水色のなかま

このブログはフィクションです。物語の設定は主人公の紹介をご覧ください。

第三章 水色のなかま ㊴幸せな子ども

僕はね、実際、自分のしてきた子育てに、ものすごく後悔している部分があるんですよ。

もう、忘れたい過去だけど、若い頃の僕はどうかしてた。子どもを、自分の言うことを聞く存在に仕立てようとしていて、いろいろ無理も言い、子どもの個性を思いやることを怠り、僕が出来たのに、どうしてやらないの?、と子どもを常に責め立てて、子どもの自信を無くしていった。

そうなってしまっていた理由の一つは、僕の魂に、母から呪縛がかけられていたからで、その状態では、僕自身、子どもが好きなのに子どもを傷つけちゃう自分を、いくらあがいたとて、どうしようもできなかった。

今は、自分の呪縛が次々外されて、子どもがつけられていた呪縛も取ることができてきて、家族で幸せな生活を送っているけど、もっと早くにそれが出来ていれば・・と、本当、心が痛いです。僕の過去を、全部消したいくらい。僕は、子どもが一番大切だから。

 

水色のなかま)君、魂が、とうとうその域に達したようだね。

ちょっと前を覚えているかな、そう、君が、霊能力者とともにアセンション活動をしていた頃、神社にもよく行ったよね。今は、その反動で、神社があまり好きでなくなっているみたいだが。

君は、その活動で、骨身を惜しまず働いた。だけど、だからといって、君の幸せや、子どもたちと家族の幸せが向上することはなく、逆に君は不幸に巻き込まれ、その仲間内によっても魂を奪われ、弱くなって倒れたとたんに、用がなくなれば打ち捨てられたんだから。

その頃から、今は、魂を取り戻してずいぶん回復し、自分らしくもなり、強くなった自分を取り戻し、今に至るのだが、・・いいかね、君は、その頃、夢を見せられていたんだ。

夢というのは、現実でない世界。君の現実での役割を達成させるわけにはいかなかった、旧世界を作った存在たちが、君に魂を返さないままで活動させた結果がそれ。つまりは、やったでしょ、という事実を君に与えたかった。

でも、魂が全部ではなかった君は、まったく自分の個性を発揮できないままに活動させられて、結局は大きな存在に操られ、活動の尻拭いに使われたただけだった。

その頃から、君は、魂を取り戻し、再び、子どもらを守りたい気持ちに駆られている。ここまで長かったな。

君は、スピリチュアル活動に対して、すごく悪い印象を持ってしまったから、自己否定の感も大きかったし、それを、半ば、その時のつらさを忘れさせながらここまで歩かせてきて、さぁもういい頃だ、と思って、この記憶を返してみた。・・ぴったりと重ねることができたってことだ。よかった、拒否されなくて。

今まで、本当につらかったな、でも、よく頑張った。立ち直った。

 

僕が?・・それとも子どもたちが?

子どもたちは、大丈夫なの?、僕には、それしか心配じゃないよ。

 

水色のなかま)大丈夫だ。君の愛を始終感じて、心がもう満たされている、少しずつ歩くから見ていてごらん。

 

本当だったらいいな。自分の道、歩ける子になってたら、どんなにいいだろう。

僕が、分かってやらなかったから、僕が分からないといけなかったのに、僕が、馬鹿だったから、意志が弱かったから・・

 

水色のなかま)そうじゃないよ。そう思わせられていたんだよ。呪縛があったら何もできないさ、あがいても無駄、取れなきゃ、別の考えなんて及ばない、軌道修正もできない、だから、これからの世には、君がいるんじゃないか、君が歩けば、君の引きこもりの子は、道を見つけるよ、君に沿った道だよ、この子の道は、分かってるだろ、もう大丈夫だってこと、君は見つけたんだろ、再び、自分の生きたい道を、

 

僕は、子どもを守りたいんだ、子どもが自分の道を歩くために、できることは何でもしてやりたいんだ、そういう性格なんだ。僕が、役に立てる場が、ここに在るだろうか、何もかも中途半端な自分で、霊能とかもあって、そのせいで社会に折り合いがつけられない立場で、僕が強くしっかりと、子どもたちを支えてやることが、できるんだろうか、こんな非常識な人間が、はたして子どもを守っていけるんだろうか、‥でも、やってあげたいんだー。

 

水色のなかま)なら、やるしかないよな、一生懸命に、へたでもなんでもな。

 

うん。まずは、ブログと店だね。これを子育て仕様に変えていくとか。家事の腕を磨き、短時間でやり、仕事との両立ができるようになったり、必要なお子さんには、家事能力の提供ができるようになったり、その他の勉強とか。

 

水色のなかま)そう思って、やりたいことやっていけばいいし、一番は、呪縛を取ってやることだろう、それしなきゃ、親も子も救われない。おまえの二の舞だぞ。

 

僕の二の舞は、できたら避けたいよ、すっごく悲しいもん。取り返しつかないんだから、子育ってってやつは、小さい頃に、愛してあげることが、一番の栄養なんだから。

 

水色のなかま)その自分のできなかったことを、ぜひとも他の家庭のお子さんに、提供してあげてくれよ。

 

そうできたらいいなー。

僕が皆さんに言いたいのは、普通の子って何?ってこと。普通なんてないじゃん、みんな違うじゃん、個性があって、不器用とか器用とかあって、器用な子が器用に合わせてるのを普通と思ったらそうじゃないじゃん、みんな結構我慢してるじゃん。

自分の子が、もし社会で認められない個性の子どもだとしても、社会と一緒になって、親が、自分の子を否定したり、親が駄目な子と烙印を押す必要はないんだよ、親は、ただ、愛してあげれば、それでいいんだよ。その変わった子を、可愛いなと思って、愛してあげれば。

僕は、社会側に立って、我が子を否定した過去があります。社会に合わせられる子になれと、無理を強いたことがあります。それ、本当に後悔しています。今、思い出しても涙が出てきます。そんな酷なことを、僕は、してしまったんだって思うと、僕は、もう、居なくなりたくなります。どこかに消えてなくなりたいです涙。

何とか、僕のような気持ちになる親御さんを救いたいし、変わった個性を持つ子どもさんの、常人には分からない、素敵な部分を、異次元の目から見て教えてあげたいなーって、すごく思います。

誰も悪くないし、みんないいってこと、伝えてあげたい。涙。

 

水色のなかま)今日は、一日泣きなさい。今まで、心の回復を待って、忘れていた記憶、あの時、この記憶を抜かなければ、おまえは死んでいただろう。自分を責めて、責めて、責めすぎて。

でも、仕方がなかったんじゃ。今でないと無理だった、流れとはそういうもの、そして、流れが来た、今が最適ということ。もう、この先は歩けるから、自分の思うままに生きなさい。霊能を否定せず、霊能を生かして、行ける道を、模索してみなさい。

 

・・・、関係ないかもだけど、犬が、もう成仏したいって言ってるんだ。それを、家族と◇◇に伝えたんだ。そうしたら、なぜかみんなが信じてくれた。なるべく早く、お骨を墓地に持っていこう、って。

僕は、霊能で、人を何とかできるかもって、その時、思ったよ。誰も信じてくれなかった自分なのに、流れが変わっているんだ、って。

僕、子どもたちを助けたい、そして、親御さんたちに、寄り添いたい。

そんなこと、できるかな涙。

 

 

(親の愛で包まれた世界の中で、子どもが、

時々、ちろっと小さな愛を返してくれる、僕は、そんな家庭が理想だったんだ。)

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