水色のなかま

このブログはフィクションです。物語の設定は主人公の紹介をご覧ください。

第11章 瀬織津姫が再び僕のところに現れる⑤大国主「自分らしくあれ」(・・だからそれはどうやって?)

(以下が、瀬織津姫等の存在かどうかは、みなさんの判断にお任せいたします。)

 

前回の、クニトコタチさんと関わって異次元の仕事をし、調子を崩していた僕は、今いろいろな映画(サブスク)を見せられてました。

(↓ネタバレがあるので注意してください)

その一つが、『シックスセンス』、霊感を持った少年が、自分だけに見える幽霊との関わり方に悩み、それを主人公が助けるストーリー。

二つ目が、『私時々レッサーパンダ』、自分の内なる個性である大きな力を封印して暮らすか、人間生活に生かしてそのままの自分で生きるか、考えさせられるストーリー。

 

僕は、これらの映画を観た後、異次元の存在?に、”霊感を持って悩んでいる人の支えになってやりなさい、自分の持つ力を封じて人と合わせるでなく、その力を現実世界の暮らしに生かしなさい”、とアドバイスを受けた気分になった。

僕も、映画のように、現実で自分の力を生かして人助けができたらな~、と思ったけど、僕の場合は、『これができる』と明言しずらくて、なかなかできそうもない。

 

瀬織津姫)悩んでいるところごめんね。そんなこと言ってる場合じゃないよ、どんどん順に助けていってもらわないと困る。

 

異次元では、そりゃいろいろやってるよ、体調も崩しながら、人知れずね。

 

瀬織津姫)あんたの体の奥にある、大きな一個の結び目、分かる?

 

何度も見せられてたやつね。でも、それの封印解いたら、僕は、大きな力が自分じゃ制御できなくなる、そんな気がしてこわいんだ。 昨日から、躊躇してるとこ、人間じゃなくなるのがこわい。

 

瀬織津姫)無理にとは言わない、でも、それ解かないと、あんた自分になれない、封印は、あんたの母親がきつく硬く、あんたの力を封じるために、あんたの力も一緒に使って作ったんだ、で、あんたの半生は、全部母親の思い通り、力も取られ、吸い取られ、いいとこなしの人生をカルマを与えて作られた、だれかに逆らうことも封じられた、自分らしさも否定され、そのままの自分の道を歩くことなど不可能な状態を与えられた、そのあんたが、自分の封印を解いたなら、同じような者を助けていける、そうして、地球の力(りき)となり、平和な道を力強く歩める面々が、ますます増えて現実を闊歩し始める、その道は、みんなにとって怖いだろう、否定されてきた分、勇気も持てないだろう、そうしたみんなの後押しを、君にやってもらいたいんだ、どうだ、考え直してくれないか、こわがるあんたがまず道を行けば、みんなついてくるんだから。大丈夫だよ、と安心させてあげて欲しい、君は、十分強いから。

 

言いたいことは分かるよ。でもね、僕は、自分のはやるとしても、人には異次元処置をしないよ、人様の人生を責任持てないから。人の後押しや、みんながついてくるって言ったって、人様の人生は、その人が僕に責任を持ってもらうんじゃなく、自分の責任で歩くことなんだから、滅多なアドバイスもできないしさ、たとえ精魂込めて言葉を発したとしても、それでうまくいかなかったら、全部僕のせいにされて、僕はうそつきであり詐欺師だと、そういうレッテルを張られかねない。僕の気持ちも分かってね。

 

瀬織津姫)それは分かってる、人の人生はその人が作るもんだって。ただ、正樹には、正樹が決断した、自分らしさを受け入れた、とその姿をここに示してほしいだけ。

 

それも、人のために、では、僕もだめだよね。自分がそうしたくてしなくちゃ。

 

瀬織津姫)そこのところはどうなわけ?

 

だから、これ以上の苦労が嫌だな~と正直思うよ。この先もっと異次元的になったら、いよいよ現実の世界で就職ができない、そうなると、生活が困るんだよ。貯蓄が減る一方でさ。

 

瀬織津姫)なぜそう決めつける? 封印は、もう取られたがっているのに。時期が来ているのに。

 

全ては、生活のためだよ。生活できなきゃ、無茶もできない。僕には、子どもを守る義務があるんだ。ごめんね、力になれなくて。

 

瀬織津姫)また現実に逃げてる。

 

じゃあ聞くけど、異次元ってなに?

映画でも、霊感がある少年は精神病扱いされていた、僕は、精神病で施設にいる人をそう思わなかったけど、異次元の話をして僕が精神病と思われたら、僕には立つ瀬がないよ。

霊感がある人を少しでも助けたいと思い、施設で介護士をしたが、誰にも理解されなかった。第一、説明なんかできなかった、本当は病気じゃなくて霊感だよ、とは言えなかった。みんなたくさんの薬を飲んでいたし、薬を飲めば治ると思ってて、そんな利用者さんに、僕から見えることなど説明できなかった。

 

猿田彦)もう間に合わない、正樹だよりだったが、瀬織津姫にも協力いただいたが、もう堰(せき)を切って流れ出ている、世間は、現実は、波に飲み込まれるしかない、正樹は、こっそりと自らの封印を解き、人にはそれを知らせずに、困る者らがいることなどは眼中になく、皆を見捨てるつもりか、そう言われて、苦しくはないか?!


(↓ 以前話した猿田彦

mizuirononaka.hatenadiary.jp

 

なにが起こっているんですか?、妙に慌ただしいけど。

 

猿田彦)・・・やはり、説得はできぬのか。

 

なにがなんだか、さっぱり分からない。

 

大国主)心配せずともよいよ、正樹。

 

大国主さん・・?


(↓ 以前話した大国主

mizuirononaka.hatenadiary.jp

 

 

大国主)こういうことは、焦るが肝心ではない、焦っては、できることもできなくなってしまう。われは、何も心配していない。何が起こっても、平穏じゃ。笑

 

猿田彦さんはともかく、瀬織津姫まで妙に焦っているから、何事かと思いましたよ。

 

大国主)広く世界を見た時に、正樹は地球の現実になじんで朴訥な人間だから、自分の立場が異次元においては大きいことに気が付かないで、現実でも身を縮め、人の道を外さず謙虚に生きようと努めているのだが、もう力の大きさは歴然なり、そのままの自分で現実でも生きてみようとは思わぬかな?

 

自分の封印を解けば、そうなるんですかね。

 

大国主)さよう。解いてみねば分からぬが、いかにも窮屈そうに現実を生きているおまえを見ていると、解いた方がいいのでは?、と勧めたくもなる。

 

う~ん、・・確かにそういう一面もあります。僕の持つ真実を、もっと自信に満ちて表現したい、と言いますか、僕の選ぶ自分の生き方に自信を持ちたい、というか、人様をとやかく言う気はないのですが、僕の思う楽しい生き方に、罪悪感を持たないでいたいな、って。 どうしても、人の目を気にしちゃって、楽しんじゃいけないんじゃないかとか、楽しそうに見えないように、とか考えちゃう。いや、楽してるわけでなく、自分の道は苦労があっても楽しいと、そういう意味での楽しいなのですがね。

 

大国主)もう封印という鎧を脱いだらどうかな?

 

封印が、僕の現実での立ち位置を、守ってもいた。でも、今は、それが窮屈、・・

 

大国主)本当の意味での親離れを、そろそろしてみてはいかがかな。

 

結果、正樹が自分に課された封印を解けば、その封印を施した正樹の母の、あずかり知らぬ正樹がここに出現する。その正樹が、自分のコントロール下に置けない正樹がこの世に作り出されることが、母はこわいのじゃ。こわがっているのは、正樹でなく、母の気持ちのほうなのじゃ。その恐怖心が、正樹をずっと縛ってきたのじゃ。解いてみれば、そんなに大げさなことにはなるまいぞ、力の強い正樹をも、我は見てみたいがの。

我の心の中は、なにがあっても平穏で、平和じゃ。

 

覚醒反応がこわいな~・・寝たきりになるかも。

 

じゃ、解けるところまで解いてみるよ。

ええと、この結び目なに?、黒いのがいっぱいついてる、黒いコールタールみたいなのの中に、結び目がある、・・これ、僕の魂と母の魂を結ぶ、古い絆かもしれない。

もっと見るよ、・・なんでこんなところが見えるんだろう、結び目が作られた背景?、赤い夕焼け空に、黒い影を伸ばす大地の建物たち、異様な感じに赤い世界で、黒く湿ったような空気感で。

そこで、僕は、母と、魂を結んだ、ある種の契約だった。僕が地上に(現実の世界に)降りて暮らす代わりに、母の活動を助けると、母は、自分の想定外の行動を僕が取らないように、僕の魂の一部を封印した、僕の能力の要を伏せて、腰砕けの自分で、現実を生きなさいと告げられた、そうでなければ、この契約はなしとする、と。

僕は、この契約が、自分の力で破棄できることを知っていたから、それでいいと答え、されるに身を任せた、しかし、母もそれを知っており、僕の思う以上の魂を僕から奪い、契約が破棄できるくらいの力を残すことなく、二重三重に封印したんだ。

しかしその封印も、時の流れとともに徐々に魂が漏れ、だいぶ力を取り戻した僕は、母との契約を破棄できる力を持ち、今ここにいるわけだ。・・そんな話が、今頭に入ってきたところ。

それで、この封印は簡単に取れるんだ、スイッチ押すだけ、いちにのさん!、で、結び目はバラバラ、中にあったのが、

・・これ、黄金?、金色に光る玉、‥あまり金色って信用してない、いかにもきらびやかですごそうな感じだから、‥でもよく見てみよう。

・・ええと、黄金じゃなくなっていく、欲を感知するために黄金だった、欲には反応しないようになってた、

ええと、そっから水色の手足がタコみたいに伸び始めてて、くるくると風車のように回ってる、たくさんの長い触手が出てて、くるくる回ってて、最初の玉より、すごくでかくなってて、動きもすごくて、それが、なんか僕の背中の中に入ってくる、

異次元から、僕の背中に、渦になって、最後には筋になって、背中の真ん中から入ってくる、・・もう筆記はここまででいいかな、僕お昼ご飯作らなきゃ。

 

 

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(昼食後)

 

家族とお昼ご飯を食べて、引きこもりの我が子も完食、僕も完食、僕の体調は、覚醒反応と言うほどではないけど、すごく眠くなってきた。

 

大国主)封印、解けたな、これでいい。明日には、違う自分を認めなさい。

これでいい、これでいい。・・

 

わけが分からないけど、とりあえず寝ます。

 

 

 

(↓ 僕の作った焼きそば)