水色のなかま

このブログはフィクションです。物語の設定は主人公の紹介をご覧ください。

第13章 地上で生きていく道①地に足をつける

 

瀬織津姫)・・さっきのことを説明するよ。

 

今朝、4時頃、僕の背中の真ん中が痛くて、何かが入っているような出ているような感覚があって、そこにあるのは何だろうと考えていた時に、起こった出来事のことだね、よろしくお願いします。

 

瀬織津姫)私は、現実に生きる気になって前向きな正樹に、ずっとしてあげたかった事

があったの、それが、今朝、達成できた、それは、まさきの魂を母から全摘すること、それができたら、正樹は、前向きで悩みなんかないのに、なぜか暗い気持ちが自分の心に漂う状態から解放されるってこと。

 

僕も、それがなぜそうなのか、ずっと不思議でした。答えは、僕の魂が、まだ母に突き刺さっていたということ、母からの暗い気持ちが僕に注がれていたんだっていうこと。

 

瀬織津姫)そう、その通り。正樹の性格は、悩みがない、呑気、何とかなるだろ〜というポジティブ感、その感覚がずいぶん母を助けてきたが、もうその縁も切っていい頃、正樹の生活や現実での立場に支障が出るために、今回、それを取り除かせてもらった、ほとんど自分でやってたけどね、誘導したのは私だよ。

まず工程としては、まさきが現実に生きる気になるのが第一条件だった、文字通り、正樹は、自分が好きで入った職場、みんなはどう思うか知らないが、自分は楽しくて仕方がない仕事内容と思ったのに、どこか暗い気落ちが自分にまとわることに疑問を抱いていた状態、楽しく仕事をしたいのに困るな、と。その後、この気持ちは自分のではないと気がついたことで、スタートできた。

正樹は、この地球の現実世界に赤子として産まれるために、まず母の体と母の魂を、自分の場所と認定しなければならなかった。しかし、母と正樹は、あまりに魂の質とは同等が違ったため、そのままの状態では、母を正樹の一次的な拠り所とはなり得なかった。そこで、正樹の魂の根幹の一部を母の魂に差し、その力で、母の正樹の魂への反発を緩和させ、母の親としての役目を果たせる力量を与え、親業を行う条件として、そんな大切な魂を一時的に与えることで納得して、正樹をその身に預かることを承知してもらい、正樹の誕生となったわけだ。

母はその後もその魂を返すことなく使い、正樹がすべき現実の仕事を奪い、正樹が立つべき立場に立ち、一生を追え用遅いているのだが、その魂が、もはや母の中では機能せず、その魂がなくとも正樹が現実を生きる気になったこのタイミングで、やっと魂を返せる段取りが達成できたんだ。

そして、今朝、正樹が見た光景となる。

 

僕は、自分の背中を調べているうちに、異次元で瀬織津姫と会って、瀬織津姫が、ここに刺さっているクリスタルのようなモノ数本を抜いて、自分の中に入れなさい、と言ったので、見えるままに、言われたままにそれを行なった。

 

瀬織津姫)今は、気分はどう?

 

なんとなくだけど、背中の穴が、清浄になっていくような感覚があります。

 

瀬織津姫)正樹の魂の根幹が、母の魂に刺さっていて、母の心を清浄にしていた反面、正樹の魂は、母の魂の穢れを受ける状態ではあった。母の魂に正樹の魂の根幹があったことで、正樹は、いつまで経っても母を自分の拠り所、帰る場所と認識していなければならなかった。だがそれが、このほど覆り、母をよりどころとせずとも、生きれる正樹になったということ。

今後は、正樹の魂を子供らが拠り所として認識し、生きれるようになります、やっと、やっとです。正樹は魂が足りない身で、よくここまで頑張りました。子供らへの愛が、自らの歩みを奮い立たせ、ここまでカッコ悪くも、滑稽と思われながらも真剣に、歩んでこれた、歩んできた、前向いて、少しずつ、へこたれてもへこたれても諦めないで、次、はい次と、目の前に出てくる現実をストレートに浴びて逃げなかった、どんな自分も許し、ただ進めた、だから自己愛は増し、自信が増し、その魂の成長により得たポジティブ感も、全部母に取られそうだったところを、子供らを思う気持ちが勝り、母との現実世界での決別を決行、母とこれ以上一緒にいては子供らの未来がなくなると勘が働き、そしてそれが正しかったため、今、これからは子供らに、あなたの魂の根幹がここにあるために、ここを拠り所として生きれる道を、親としての拠り所としての居場所を、子供らに与えられる立場となった、そうなれたことを、素晴らしいことと思っている、よくやったね、正樹。

 

なんかネガティブだからおかしいと思ってたんだよね、笑

 

瀬織津姫)まあ、高貴な魂が、波動の違う魂の子宮に宿るとき、往往にして、正樹のように魂の根幹を母となる人物に渡して、そこの場を拠り所にして生まれてくるというパターンが、まさき以外にもたくさんあるので、正樹のように、魂の根幹を取り戻すことができた人は、そこから人生がガラッと変わる、何しろ、自分と波動の違う人物のプレートに降りての生活なので、周りの環境が、自分の価値観と合わない状態なので、ずっと違和感を感じて過ごしたり、自分の居場所がないままに成長したり、ずっと周りから不自由を強いられて生きなきゃいけない境遇だったりと、心のままに素直に生きられない状態が、もはや当たり前になる程続くため、満足な精神教育を受けられないで、ただ規則や約束を守れるよう鍛えられたような、自由に動く手足をもぎ取られて、迷惑をかけないよう洗脳された生き方を、そこに与えられてきただろうから。

 

僕も、そんな感じだった。そして、いつの間にかそれが当たり前になってた。結婚して、妻と子供らが、僕に、違う価値観をゆっくり優しく教えてくれた感覚があるよ。ずいぶん子供らには苦労をかけたと思う。こんな僕の全部を、家族は許していてくれた、

 

瀬織津姫)正樹は、母の影響で腐ってても愛だった、気づくまでの反応がよかった、また魂を掴まれている点で、どうにもできない事柄もあったから仕方がなかったとも言える。あまり自分を責めないで、これからできることを模索していこうね、私も手伝うから。

 

どうもありがとう。

 

瀬織津姫)正樹を救うことで、他の人々にも同じようにやってあげられる、その力と経験が私につくということなの、ほら、正樹は目がいいでしょ、その情報、今後の他の人々に大いに活用していくよ、みんな、自分になるの、とことんまで自分にね。正樹も、母から魂の根幹取り戻して、また一段階自分になれたね。

 

でも、まだあるんでしょ?、この先も、魂が帰ること、

 

瀬織津姫)それはね、現実世界へ出てみないと分からない、まだ正樹の魂を持っている人との縁があるかもしれない、縁がなくても自然的に魂が帰ってくるかもしれない、流れと、時節と、偶然の一致が、タイミングを発症した時、それはスッと帰ってくる、説明するとそんな感じかな。

 

うん、ある意味分かりやすいよ。イメージできる。

僕は、魂を取り戻して、本当の僕で現実を生きてみたい、自分が体験したことを、自分の感情で感じてみたい、それが前よりできるということかな、

 

瀬織津姫)それは折り紙つきだよ、

 

あ、なんか母の声。。?

 

いや、声はないか、叫びみたいな感覚が伝わってきたみたい。

 

瀬織津姫)もうあなたの母は、こことの通信が許されていないの、それが、この世界のシステム上禁じられている、正樹は、この世界でやることがある、それは、母が、正樹の魂でやってしまっていたことの尻拭いと、つまりは、正樹に返すべき魂を不正に使って、おかしなことを勧めてしまったからね、時代に逆こうするような家庭でのパワハラと、不条理な価値観を周りの人みんなに植え付けてしまったり、世界がおかしな方向に向かってしまったり、現実世界を自分の役割を忘れておkしくうごかしたことで、みんなが苦しんでしまった、おかしな価値観が蔓延し、みんなが変化を恐れるようになってしまった、変わらない様に仕向けたから、変わらないが正しいと思う民が増え、変わるを喜べない雰囲気をたくさん作ってしまったから、変わるが素晴らしい、自分のそのままが素晴らしいんだと、みんなが自覚しうる世界を作るはずが、逆、全部逆、この辺は、母の大きな魂である菊理姫に責任の所存があるのですが、過ぎたことはもはや言うまい、これからです、蔓延してしまった不条理を、まず正樹が治していってください、そしてその後自分になった者らが後に続くでしょう、正樹は、自分のやるべきことに気がつくでしょう、みんなも、遅かれ早かれそうなっていくでしょう。

 

なんか、思うんだけど、昨日まで、瀬織津姫から離れたい様な気持ちになってたのは、母の感情だったのかもしれないって。今は、すんなり瀬織津姫の言葉が入ってくるよ、僕は、母に魂の根幹を与えていたことで、どこか別の人みたくなってたんだね。

(昨日のブログ ↓)

mizuirononaka.hatenadiary.jp

 

で、僕のやりたいことは、もちろん今取り込んだ魂が落ち着いて、覚醒反応がおさまってからなんだけど、繋がれてた首輪を外して、色々なところに出かけてみたいかな、今までは旅行があまり好きでなかったけど、知らない土地に出かけたい気持ちが生まれているかな、

で、今見えていること、

背中から、母の雰囲気を感じながら、背中の真ん中の穴が開いて、母のところから魂の根幹が返された後の、根幹からこぼれ出ていたエネルギー粒子と、その粒子の筋が、地球につながっていて、だから母は大地に降り立って生きてこれた様なんだけど、その筋が、どんどん抜かれて、僕の方に入ってきているため、母の魂が、どんどんと僕の色を、一筋ごとに失っていく様子が見える、僕の背中は、少しの違和感はあっても、その魂粒子の流れを受け入れるような状態で、僕の背中からは、他にも他の存在?が、母の魂を調べている雰囲気と、異常なものを取り去っている雰囲気と、とにかく、母が僕の魂を持ち続けるという不自然から生まれた不自然を、母から伝っていろいろな場所から取り除き続ける作業が、今行われている様子。

母は、僕の魂を使って、僕の子供らとも繋がっていたし、そういう絆が、今、一つずつ弾かれていってる感覚がある、母を介して僕の郷里を懐かしがる子供らの気持ちに、これから変化が現れるかもしれない。子供らの故郷は、母ではなく、この家なのだと、そう思ってもらえると子供らも地に足がつく気がする、だって、母のところは、子供らと波動が合わないから、幼少期の僕みたいに、子供らが母に自由に使われる環境に置かれちゃうから、そこだと一生地に足がつかないんだ。

瀬織津姫、みんなに言いたいことはありますか?

 

瀬織津姫)全部正樹の言う通りだし、こういうことが皆さんにも起こり得ますよ、ということだけかな。

 

(おわり)

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その後、5時間ほどして見えたのが、透明な円錐状の容器がどこかにささっていたのが、それとは異質な芯をくりぬかれて、透明容器が溶けて、もとある場所に流れていっている様子。

ちなみに、その透明容器は、クリスタルのような力を持った物質で、異質な芯を内部にこめて、地上の地面にそれを突き刺しておく役目があったように見えた。

その容器があることでそこに突き刺さっていられた異質な物質は、透明容器がなくなることで、地上から浮き上がり、もとの場所へと帰っていった。

 

瀬織津姫)容器なしで地上に足を突き立てられる者たちが、この後どんどん地に足をつけた生活をしていけるでしょう。透明容器の力を借りて、地に足をつけていた者が去り、その者らは、当然これまであった底力を失い、耐性も失い、地上で影を薄くしていくでしょう。

人々の生活に居場所の入れ替わりが生じていくでしょう。正樹は一足先に地上へ降り、今後もみんなの足固めを進めていくでしょう、皆は、人々の入れ替わりを経て、地上の雰囲気が一気に変わったことに気が付くでしょう。そこからでも地上への進出はかまいません。心の準備のできた者から、地上の現実世界へと、足を下ろしていってください、無理はしないこと、急ぐ必要はない、もうあなた方の場所は、そこでしかなく、取り上げられたり誰かに先を越される心配もなく、悠々と、居場所の方から近づいてくるのを待てばいいだけだから、正樹のように勇気出して飛び込む必要はない、みんなはゆっくりでよい、正樹にペースを乱されぬようにしなさい、それが大切、マイペース、それが一番。

 

それを聞いて安心した。僕の引きこもりの我が子は、なにごとも受け身で奥手、僕と正反対だから、僕もこの子のペースを見守ります。

 

瀬織津姫)そういうこと、笑、