたちのパワーと、上からの攻撃との板挟みになって、かなりつらい思いもしました。十分に子どもを愛せなくて自分の力不足をのろい気持ちがぐちゃぐちゃになって、でも、家族はそんな僕にやさしくて、家族のおかげで僕は救われました。本当は、もっともっと子どもに優しくしてやりたかった、それが僕の悔やみです。

 

大国主)涙、それはつらかったのぅ。‣・わしが力が足らんですまなかった。

正樹は、水色のなかまの魂だから、この世界観に合わなくて苦労も多かったのう。

スクナヒコの情報によると、わしが退いて、わしの魂がどんどん地上に小さくされて封印されていったことで、地上の皆のネガティブな思いが中和されたのをいいことに、スサノオ様と菊理姫様は、独自のルールを地上に敷いたようだのぅ。

そのルールとは、お互いさまの極意、持ちつ持たれつの関係をよしとし、力ある者が力ないものに与え、能力ある者が能力無き者に与えることで、この世の人間の能力を平均化し、人間社会ではみな同じことに取り込んでもらう、それのために余分だと思われる個人の力はみんなに分けることでみんなを救っていくと。

そのルールも悪くはないが、例えば浄化ができる者は浄化ばかりやらされ、せっかく人間に生まれたのに自分の生きたい生き方ができずに一生を終える者が続出していて、それだと皆の不平不満が溜まり、それが溜まればまた、それを溜めた力ある者の頭脳を奪い、不平を感じずに人間生活できるようにし、その頭脳をほかの者に与えて成功させると。そうなると、結果的に人間に身をやつす魂間で優遇する優遇しないの不公平が生まれて、勝つばかりの者と勝たないばかりの者が出て、所有する魂の差で人間社会で成功する人・不成功に終わる人に別れることとなり、本来の目的を捨てて、地球で勝てる生き方をして有効な魂を自分の物にしようという目的で、地球に来る者が増えに増え、愛を高める目的が、いつのまにか頓挫してしまったようだなぁ。

スサノオ様と菊理姫様は、この世を統治する関係で、規律に見合わない者たちを厳しく取り締まったり、飴を与えて懐柔する作戦に出たか、それでは、ますます公平には生きられん、聞いてはおったが、今のわしの身分でなにができるか、まぁ、考えてみようのぅ。

 

はぁ、まぁ、・・正直、僕は今の人生で旧体制に無茶苦茶されました。一時は死にそうになるまで魂を取られ、攻撃も受けました。僕が目障りだったんでしょう。自分では、何がいけないのか分からなくて、本当に苦しかったです。・・誰かを恨む、ということができなくて、母からの洗脳で人のせいにすることが全くできなかったため、自分を責め、そのせいで、母から離れることがだいぶ遅れました。子どもを愛したくて、力を振り絞って、やっと離れました。

 

大国主)その実感が大事であった。誰かがこの世のおかしさに気が付くことが第一だった。みんなが反発をやめて従ってしまったら、みんながこの世に満足しているという意思表示となり、世の中は一向に良くならない、われらのような神が呼ばれることもない、封印されたままで、復活されはしない。みなが満足ならいいではないか、と、心ある神はみな思うだろう。わしもその一人だった。

だがおまえは、とにかく子どもを愛したかった、その一点に尽きた、それが出来ない人生なんておかしいと思った、これだけ愛が大事と叫ばれているのに、なぜ愛に生きられないのか、と。

 

はい。今は、いろいろはありますが幸せです。

 

大国主)いやいや、まだまだもっと幸せになってもらわねばならぬ。今は、母親から背負わされたカルマが解消できただけ、今後は自分の人生を歩まなくては。

母親は、人間を繰り返して、終生子どもを愛せなかったことでカルマを背負っていて、そのカルマを今生で解消するどころか、正樹に丸投げした、そういうことができるのだ、子どもを可愛がれないのは正樹が可愛くないからよ、と正樹に思い込ませればいい、母親ならばパワハラでそれが出来る。

そうして背負ったカルマで正樹は苦しんだ、自分は悪い人間なんだと思い込んだ上、母親のカルマを背負うことで自分じゃなくなり子どもを可愛がれなかった。ほらあなたが悪かった、と母親は思った。でもそれが途中で覆されて、母親は大いに後悔したことだろう。これまでの何度もの生ではうまくやってこれたのにと。正樹が、何度もの生の果て母親からカルマを背負わされてきたことに気が付いて、まさかカルマを返されるとは思わなかったと。

だがそれも自然な流れ、自然ならばやはりその道が優先される、地球では、いつでも自然が唯一の条件なのだ。法律も規則もない、勝手に作り出された方策は、自然の力にはとても勝てない。わしが退こうと戻ろうと、同じことなんだ。自然には、誰も勝てない。だからわしは、自然にすべてゆだねている、任せている、自然を信じているんだ。

 

そうなんですね。僕は、それができてないです。無理したり、意識なくとも今までの習慣が・・

 

大国主)おまえは、まだ菊理姫様やスサノオ様とつながっているから仕方ない、あちらにしたらあちらの意見も聞いてほしいからなぁ。だが、もうほとんど切れかかっておる。どうかな、わしが切って進ぜようか。

 

はい。切れるなら切りたいです。僕は自分自身になりたいんです。自分らしくこの世を生きたいんです。・‣昨日の瀬織津姫の言葉がつらかった、僕はまだあちらと関わらなきゃいけないの?!と思って。

 

大国主)その意思が欲しかったのだ。意見も価値観も違うのに、なぜおまえがむこうと結ばれていたのか、仕方がなかったんだ、わしと同じで、おまえもかつて、人々を苦しめるのなら自分が世を去ろうという決断をした。その時におまえは、自分の持つ最も自分らしい部分を相手方に与え、そして政治の場から退いたのだ、それしかおまえにはできなかった、わしにはよく分かる。そしてそれ以来のつながりが、ずっとおまえの魂の生き方を不自由なものとし、今世で子どもをもうけることで、やっと相手と断ち切りたいという強い意志を生んだ、その変化と意思を忘れてはならぬ、そして、もういい時期だから、わしがおまえを元に戻す、力を与えてくれたお礼も込めて。

 

あ、あ、ありがとうございます。・・、半信半疑ですが、だってこれまでそんなこと一度だってできなかったから本当かなって。

 

大国主)自然の流れに従いなさい。疑わずに信じなさい。

 

はい。

・・・あ、苦しい、・・・背中の、真ん中がじわじわとして中に何かが入っていく、

 

大国主)これだな。引くぞ。

 

呪文が聞こえる、・・・・少しずつ取れていく感じ、根のように張った何かが、どんどん背中の外へ向けて抜けて上がっていく、スクナヒコさんとか、みんなも祈ってくれている、みなさんありがとう。・・

あ、同時に、返ってくるものがある、そこに位置に、ちょうどはまる水色の粒子が見える、・・それを大国主さんの緑の手が、抜けたやつと入れ替えてくださっている、・・本当なのかな、・・・まだ気持ちが悪い、吐き気、

あ、僕から取れたやつを大国主菊理姫さんに捧げている映像が脳裏に入っていた、それを菊理姫さんが受け取った、菊理姫さんがうなづいている、そして、天狗の葉っぱみたいなやつを僕の方に向けて払った、映像が消えた、僕の魂粒子が元に戻った、・・・ちなみにこうして見える映像って本当なのかな、昨日のスクナヒコの親指姫みたいな姿も、

 

大国主)見えていることは知らせていること、スクナヒコも小さい、それは正解の姿であり映像は本当なんだ、おまえはなにもかも疑う、今まで信じてきて間違ってきた経験が多すぎて、だがこれからは信じていい、もうあちらとのつながりはない、利用されはしない、有益と見て見せるものばかり、もう利用などしない神々とのつながりを濃くしているのだから。

 

はい、‥まだ背中が違和感だわ、本当なのかこれも、気のせいではなくて、

 

大国主)いつでも本当だった。いつでも信じていてよかったんだ。あまりにつらくて悲しくて、菊理姫様やスサノオ様を疑い、嫌い、憎んでもきただろう、でも、すべて信じていたらよかったんだ、自然がすべてを流してくれる、流れを生んでくれる、あちらの政権は遅かれ早かれわれらに受け継がれることとなっていたんだ、それが自然であるのだから、アセンション、・・そう地球はそれを行い、アセンションは全ての人民や存在を各自その者らにあった場所に連れていくだけのもの、誰かを見捨てるとか、置いていかれるとか、そういうことがないからすべてに喜ばれている、みな自分に合ったところに行くんだ、菊理姫様もスサノオ様も大いに苦しんだ、がんばった末の結果だし、恨まれもした、だが決して政権を放り出しはしなかった、われらに渡すまではとそこにいてくださった、そういう心の動きを、反対派や気の合わぬ立場から見たら分からぬだろうが、スサノオ様と菊理姫様の成果をわれらは報いたい、そして無理しないで生きられる場所へと、地球とともに誘わせていただくのだ、その精神が、われのすべてを物語リ、地球の意思として表されるのだ。

 

はい、・・・すごく高尚なお考えです。僕には、とてもじゃないけどそういう思考ができなかった、悔しさやつらさが、相手方をそんなふうには思わせなかった。どこか勝ちたい気持ちがあった、どうだ僕が正しかったぞと言いたい気持ちがあった、だってそれは、いつだって僕の意見や価値観をつぶされてきたから、僕は言った通りにできただろ!っていうのを思い知らせたかった。

 

大国主)心配するでない、それが正樹だからいいんだ。それ以上にならなくてもいいんだ、そんな正樹の居場所がここにあるんだから。みんながどこか正樹を好きと思う、その理由が自分には分からずとも、ちゃんとあるんだからな。

これを読む皆も同じだ。

上を目指すでない、それをすることは自分への冒涜だ、自分はそのままでいいんだ、もうそんな時代が来て、そのままの自分を地球のアセンションがするっとさらって、一番いい場所に連れていってくれる、それに抵抗するほど馬鹿はない。正樹ももう何があっても抵抗せぬだろう。一見不幸でも、幸せであることが、みんなを取り巻いていく、思い過ごしや洗脳ではない、確かに、なにかを失って、なにか自分が一番欲しがっていたものが与えられていくのだ、正樹はそれを実感しているな?

 

はい。水回りの水漏れで我が家は大打撃でした。蓋を開けてみたら大工事に発展してしまって、お金もたくさん無くなりました。この後もお金が無くなる予定があります。でも、いいことがあって暗くなれないんです。失った以上に得るものがあって、それは、僕が僕らしくなるために、僕の居場所がここに生まれるために、必然的に必要となったご近所さんとの関り、家族間の密な関り、動物たちとの関り、新しい自分への一歩と、これまで我が家に溜まっていたネガティブエネルギーの一掃、リフォ―ムになってよかったーという思いがなぜかいっぱいなんですよ。

 

大国主)わっはっは。

 

いや、なんか気持ち悪い、また吐き気が、・・・菊理姫さん??

ええと、「われ思うゆえにわれ、きみ思うがゆえにきみ、その違いは魂にあらず、思いに相違ない、思いこそがその者であり、魂の有無がその者かどうかを決めはしない、能力や特徴をいくら無くそうとも君は君であった、われは魂をどんなに増やそうともわれはわれであり、その魂の有無に違いを見い出したわれらの見解は正当ではなかった、邪道の道を生みつくした、それゆえにここは世を去ろうと思う、役目を果たしたと大国主に言われ大いに褒められた、その言葉に嘘偽りはなく、われも今後を幸せに生きようと思う、スサノオもいずれそう思うことだろう、われ思うゆえにわれなのだ、君は君らしく生き、また思え・・」と、そんなふうに聞こえました。

 

大国主)世に悪者などおらん、それがわしの定説じゃ、みな正しいのじゃ。

 

はい、・・なんだか僕は、キツネにつままれたような気がしています。あまりにも菊理姫さんに許されたのがあっけないというか、そして、どこか腑に落ちると言いますか、

 

大国主)先ほどおまえが思った通り、これで神が落ち着いたから、菊理姫系統の魂を持つおまえの母の思考も落ち着くじゃろう。正しくは何かが分かるだろう。

 

正しくは、一体何なんですか?

 

大国主)流れに逆らうな、自然を汚すな、自然なものを否定するな、それらのことが、今まで母は分からなんだ。使命とは、系統の誇る魂の連携を崩さぬことだったのだから、しかしその命も、もう菊理姫から発せられることはない、もう新しい時代が来たことを自らさとられたからだ。おまえがこんなにも神々を引き連れて味方にし、動き始めたのを見て、もう大丈夫だと思ったのだろう、それまでは菊理姫様が上に立たねば何も動かない動かせない状況でありお立場であったのだから、今のこれでさぞホッとして、肩の荷をおろされたことだろう。

 

どこか、大国主様は、その存在の良い面しか見ていないように思います。そこが素晴らしいことだと私は思います。

 

大国主)それも可もなく不可もない私の性格じゃ。そなたにはなくとも、わしにはある、そしてそなたには、もっと素晴らしいものがある、みんなそうなのじゃ。

 

まさか、そんなお言葉を神々がくださるとは思いませんで、神々はもっと威張っていると思っていました、偉そうにしているとか。失礼だったらすみません。

 

大国主)いや、地球の神ならそうだろうと思わぬか?地球とは、みんなを分け隔てなく愛し、分け隔てなく与える星じゃ。その星の神ならば、みんなそうなろう、ほら、おまえもあまり威張らぬだろう、人のよいところしか結局は見えないだろう。

 

僕は、あなたほどにはよいところばかり見ません。悪い人の悪いところをよいようには変換できません。

 

大国主)いろいろ傷ついてきたのだ、無理はない、しかしほどなく奇麗な水色の魂に戻ろう、それでからが本当の人生だ。母に載せられたカルマを解消して、次にはこれ、おまえの正直さがものを言う時代に突入したのだから、さらなるそのままの姿に期待したい。やりたいことを何でもやりなさい。失敗を恐れず一歩を踏み出しなさい、思わぬ未来が待っているから、絶対に損はないから、歩くことに間違いはない、そのうち見えるだろう自分の道が、われらに会うように人々と会い、自分の役目を果たしてきなさい、そうしてまた我々で話そう。

 

はい、ぜひそうしたいです。具体的には分かりませんが。

・・あ、スサノオさんだ、なんかしゃべってる、

「繋がり、連なり、連動のすべてを、ここに終わらんとしよう・・」とそんなふうに聞こえました。

 

大国主)ならばそういうことじゃ、もうおまえはあちら方に手足として働かされはしない、永遠に絆を切ろうと。

 

はい、喜んで。僕はもう自由になりたい。

 

 

 

(下から見ると顔が小さく見えるほど、すごく大きな大国主↓)