水色のなかま

このブログはフィクションです。物語の設定は主人公の紹介をご覧ください。

第13章 地上で生きる道 ⑯僕の道、子を愛する親の道

僕が、ここ(現実世界)に生き、自分の一番の役目と自覚があったのは、子どもを守り育てることだった。

体の中に、自分の生きるすべの魂が少なくて、その分、人のカルマを抱えていたせいで、僕は、一番したかった自分なりの子育てができず、引きこもりの我が子は、僕から世間一般的な教育や接し方しか受けられずに、薬を飲んで自殺未遂したことがある。

我が子をそうさせたその頃の僕は、僕の母にそっくりだった。

そこから、僕は、母との交流を断ち、母と離れてみると、僕の生家の異常さ、母の僕に対する態度の異常さ、母の価値観の異常さに気づき、それらに未だ縛られながらも、なんとか自分の価値観のもとに生き、自分のしたい子育てを一つ一つしていくことを実行し、これまで一歩一歩、1日ずつ、歩いてきた。

今思えば、そのことが、自分が持たされていた母や他者のカルマを返し、母や他者に貸していた自分の魂を少しずつ取り戻すことにつながっていた。

そして今、ようやく、僕自身の魂が僕の中に満ちてきたことで、『足りない我が子にこれを教育しなければ』、という感情が自分の中になくなり、我が子が可愛いと、ただ愛しいと、昨日はそんな感情に浸れて、僕は実に幸せだった。

引きこもりの我が子も、この頃は僕に心を開き、家事を自ら楽しそうに手伝い、兄弟たちとわいわい遊んだりしていて、自分がお父さんに似ていると、昨日は、そんな話を嬉しそうにしてくれた。

ただ、昨日、ちょっと気になったことがあった。

僕が、引きこもりの我が子に家事を頼んだ時、うーん、と考えた後、我が子が腹痛になり、我が子は、市販の鎮痛剤を飲んで、腹痛が治った後に家事を行なっていた。そのあとは元気だったのだが、僕は、その時の腹痛を、異次元存在の作用だと感じていた。

我が子も、この痛みはお腹の具合というより腹部全体が痛いので、胃腸薬よりも鎮痛剤だと、痛みの種類をどこか分かっているようだった。そして僕は、我が子の、僕の要望をすぐきくことに対する少しの躊躇を、異次元存在が、嫌ならいう事を聞くなと痛みを与え、我が子の自由を奪っているように感じられたんだ。

僕はその時、異次元存在に、「今すぐ手伝いをやることに少しは躊躇していた我が子だったが、そこまで手伝いを嫌だとは感じていないのに、我が子の気持ちに反して行動を制限してくるのは、異次元の存在として、我が子を守る役目でそこにいるのなら、ちょっとおかしくないかな。」、と訴えた。それと、異次元存在を観察し、僕からエネルギーを取るために我が子をコントロールしているのか、そういったエネルギーの流れがあるか、異次元存在にそういう感情があるのか確かめ、どこかそういう部分を感じたため、「そういった目的でこの子の行動をコントロールし続けるのであれば、この子の幸せはどうなる、この子はずっと自分の意思を持てないのか、現実世界で経験も成長もできないのか、この子の今後のことを考えているのか?」と、そのように話したのだ。

確かに、以前、一時期の僕は、僕らしくなかった。だから、我が子が僕の言う通りにならないよう、我が子の気持ちを尊重する異次元存在がついててくれることは、僕にはありがたかった。でも今は、我が子についている異次元存在に、我が子を守るとは別の意味での理由を感じたので、僕の魂が元通りになってきていて、現実世界で我が子と僕の関係がよくなっているのに、今後も我が子は異次元存在に縛られ続けるのかな、と思うと、なんだかな〜、と、がっかりした気持ちになったんだ。

 

◯◯家守り人)分かっていた、お前が元通りになるまでと思ってこの子を守っていた。この子がお前により気持ちをズタズタにされた理由も分かっていた。お前の魂が、お前の魂ではなくなっていて、この子の尊厳を守るために生きてるはずのお前が、この子を傷つけ教育し、別のものへと変えようとしていたのを我らが阻止した。この子は、お前に従順な魂、今は、お前をすいておる、信じてもおる、そろそろ潮時かもしれぬ。

ただし、他の異次元存在にも注意せよ、我らはただ、お前からのエネルギーをこの子に注げと、エネルギーを奪うでなく注ぐようになれと、そういう意味でこの子をコントロールしお前からエネルギーを奪わせてきた。確かにそのエネルギーで我らの異次元組織は保っていたが、我らは元々この子を守るための存在、この子の幸せを思うそなたの心には負けてしまう、ここに大義がなければかってはできぬ、確かに、それの一辺倒ではこの子の現実世界での幸せは望めない、いつまで経っても人からエネルギーを奪うままでいたら、誰も寄りつかない、そう、それは、この子の叔父のトムがそうなっているように。

(↓トム君についての記事)

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・・・ちなみにトムは、お前の力を持ち、他の異次元存在を従え芸術の道にいそしんできた過去があり、いつまでもそれが可能だと思っており、現実的な性格がもはや修復不可能、異次元存在らが正樹を馬鹿にせよと下にみよと囁き、もっと正樹から奪えとインスピレーションを与えるので、現実での性格と一致して、そうなっている有様、・・・お前が我が子をトムのようにしたくない気持ちがよーく分かる、確かに、我らは間違っていたことを続けてきたのかも知れぬ。トムは、今はもうお前の魂を使えぬのに、未だ、現実の彼の性格が、お前や兄弟らを下に見よと囁く異次元存在と離れられない、完全一致で同化している。

しかし、お前の子は違う、我らの与えた腹痛に対して、薬を飲んでお前と共に暮らす方を選んだ、兄弟らと共に楽しく過ごす道を選んだ、それでもう、答えはでとる、それを望む者に、我らはもう太刀打ちできん、いずれ正しき守りがここに入るだろう、その守りは、そなたの手のものかもしれぬ、我らとしては、いつまでもそなたのそばのこの子を自由にできる立場を手放すは惜しいのだが、この子の幸せを考えたら、・・そうだなー、守り人としてはやはり、この子の幸せを第一考えてやることが大事なのかもと、・・一片の兵として、組織を守ってもきたが、この子の幸せかー、・・確かに、それを思う方が清々しい、・・守り人は、つく者の幸せを思いそばにいる、・・それが、唯一、正しいのかも知れぬなー、

 

ならば、その気持ちのままでここにいたらいいじゃないですか、そうしたら万事・・

 

◯◯家の守り人)いや、そうもいかぬのだ。組織には組織のしきたりがある。組織の者が、上の命令に従わぬなどはあり得ぬ、組織員とはそういうもの、ここを去る時が来たようだ、組織としては、いつまでもこの子をコントロールすることで、地に生きる者と繋がり、地球近くの者として影響力を持ちたくもいたのだが、そのために闇とも契約し今に至り、・・でも、もうこの子は愛の中にいる、いつまでも我らが手出しできぬ、もうそなたに乗っているのだから、我らまでそなたには乗れずに、そなたの世界には、我らは入れぬのだから、この子からは去ろう、もうこの子はあなたの中で生き、大丈夫なのだからな。

 

(↓光と闇の異次元組織について)

mizuirononaka.hatenadiary.jp

 

 

瀬織津姫)家族は、皆一緒、あなたが地上に世界を作った、そこならば、この子は地上に降りれるの。

 

分かる、それの意味、・・僕、独自に常識作ろうと思って、人の価値観を直そうとするんじゃなくてね、勝手にやってみたんだ、僕が好きなものを僕が守るだけ、人の価値観に沿うでなくて、僕が守りたいから守る、僕が好きだから好く、人間への判断もそう、我が子らをみた時、みんな可愛いし愛しい、世間の評価でなく僕の評価で子供らを見る、すると、すごくいい子で面白いじゃないか〜と思って、じゃあそんな子どもらとどう過ごそうか、何かを教える時どう話そうか、一緒に何をしようか、と考える、それがすごく楽しくてね。直すとこなんかないよ、って。ただただ個性が輝いて、世間には通用しなくてもいい、全然いい、こんなに可愛くて面白いんだから、って。

 

瀬織津姫)それが、あなたの作った世界、あなたがその自分で地上に降りてるの、だから子供らも、その世界ならば降りれるの、意味わかるかな?

 

うーん、よく分からないけど、家庭では、世間とは違う独自の価値観でもいいんじゃないかなって思う、世間に合わせようとして疲れない分、子どもらののんきさや優しさに笑って、僕はゆったりと幸せ感じてる、家庭が面白くて楽しい、親がそうなら子もそうだろうって。

 

瀬織津姫)そう、それが全て、言いたいこと。

 

 

 

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※その後、体が重くて、しばらくして、闇の存在が僕にこう言った。

 

闇1)ここに我らが預かる正樹の子供らの魂がある、契約で渡されたものだ、光の組織が正樹らをコントロールしなくなった暁には、これを持つ者の真価が問われる、これを持つにふさわしい者かそうでないか、持っていれば、それ相応の立場に押し上げられ苦労をさせられる、こういうものは持たない方がいい、

人の魂は役に立つようで本人以外は苦労の賜物、その通りにできぬ資質では魂を生かせず、責任ばかりがまとい、そこから逃げる毎日、言い訳と他への責任のなすりつけと、あとはいじめによりカルマを増やしながらエネルギーを得る方法のみ、

そんな苦労を我らはしたいとは思わず、ここにお返ししたい、お前の手から戻しなさい、愛になれば真価は問われない、愛になって判断さえすれば我らは誰にも咎められない、それが、光も闇も共通の道、愛の魂さえ持っていればいいでないことは、この度重々分かった、浄化も新たなエネルギーももらえぬでは他者の魂ほど邪魔なものはない、

瀬織津姫大国主らの持てるエネルギーが、結局は我らを救うことはなかったのだ、(彼らを)いじめた分のカルマは受けねばなるまい、その責任を、菊理姫には大いにとってもらう、我らに嘘を教えた責任を、正樹が何度も転生し訴えたことが正しかったのに、それを武力で間違いだとしてきた責任を、今になって正しさがやっと分かり、しかし今となっては取り返しがつかなくなった状態になっている責任を、全ては正樹や瀬織津姫が悪いとし、自らを正してこなかった責任を、今後取っていただく、

闇は、もう、光の臣下には立たぬ、独立したものとして今後はあるべきと決断した。闇は、うすうす光の落し種である菊理姫の嘘を見破っていた、光の上役より早く、地球で気付いていた、その(われら自身の)能力を信じることにする。闇からは以上だ。

 

あ、魂だ、ありがとう。

では、子供らに、全部入れるよ。

 

闇1)そうするが良いぞ。

 

はい。

 

僕が、子供らに魂を入れると、引きこもりの我が子の魂は、すごく活力のある白い魂で、丸がいくつもボールが飛び跳ねるように順に循環し、飛び上がっては戻りの繰り返しの末、体の中央にそれが結びつき、すこし静かになった、そんな状態、

またもう一人紹介すると、娘の魂は、水色で川のせせらぎと共にあり、異次元的にその魂を現実の娘のそばに持って行くと、娘がいい減的には川に寝ているように見え、そのまま、水色の川が娘の体に染み込んでいったように見えた。その後はせせらぎだけが聞こえてて、そんな状態。

我が子だけでなく、今まで僕自身が、何かに抑えられてて(コントロールされていて)自分らしく行動し得ない日々もあったが、そうなりながらも、自分らしくできること、一個でも二個でもと、繰り返してきて、今に至っている。

今日、子供らの魂を返してもらえたことが今後どうあっても、僕は繰り返すだけだ、1日に、一個でも二個でもいいから、自分らしくと。

 

(↓人間の行動をコントロール支配する異次元組織について)

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