水色のなかま

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第7章 瀬織津姫と語る  (22)古事記を紐解こう・コノハナサクヤヒメ編

(※以下、瀬織津姫とされる神、その他の神とされる見えない存在との会話を、なるべくそのまま書き記します。内容の正誤の判断は、みなさんにお任せいたします。)

 

今日は、2022年の大みそか、いよいよ今年も終わりますね。

 

瀬織津姫)正樹、あいさつはいいから、早くこの霊視をして。

この人は、コノハナサクヤヒメ。サクヤヒメは、古事記の記述とは違い、スサノオと私である瀬織津姫の魂粒子を持った状態の菊理姫との間にできた子で、私の魂粒子をたくさん受け継いでいたので、菊理姫のお気に入りであり、スサノオも自分の方針に反することのない瀬織津姫を得たようなもの、このサクヤヒメだけはどこに出しても恥ずかしくない自慢の子どもだったの。

古事記のいろいろな姫についての記述はこちら↓)

mizuirononaka.hatenadiary.jp

 

でも、このサクヤヒメからも、天は魂粒子を私に返す方針を打ち出しその通りになった。私の言う天とは、菊理姫スサノオが従う天でなく、すべての光のもとである大いなる意志のこと、その決断は絶対で、誰も逆らえず、地球を裏から支えているのも大いなる意志であり、このたび地球での悪さがすべて明らかにされてしまった菊理姫スサノオの政治を正そうとされている。私にほとんど味方している正樹がこの頃元気なのも、そういう流れがあったからなの。水色の魂は、みんな救われる道となる。今までの他者を支えてきた苦労があるからね、実を結んだんだと言っていい。

そしてサクヤヒメが、最後の一筋の水色の魂を私に返すこととなったから、その様子を実況してほしいの、記録して、今後のために。

 

はい、見えたことを書けばいいんですね。

 

瀬織津姫)そういうこと。

 

分かりました。

 

瀬織津姫)では、いくよ。

 

 

サクヤヒメ)いまわの城に、私の大きな天守閣がそびえたつはずだったのに、地球というこの世界で、私が大きく羽ばたけるはずだったのに、なぜもう私を助けてくれないの・・?瀬織津姫は、私を可愛がってくれた、補助してくれた、なのになぜもうそれをやめてしまうの?、・・母も魂(力)を奪われた、なぜそのまま役目の遂行を任せてあげないの?これまではずっと母の仕事を補助してきたのに、どうして今世では、母の下から逃れ、カルマを背負うこと・助言すること・ツキを与えること・優遇すること、その一つもしない意思を持ち、母と完全なる決別をしようと思ったの?・・おかげで私まで、見るも無残な有様となりました。

・・私は、母である菊理姫の意思に、あなたという瀬織津姫の魂粒子をまとい、瀬織津姫が母の言う通りになるようなもの、そんな存在で、地球の実権をなんの苦労もなく握り、手柄を母にそしてスサノオ様に捧げることも、あなたにできないこと、私がやったことで母は私をたいそう気に入っていたし、スサノオ様の懐刀として、いつのどの時代にもスサノオ様を支え、みなにスサノオ政権の好印象を与えてきた、そんな立役者であり、無くてはならない存在で、しかも謙虚で可愛らしい、そんな存在だった。・・なのに私が、水色の魂をすべて抜き取られたらどうなるか、黒しか残らない、スサノオ様と何ら変わらない、菊理姫の意志は美しくはない、そんな娘の出来上がりです。もう何もなせないし、ツキもない、そんなふうにどうしてなされるのか答えてほしい。あなたも可愛がってきた姫じゃないか。

 

瀬織津姫)私は何一つ答えない。流れに従うしかできない。

 

サクヤヒメさんは、昨日の菊理姫さんと同じように、腰を曲げたような低い姿勢で話しておられます。見ようによってはしんどそうにも見えますが、頭脳は利発で謙虚なお人柄、流れにより瀬織津姫から借りていた魂粒子を返しても、別段、魂の質が悪くなったようには思えません。菊理姫譲りのお力で言葉に力もあるし、そのご自身を気に入らない理由とはいったい何でしょう、

 

サクヤヒメ)どう見えるか知らないが、今まであった力を失っている、・・

 

では、得たものはありませんか?・・僕から見るに、おそらくこっちはスサノオ様から受け継いでいる頭脳と、物事を推し量る能力、落ち着き、長きに続けられる根気など、今までのサクヤヒメの印象は瀬織津姫の魂粒子を持っていたことで、ポップで柔らかな明るい笑顔のイメージでしたが、今のサクヤヒメは、落ち着いていて信頼できる部分があって、大人の話ができそうで、じっくり聞いてもらえるような印象です。以前とは違うけど、今のあなたもいいと僕は思いますけど。

 

サクヤヒメ)・・もう人に奉仕する気がないの、やっても何も得られない、ツキもない、ただただ簡単だったことが、今はできなくなっていて、・・・

瀬織津姫が魂を無くしていた時、魂が少ないのに愛情があって、頭脳も能力もないのに、ただただ何かを愛して愛を発していた、そういうふうに私はなれないの、魂粒子がいただけなければ、私のそれはない、ということは、誰にもきっと愛されないということ、愛すこともできないということ、もう一度、魂をよこしてほしい。

 

瀬織津姫)それを、天はお許しにならない、流れがもうそうなっているの。残念だけど。

 

僕から見ると、本当にサクヤヒメから水色の魂粒子がどんどん流出して、瀬織津姫に重なっていっていますね、瀬織津姫は何もしていないのに。エネルギーというのは流れなんだなーと思います。僕にも、これはどうにもできないです。不自然でなくなる流れに、ほんの少しの魂粒子でも逆らえないみたい。・・あ、もうすぐ完全に魂粒子が返されます。

 

サクヤヒメ)ならば、もう会わぬ、会えぬだろう。二度と人間とも語れぬだろう、第一このなりでは気づかれまい。・・富士山の山頂と、なみいる神社の縄張りをお返しする、あとの神社の整備は、オオヤマツミノカミに好きようにやっていただこう、それは、母である菊理姫も同意している。・・・正樹、そなたに言わねばなるまい、こうしてわれらの政権が終わっていく、今年が終わると同時に、そして新しい年が生まれ、同時に新しく魂を加えられるそなたらの行く末は、もしかしたら例年になく厳しい年かもしれない、責任と任務が次々と降ってくる、すべてやっていかねばなるまい、われらがそうしてきたように。政権交代とは、こんなふうに静かに行われるでなく、奪いに来ていれば、決してわれらは負けなかった、なのに、戦闘をやめ、われらに関係なく楽しみだして、できる愛に生きて、無理しない生き方をして、との段階は、この道をいたくスムーズにした、そのままの自分を愛するそなたらには、われらは勝てぬのだ、・・負けないでは勝てない、勝たないから勝つ、その理屈が、もっともっと骨身に染みていたら負けなかったのにと思う、‥は、また勝ちに生きた、だから勝てないんだ、われらは、勝てない種族だったのだ、・・

 

新しい年か―、一体どんな年になるんだろうなー。

僕が言うのはなんですが、サクヤヒメさんには、きっとご自分に合う居場所が見つかりますよ。僕ら自身のことも、そう信じています。きっとなるようになると。

 

サクヤヒメ)その理屈が語れるは、水色の魂、つまりはワンネスの民、・・われらには、それがない、そんな安心感がない、心がすさんで、つぶされそうな感じで、・・

 

オオヤマツミノカミ)与えたものが、返ってきているのだな。カルマはどうあっても受けなければならぬ、だが、受けたらそれはなくなる、エネルギーが返るだけ、少し耐えれば終わる、消えていく、そういったカルマを、人のものをずっと水色の魂の者は自分の身に受け浄化してきたのだ。自身のカルマを、じっと見つめ、自身を知りなさい。それを過ぎたら浮かぶ瀬しかない。

 

サクヤヒメ)はい、・・涙

 

瀬織津姫)・・・、私たち、責任重大だ。この先、政権を引き継がなくちゃいけない。正樹も協力を頼むよ。

 

元気だったらできますよ。

 

瀬織津姫)よし。

私の魂も、菊理姫スサノオと完全に決別となる。正樹は、母と完全なる決別、今後は、自分の魂だけで生きていくこととなる。私たちも己を知っていこう。

 

はい。

・・言い忘れていましたが、我が家の家族は、現在、コロナにかかっていたことが分かり自宅療養中です。今のところは比較的軽症で済んでおりますが、明日はどうなっているのか分かりません。もし明日も我々が命をいただけるのであれば、この先も自分らしく、一歩一歩、生きていこうと思っています。そんな生き方でいいのなら、僕は、きっと生かされるでしょう。

 

瀬織津姫)新年は爆発だ。個性の爆発、ドカン!、ドカン!とあちこちで。

 

え、ちょっと、富士山は爆発しないよね?、

 

瀬織津姫)大丈夫、なるようになる!

 

はいはい、ではよいお年を。

 

 

 

(水色の魂粒子が瀬織津姫に返されているサクヤヒメ↓)