水色のなかま

このブログはフィクションです。物語の設定は主人公の紹介をご覧ください。

第7章 瀬織津姫と語る ⑽古事記を紐解こう・猿田彦編

(※以下、瀬織津姫とされる神、その他の神とされる見えない存在との会話を、なるべくそのまま書き記します。内容の正誤の判断は、みなさんにお任せいたします。)

 

昨日は、ブログを書いた後、ツクヨミ・ツキヨミさんが来られました。

僕は、”ツキヨミ?、ツクヨミ?、どちらですか?”と聞いたら、どちらでもいいみたいで、両方のお名前が頭の中で連呼されていて。お二人はその後、僕に憑りつき、引きこもりの我が子に向かって、もう少し家事を手伝うように、と言いました。僕は、体を乗っ取られているのが分かり、その日はなにもかもを放り出して早く寝ました。自分が家族に何を言い出すのか分からなかったから。

今朝になり、昨日よりはだいぶいいですが、まだ体の自由が利きません。このような時、僕はいつも困り果てます。正直なところ、僕の気持ちをそっちのけにして勝手なことをしないでほしいのです。僕は僕なのに、僕の気持ちがあるのに。

 

瀬織津姫)まぁ分かるけどね、君は、自分のことをよく知った方がいいよ。私とも違う、大国主様とも違う、君の特質というものがある。君は、みんなに共感してほしいと思われる存在なんだ。君の気持ちは確かにある、でも、みんなは君の気持ち以外の気持ちをも持ち合わす、君とは違う思いであっても君には共感してほしい、そう思って、みんなは君に集まるんだ。君には、みんな、否定されたくないんだ。

 

なぜなんでしょうか。共感できないこともあります、それなのに共感するべきでしょうか。僕にはそのような度量がないのですが。

 

瀬織津姫)そこが問題だね笑、大国主様も笑ってる、正樹らしいとね。でもよく考えてみて、実力のない者にどうして期待が集まるのだろう。目に見えない存在からしたら、君には実力があると見える、それなのにできないのはなぜだろう。度量は本当にないのだろうか、と。

 

うーん、・・。

 

瀬織津姫)ではこうしよう、君は嫌いな人がいないじゃないか、それには自覚があるだろう、それがオーラに現れている、なのに冷たくされたら?、オーラに集まる人をがっかりさせてしまう、分かるかな、いくら気が合わなくても君の魂は他者を嫌いにならない、だから好かれる、好かれるが、自分が意識してない以上に君は人を愛し、その愛を人は心地よく思っている、その愛に惹かれて人は集まる、だが、話してみたら君が冷たくてがっかり、だったらできることをして汚名挽回しようと思う、それが、始めの例のツキヨミ・ツクヨミさんのお節介ってわけ、君は、少なからずお二人をがっかりさせているというわけ、原因は君の中にあるんじゃないかな?、自分の能力を使いきれてない??、そう思わないか?笑

 

あ、・・そうなのかな、僕には自覚がないのだけど。

 

瀬織津姫)異次元では誰もが嘘をつけない、君がいくら粋がったって隠したって、他者に対する愛情があふれている、何もしないでもみんなそのエネルギーに浸かってる、いくら怒っても泣いても叫んでも、愛されてる感をどうしても感じる、だからみんな君に甘えてしまうし、君に本音を漏らしてしまう、その君が、他者に冷たかったらその人の立場をなくす、君の魂は他者を愛している、そのままの君でどうして生きられない?、こわいの?、それとも自信がない?

 

やり方が・・分からないよ。

 

瀬織津姫)伝わったみたいだからよかった。君に愛の粒子がいっぱい返ってきているよ、カルマが元の持ち主に返されて、その代わり君の魂粒子が返されている、もうすぐで君は君になる、その前に、君に成り代わって言わなきゃならないことをツキヨミ・ツクヨミさんは言ってくれたんじゃないかな、そういう思いやりだってあるんだ、感謝するべきを嫌がるとは、あまりにお二人に失礼だったのではない?、分かるかな、私の言うことが、もう引きこもりの我が子も大きくなってるし、今は少しの余裕を家事や家族への時間にあて能力を家族のために使ってもいい頃だ、その事を君は伝えそびれていた、君の責任を代わりに果たしてくれた。

 

・・・、瀬織津姫ではないよね、瀬織津姫の後ろにいるのはどなたなのですか?

 

猿田彦)こんばんは、猿田彦です。初めましてかな。

 

夜ではないのにこんばんは?、ええと、あなたのこと僕はあまり知らないんです。

 

猿田彦)今は急に現れてはと思って、瀬織津姫に通訳を頼んでいた、・・猿のような顔をしているかな?笑

 

いや、変なこと思ってしまってごめんなさい、あ、僕は猿好きですよ。だから猿みたいだといいなと思ってました。でも、猿ではないですね。

 

猿田彦)がっかりさせたかな?笑

これから私の話を聞いていただこう。私は、人に道を与えると言われている、今もそう、君に道を与えていた、その道が君だとヒントとなることやアドバイスを、実際歩くは君自身なのだから、私にできるのはそこまで、だが迷いのある者や目が見えぬ者のために、私はいくらでも尽力して差し上げよう。それが、猿田彦だ。

魂は、大国主様の出で、もちろん小さいが、大国主様の命(令)を受け動く神であるとする。その道は険しかれど、私は人に道を与えねばならない、君にも与えるつもりだ、歩く方向が君はいつも間違っている、人に探ってもダメだ、自分の中を探らねば。自分が何をしたいのかなにをしたくないのか知り、どんどん自分になっていく、その上で、道というものを作っていく、そういうことがまるでできておらんから、こりゃ時間がかかりそうだ。通り一遍でいいではない、まんべんなくやるがいいことではない、抜けがあってこそ大事、そこに人の入り込む余地が作れる、人の分まで頑張るのが一番良くない、人の活躍の場をなくしてしまうから、それが何より罪なこと。

君の母がそういう、人を大事にせぬ生活だったので、君までそうなってしまった、人より多く働くがよいではない、まずはそこから覚えねばな。

 

おっしゃっていること、なんとなくわかります。

 

猿田彦)もう一つは、みんながこうだからと人にはなるべく倣わぬこと、自分の性格を信じて自分らしく振舞うがいい、そうしていた方が君は自然だと伝えたい、無理はせぬでもいいから。

 

はい、アドバイスありがとうございます。

 

猿田彦)ちなみに、ツクヨミ・ツキヨミの両者は、スサノオ殿の分霊だ。スサノオ様の一部がそれぞれとなり、世の悪しき者を見張り注意するのが彼らの役目、彼らも魂を集めて復活することとなった模様、ここへもまた来ようぞ、その時に、しっかりと対応してあげて欲しい、それが皆の願いなのでな。

 

でも、彼らはあちら方の陣営ではないですか、どうお付き合いすればいいのか分かりません。

 

猿田彦大国主と心を通わすものが何を言う、敵も味方もなく、陣営の区別など何もない、そういう目で物事を見なければいかん、そういう魂ならば、そういう能力を発揮していかねばならん。その道が未来にあるのなら、向かわねばならん。

 

でも、僕にも家庭があり子育ての理想があり、それを目指し、・・

 

猿田彦)いいや、それはもう終わった、だからツクヨミ・ツキヨミ両者がおまえの口から子どもに厳しいことを言わせたのじゃ、全部おまえへの思いやりでな。甘やかしてはならん、それは愛ではない、できることはさせる、当たり前のことじゃ、それが無くては伸びていかれない。子どもの伸びを止めてはならん。

 

・・ははは、多少、耳が痛いです。

 

猿田彦)分かってくれたならいい。道を行け、正樹殿よ、みんなが助かるのだから、この先のこれからを、その度量で、見守ってほしい、みんなの力を信じて、いつも笑顔でいて欲しい、みんなはおまえを好いとるぞ、オーラが、もうすべてを物語る時が来た、そういう意味でもはやみんなが半身半霊だ、神々がいた太古に近い今、再びおまえはスピリチュアル能力を使ってみんなを補助していくだろう、そういう存在じゃった、太古の昔には、そういう力で政治に関与していた、そういう力量が発揮される時が来た、そのままの自分でいいと思ったみんなが、そのままの姿でつながれる時代がついに来た、わしが人に道を与えるのなら、君の力は、人に、他者とののりしろを与えてやれる、みんながそれでつながれる、

 

はぁ、そうなんですかねー。なんかぼーっとしちゃって、すみません、急にいろいろ言われたから。

 

瀬織津姫猿田彦様はまた来るよ。今度は違う話でね。まずは正樹が道を歩いてもらわないと話が進まないから、新しい立場になった時、再び現れるってさ。

 

はい、ありがとうございます。

でもさ、そのままの自分でいいのに進まなきゃならないって、なんか難しいね。

 

瀬織津姫)私には難しいことは分からない。魂は戻して一つにし、みんなをそのままの自分に返すのが私の役目、それをしながら、みんなと出会い、そこでも一つになっていくのが私の人生、私の生まれたわけはここにある、そういった、どこか本能的な心の叫びを、歩けばきっと聞けるようになる、揺るぎのない自分を打ち出せるようになる、正樹なら、きっとそうなる、まだ隠してるだけの自分に自信を持ってほしい、隠す意味をなくしてほしい、隠すことが面倒臭くなったなら、すぐに自分に到着だよ♪

 

うん、分かった。

 

 

 

 

(羽があるように見えた猿田彦↓)