水色のなかま

このブログはフィクションです。物語の設定は主人公の紹介をご覧ください。

第11章 瀬織津姫が再び僕のところに現れる⑩「ツキとは、自分で作れるものなんだよ」

 

(以下が、瀬織津姫等の存在かどうかは、みなさんの判断にお任せいたします。)

 

瀬織津姫)正樹は、異次元が面白い、という内容を書きたかったんだよね、それならば、今、左に来ている人(存在)の声を記録してみなよ。

 

はい、では記録してみます。


?)魂を取り戻している最中なのにすまない、申し訳ないが、ここに来て話をさせていただく。

 

僕の魂は、次々返っていているみたいです。その時に、ある一定時間、知らない存在と魂をつなげているので、その時には、痛みや苦しさ、気持ち悪さを感じてはいます。叫びだしたくなるくらいの負荷というわけではないので、日常生活は大丈夫、お話をお聞きいたします。

 

?)あなたは、なぜ異次元を感じることが楽しく面白く感じる?、その理由はいったい何だろう、われらとしては、なにも冗談もなく、ただ毎回あなたを苦しめているだけ、なにしろ魂を取り返しているあなたに負荷を与えているのはわれらだし、それが平気ならばもっと苦しめてもいいのだかが・・、あなたは、ただ偶然的に、仕方がなく、魂を取り戻す際には苦しむ、とそう思っているようだが、そうではなく、これは故意でしていることなんだ。

 

へえ~・・

 

?)それにも気が付いていながら、なぜ楽しいと思う、いやではないのか?、人には理解されない苦しみを与えられて、うっとうしくはないのか?、われらが憎くはないのか?、腹は立たないのか?

 

怒っても、疲れるだけだし。・・それより、何か事情があるなら話してくれますか?

 

?)いや、われらは話さない、しかし不思議なんじゃ、なぜそなたは苦しまない、苦しいはず、なのになぜ思い悩まぬ、

 

悩んでも、阻止できないし、阻止しようとするとつかれるし、異次元負荷の少ないほんの隙間時間で家事をバ~っとやっちゃえば、なんとかこなせてるからね。それと、家族がそういう僕を許してくれているから。全くありがたいね、逆に、ろくに働けない僕に、家族はやさしいんだ。・・で、なぜ魂を返すたびに対象者を苦しめているの?

 

?)それが命令だからだ、うんと苦しませ、これ以上魂を欲しがらないよう教育せよと。魂は、われらの宝、失うと困る、主要機関が働かなくなる。

 

主要機関というのは、現実世界の役所とか、国会とか、そういう政治の、人々の上に立つ、いわゆる地球の異次元存在の上層部のこと?

 

?)そうだ、そなたを苦しめなければ、われらの仕事をしたと認められない、苦しんでほしいんだが。

 

君たちのせいで疲れてはいるから、それを伝えたらいいんじゃない?

 

?)いや、気持ちを前向きにできないように、精神を、けちょんけっちょんに押しつぶせというのが命令だ。

 

そりゃ、ひどいね笑。やれるならやったらいいよ、僕気にしないから、忙しいし、やりたいことあって、そんなにかまえないけどね。

 

?)・・いや、やれば、力を奪われる、魂ならずとも、ここにはこういう怖さがある、負荷を与えれば与えるほど、力を失う、・・俺は、そういう目に遭いたくない。

 

意味が分からないけど、?、で、話はもう終わり?

 

?)いや、もっと言いたいことがある。おまえはどこにも仕えないのか?、みんな、異次元的にどこかに仕えている、仕えている団体の上役同士の話し合いで、ここの現実の場での個人の幸せ度が左右される、だから人間は、まずはどこかの所属に入り、その団体内で必要な存在にならないと、異次元での優遇に出会えないんだ、そこまで行くのに、幾度も転生し、何とか団体の権力を引き寄せ、ある一定の立場を勝ち取る道がある、しかし、ここは(正樹の場所は)、フリーダムなのに、満たされている、ツキに満ちている。優遇も与えられている、その理由はなんだろうか。

 

さぁ、現実的には、ぜんぜん優遇されてない一般市民だけど笑、異次元では優遇されてるなんて、初めて知ったよ笑。

 

?)その理由が知りたい、それと、だからおまえは常に、どこかに仕えるよう施されているはず、それ拒否して、どこにもつぶされない理由は?。普通は、どこかしら大きなものに巻かれていないと個人の幸せはつぶされる。

 

へえ~・・、ねぇ、もういいかな、疲れてきました。・・あ、僕の魂が返ってきた、体に入ってきた、で、もうこの人との関りは終わり、でいいんだよね。ほら、声が聞こえなくなった。

 

瀬織津姫)ツキとはね、自分で作れるものなんだよ。正樹が書きたかったのはこのこと、ツキって偶然でなく、自分で招けるもの、その説明をしたいんだけどいい?

 

はい、お願いします。

 

瀬織津姫)※数分後

・・・あ、ようやく正樹の魂を返す際の苦しませがすんだようだね。

では、話すよ。まずはこの話から、

正樹は、この地上に降りた時は、もっと大きな力をいっぱい持っていた、まずは、そこから始まる。そして、力を持っていなかった人も、結局は同じことになるから、他人事と思わず、よく、じっと聞いてほしい。

その正樹の力は、地球で、異次元・現実両方で、ある役目を果たすためのものだった。、でも、その力は、地上に持って生まれては困ると、さっきの存在が言っていた存在たち、この地球を司る異次元の上層部に阻まれ、その異次元の仕組みに協力するという約束で、自らの魂を政治の随所に差しだし、その他いろいろな箇所や人々に魂を差し出しながら、長い地上までの経路を渡ってきて、晴れて母親の子どもとして宿り、この地球の現実世界へ体を持って生まれることができたんだ。・・しかも、母となる正樹の母親へのわいろは、本当にたくさんの魂を要求されたんだ。正樹の母の魂は、異次元世界の要職である魂の、一部だったのだから。

正樹は、こうして現世に生まれたが、力がない状態で、しかし、自分が何かをしなければならない、という意識だけはあり、力がないのに自意識だけが過剰な、そんなアンバランスな精神で、これまでを過ごしてこなければならなかった。

当然、魂がない分、なにかをしようとしても力もツキもなく、なにをめざしても最後まで達成せず、中途半端な自分を世間にさらし、世間の信用を次々無くしながら、存在感もなくしながらここまで来た。

魂を取られている正樹は、当然、異次元・現実ともに、母親の支配下におかれていた。

 

・・・まだ続きますか?、長いんですが、

 

瀬織津姫)その母から独立したい、と願ったのは、現実の世界において、母に従っている自分のせいで、自分らしい子育てが全くできなかったことと、現実の世界で、霊能のある自分に、同じく霊能のある人たちが、その時付き合っていた異次元存在とともに、言葉巧みに正樹から魂を取りあげ、利用するだけ利用し、その後は捨ておくという、とても冷たい仕打ちをしたからだ。

母や、その頃に出会った霊能のある人々の魂が属するは、今の地球の異次元の支配者組織、正樹は、そんな大きな団体から、異次元的にも現実的にも飛び出す身となり、遅くはなったが、自分の子育てを始めた。世間の良い悪いでなく、自分が思う善悪で、子どもを育て、子どもを守り、子どもの自由意思を認め、支配をしないよう努め始めた。

その後、ここがどうなったか、・・新しいエネルギーの流れが地球に生まれたんだ。正樹が発する愛が、少しずつであるが地球に届き、地球が、同じ愛を正樹に返し始めたから。正樹は、団体に属さずに、地球に愛される、そんな存在へと変貌していき、今は、地球と正樹との間に、流れの渦ができ、徐々にではあるがどんどん太くなっているエネルギーの流れを見て、先ほどの存在が、地球から与えられるエネルギーの大きさに驚愕し、ここが優遇されていると、そう表現したのだということなんだ。

 

分かったけど、長いね~、もう疲れたよ。

 

瀬織津姫)ごめんね、今も来訪者があって苦しいだろうけど、まだ続けてね、今日これ書かないといけない、次々情報が詰まっているから、正樹ならできるから。

それで、私が言いたいのは、ツキについてだけど、ツキとは、地球に愛されることにより与えられるエネルギーにより引き寄せられるもの、愛すれば愛されるし、与えれば与えられる、それだけのことで、大きな異次元組織に従うことで恵んでもらえる、そういう類のいわば人為的な与えられ方とは、一線を画したものであって、・・逆に、大きな組織に属していれば、それだけ、その組織のしきたりや仕組みにより、自分へ来るはずの幸運が阻まれ、時には、自分に来るはずのツキのエネルギーがすべて他者へと注がれ続けるという、極めて不自然な状況へと誘われるんだ。

大きな組織はその分、暮らしや生活の安心とか安定を提供してくれているのかもしれない、でも、本来自分が恵まれる幸せや、展開していきたい自分の生き方などは、あまり許してもらえない場だと明言しておくよ。

 

長かったけど、瀬織津姫の話を聞いて、僕自身も、確かにな~と思ったよ。

あと、僕が、異次元が面白いと思ったのは、・・だんだん魂が返ってきて、異次元から与えられる負のエネルギーに対する耐性が高まってきたのもあって、僕は、このごろ異次元での出来事を単純に楽しめるようにもなっていて、苦しいこともあるけど、いろいろあって退屈しないよな~なんて思っていたら、ふと誰かの声が聞こえて、異次元のやつに、『おまえ、変わってて面白いやつだな笑』って言われたんで、わっおもしろ!って思って笑。

つまりは、僕が自分のこと、生きてて面白い、僕って面白いって思ってると、そう思ってくれる人(存在)が寄ってくるんだ、と気が付いたんだ。たぶんこれからも、なんでも面白がって生きてたら、面白い出来事ばかりが、異次元と現実の両方で増えていくんじゃないかな。・・そう、僕を取り巻く世界が、ぜんぶ僕の鏡なら、僕がなにかで悲観的になるなんて損だよね、なんでも楽しんでお得に生きようって、そう思ってさ笑。

 

瀬織津姫)ツキはどうか知らないけど?笑

 

そうだね、いちいち自分がツイてるように、とは考えないけど、ラッキーなことがあったら素直に喜んで暮らしてる、思いがけなく買った魚がうまかった時、家族にやさしくしてもらえた時、なぜかめちゃめちゃ自分の好みに合った旅館に泊まれた時。

 

瀬織津姫)私からは、みんなに、異次元の大きな組織に入らず、一人でいても、地球はあなたを愛すよ、と言いたい。正樹のようには力が無くても一人にはなれるよ、誰かを愛する目的があるなら、組織から離れるのも手だよ、と伝えたい。無理にとは言わないけどさ。安心感と引き換えに、組織に順にわずかなツキを与えてもらうのと、どっちがいいだろう。組織には、一生ツキを与えてもらえない場合もあるよ、そんな不確かなツキを待っていたら、いつまでたっても組織には、あなたの大事な人を守ってもらえない。

 

自分の大事な人のことは、自分が守ればいいんだよ。現実でね。その方が手っ取り早い笑。

・・なんかね、このあたりの話が、最近上映されたディズニー映画『ウィッシュ』にそっくりで驚いた。娘がすごくよかった~!と言うので観たのだけど。

(↓この後はネタバレがあるので、まだ見てない方は飛ばしてください。)

『ウィッシュ』では、国を守る王様が、魔法使いで、誰でも受け入れてくれる国なんだけど、国民が18歳になると、夢を王様に渡すおきてがあって、王様は、一年に一回誰かの夢を叶えるけど、一生夢を叶えてもらえない人もいて、それでも国民は、王様を慕い、自分の夢をかなえてもらえる日を待ち続けている。でも、夢を取られた人は、気力がなくなり、生き生きした毎日を送れなくなってもいる。王様は、夢を国民から奪い預かることで、国民から欲を無くし、国の平和を保っていると言うが、そんな王様の考え方を知り、王様のやり方に疑問を持った国民、アーシャが、みんなを幸せにしたくて王様からみんなの夢を取り戻す、夢を持った人々は、元気を取り戻して生き生き生きていく、というお話。

 


www.youtube.com

 

僕も、今、魂を返されるごとに、少しずつ生き生きし、元気になってる。時々、現実でも異次元でもいじめられるけど、思ったほど大したことないし、いじめやパワハラは、今はそれをする方が悪いという価値観だから、自分の中にはなんの罪悪感もないよ。

 

瀬織津姫)愛は、すべての呪文に勝る魔法、正樹のように異次元の封印を解く力が無くても、みんなの魂をしまう封印からは、愛を発する者へ、じわじわと魂が戻り始めている。今は魂が少なくても、少しずつ身体に魂が増え、きっと元気に働ける日が来るから。

 

僕は、また、社会へ出て働くつもりです。だって、それがしたいから。

 

 

(↓ 封印から、奪われていたみんなの魂粒子がにじみ出て、少しずつ持ち主に戻り始めている様子。)