水色のなかま

このブログはフィクションです。物語の設定は主人公の紹介をご覧ください。

第7章 瀬織津姫と語る ⑺古事記を紐解こう・オオナムチ編

(※以下、瀬織津姫とされる神、その他の神とされる見えない存在との会話を、なるべくそのまま書き記します。内容の正誤の判断は、みなさんにお任せいたします。)

 

瀬織津姫)正樹、来たね♪

 

・・ええと、オオナムチさんのことも僕はあまり知りません、

 

瀬織津姫)それでは話すよ、この人いい人、オオナムチは大国主の部下で魂の血筋は大国主、だから同じだとよく言われてる。この人がやさしかったおかげで大国主は明るく健やかな国を築けたの、スセリヒメのどうしても溜めてしまうカルマを上手に解消し、みんながスセリヒメを責めないような雰囲気をもたらし、スセリヒメも少しずつカルマを溜めないようになってきたの、その頃の政権が一番楽しかったなー

あ、来た来た、

 

オオナムチ)スサノオの魂の出ではありません、私は大国主から生まれた魂で、一切の庶務を司りました、もちろん人間として、その頃は、大国主が明るい国を築いていたのでとても過ごしやすかった、みんな仲間、そんな意識が大きくて、瀬織津姫も、イチキシマヒメも、もう少しで封印を解かれるところまで来た、封印越しに話すこともしばしば、私はいろいろな神々に意見を聞きに行き、いろいろな神々のいいところを報告し、国造りの大国主とともに励んできました、封印が、封印ではない状態まで地球は蘇った。‥でも、スサノオ様の意向で天から天下りがありました。スサノオ様の出のもとの大きな魂が、もう一人の分身をよこしたんです、それが、ニギハヤヒ様です。‥ニギハヤヒ様とニニギ様は同じ魂の双子でした。どちらが跡継ぎでも相違なかった。

コノハナサクヤヒメはスサノオ様の子として生まれ、母は菊理姫の魂から出た者、菊理姫瀬織津姫から魂をたくさん受けていましたから、菊理姫スサノオとともに、理想の女神を作りたかった、それがコノハナサクヤヒメ、理想に適った神でした。

その神を天から天下りしてきたニギハヤヒ様に嫁がせ、菊理姫はその選択に非常に満足し、スサノオも天の自らを生んだ大きな神の魂に、ニギハヤヒの居場所を作ったことを大いに褒められ、待遇を優遇され、その後もそうして天の命令に従うスサノオとなりました。

地球は、再び明るさを失いました。大国主により統治されたことで皆の気持ちが一点に集中したのをいいことに、その中央集権をほしいままにし、ニギハヤヒに伝えました。スサノオ根の国も支配していました、その力は瀬織津姫から受け取ったものでした、根の国は、今までになく暗く怪しげな場所となりました。怪しげな生き物がそこを守るようになりました。生き物たちは、みなスサノオの穢れから作られ、汚れが無きものがついぞいかれない場所となりました、本来の根の国はそうではなかった、スサノオが支配しない前は中集権的に根の国も地上の大国主の政権に向け協力体制が取られていた、それを、全部奪って我が物とし、暗く厳しい環境をそこに敷き、誰も手が出せぬようにしました、そうすれば、地上も地中も異次元も、自分の物になると踏んでいました、実際はそうではなかったのですが、

 

ええと、あなたもスサノオさんへのストレスを抱えてらしたのでしょうか、

 

オオナムチ)・・そうです、苦しかった、聞いていただけますでしょうか、

わが主は、とても責められました、いい国を作り、もともとこの地球にいた瀬織津姫や地球の水色のなかまたちともよき絆ができて、われわれはこれでいいと思っていた、いい国ができ幸せな人民がとても増えた、地球も喜び木々にいろいろなものを実らせわれらに送り、われらも地球に感謝し、地球ともいいお付き合いをして、一体となるエネルギーの中で、瀬織津姫や水色のなかまたちに倣いながら、エネルギーの循環も知りながら感じながら、スセリヒメも幸せを感じるほど、いい国、いい国土ができていた、いやできつつあった、確実に手にする前に、その全権を奪われた、‥心あるわが主は全てを悟り即 国を譲った、その事に何の意見があるだろう、戦争は避けねばならなかった、それだけのことだった。利用されていたとは思いたくなかった、だが、わが主は利用されていたんだ。

われらは、その後、地方に跳び、大事な人民たちの幸せを願った、実際の行動は禁じられていた、すべては中央集権のままに、スサノオの意のままに、スサノオは、われらに地方を救えと言い渡した、自らの政権のせいではあるが、地方に集まるネガティブがから彼らを守れと、その意思に従うしかなく、みなもれなく祭神となった、つまりは、各神社に魂を封じられ、その地域を守る、イコール、スサノオの政権を守るための人柱となったのだ。やしろはあった、いろいろな場所に魂を分断されてもっと社をふやされた、人民の願いを聞かされた、それを受ける役目を与えられた、受けても中央集権には反映されない、だがなけなしの力で少しずつできることをした、その力も、もう尽きました、もう、力が尽きたんです、神社も社にも、もう力は残っていない、この社は、われらの魂を封印する場所は、天からの魂が降り立てる場所とされ、天は、われらを踏みつけて、われらの力によって人々に受け入れられながら、地上の様子を垣間見た、だいたいが鼻で笑って帰っていった、あまりに人民がみすぼらしく助ける価値もない者たちだ、と。

・・この先も、まだスサノオ政権を続けなければならないでしょうか、われらはそれは否、もう続けられない、魂も分割され小さくされ、逆らうことができない状態にされ、これ以上人民を馬鹿にされたくない、大切な、人民に、明るさと幸せを与えてあげたくて、そんな国作りをしてきた日々が、懐かしい、そういう国を作りたいのにできない歯がゆさを、分かってもらいたい、気持ちを話して、伝えて、こんな神々がいるということを、どうか、強さだけでなくやさしさを重んじられるリーダーが、この地球に現れるんのを望んでいる、大国主の魂、小さく小さく切り裂かれてあちこちに散りばめられて、人がいいから、国のために、人民のために、政権はなくとも、いつまでも人とともに、とのお考えで、そのような決断をなされたのだから、私はそのご決断と生き方を後世に伝えたくて、そこまで細かくは至りませんでした、知能も知性も能力も全部なくされても、大国主のお心は、いまだ人民と国を思って、人々の間に埋もれているんです、同じ苦しみを感じていらっしゃるんです、人とともに在りたいと。

古事記を信じないことはできません、きっと人民は、伝えられた伝説を信じるでしょう、でも、事実は事実です、今、瀬織津姫が復活し、こうして僕の魂と、その他の同士の魂を、封印を解きながら集め、こうして力を与えてくれています、あなたという人間の仲間も見つけ、言葉をつたえるすべを贈ってくれました、話してよかった、話せてよかった、あなたはじっと聞いてくれている、口を挟まずに、あなたの水に、私の心の丈が溶け出すように、いろいろを打ち明けられました、聞いてくれて、ありがとう、・・

 

いろんなことあったんですね、・・大国主さんが、そんなに明るくて愛多き方だったとは、お話をお聞きできてよかった。本当に素晴らしい方だったんですね。地球とも仲良しで、だから、いつも作物も豊作で、地球も協力的だった・・、大黒様の由来はそれだったのですね。なんだか妙に納得がいきます。

 

瀬織津姫大国主の復活もあるよ、今からそれをするつもり、正樹も協力して。

 

はい、もちろんです。そういうやさしいあったかい神に、もう一度地球の政務をとってもらいたい、それは、みんなそう思うんじゃないかな。

 

瀬織津姫)じゃ行くよ♪、出雲、分かる・・?そう、そこ、そのなかに封印がある、大国主は、ここにまず眠らされている、祀られているとは大間違い、ここはスサノオなの、支配はスサノオ根の国スサノオ、でも正樹が見てくれれば封印が解けるよ、謎が解けるのは正樹だけ、ほら正樹は目がいいでしょ?鼻も利くでしょ?笑

 

利くのかな笑、まぁやってみよう。

 

・・あー、見えた見えた、ここね、下に行くと、扉が5個あるけど4個はフェイクで、この入り口が本物、そう、その奥に進む、分かれ道左、右いくと外に出ちゃう、奥に行って、そこ、そっちの黒い扉の中にいる、その中に要の魂が入っているから、要を取られたら判断できなくなっちゃう、僕にも経験あるけどね。それを手に入れたら逆に自由に動けるようになるから意志が発動して、じゃ開けるよ、・・・黒い空間の中に手を入れる、それが鍵、それを引っ張ってから回す、そう、開いた、・・扉を開けて、・・・待って、・・暗い中にある、3歩進んで、そう、その足元にある、硬いと思うからそれ拾って、持ち上げると下に水色のひもが憑いてる、これ菊理姫の仕業だよ、僕にはわかる、それを外す方法は、このスイッチ、押すだけ、呪文は逆呪文で対応する、せーの、押しといて、・・・今だよ!、・・・ほら、音がしてとれた、よし。

できたよー♪

 

瀬織津姫)その固まりを解かなきゃだわ。

 

ええと、半分に割る感じでトン!と手刀で切ればいいよ、ほらね。出てきた♪、大国主さーん、会いたかったよー♪

 

瀬織津姫)正樹よ、よくやった♪、この魂生かさなきゃ、大きくしたらまたここに来る、じゃ、また。

 

またねー、大国主さん、大きくなってまた会えるといいな。

 

オオナムチ)よかった、本当によかった。涙

明るく楽しい我が君が返ってくる、地球と手をつなぐ豊作の神が再び蘇る。・・

 

魂が分断されて、自分が自分じゃなくなるのは僕も経験済みです、その時は判断力思考力無くされてて一見悩みがない状態でも、それが悩みをなくす方法とは言えず、どこかいつも違和感があった。魂が戻ってから、そんなふうにされていたと知った時は、心の底から落ち込んだよ。処置にしてはひどいと思った、その場限りの方法だと思った。僕、みんなの魂返してやりたい。

 

オオナムチ)時代でしょう。今瀬織津姫が求められた、大国主が求められた、そういう時代にあなたのような人間もわれらに求められ、その他、人間界にそうした輪が広がっていく。大丈夫、あなたにはわれらがいる、われらでまずは働きましょう。

 

そうだね、もちろん年中無休でやらせていただきます笑。

 

オオナムチ)お願いします。笑

 

 

 

(少し話して落ち着いたオオナムチの近影 ↓)