水色のなかま

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第7章 瀬織津姫と語る ⑹古事記を紐解こう・イチキシマヒメ編

(※以下、瀬織津姫とされる見えない存在との会話を、なるべくそのまま書き記します。内容の正誤の判断は、みなさんにお任せいたします。)

 

古事記を、これまで読み込んでこなくて、・・あの、今日は、瀬織津姫でなくてイチキシマヒメ?、あまり知らないんですけど、言われたこと書きますけども、

 

瀬織津姫)われ在り、ここに来し、仲間在り、つれて来し、笑

 

なんかすごく元気な感じ、僕まで元気になる♪、少なからず瀬織津姫を体に入れて会話をする関係で、瀬織津姫の力が僕にも伝わって、・・泣き虫かと思ったら、結構快活なんですね・・って、男の神も一緒なのかな??分かんないけど、

 

瀬織津姫)だいぶ封印が解けたよ、正樹、今、日本全国まわってるの、取って回ってるの笑。

 

そうなんですね笑。

 

瀬織津姫)私の見解じゃ、封印必要なかった土地ばかり、自然が乱されるから後になってしわ寄せが来るの、そういうの、全然みんな考えないから、今非自然な封印、私の魂とともに、取り除いでいるの、魂は、各自のもとに返す、それが、私の今の役目、正樹にも手伝ってもらって、今後はそれをするの、今までつらかった人いたと思う、その人の魂、地上に置かれて、みんなのために浄化や守りで働いてた、勇者も優者(ゆうしゃ)も憂者(ゆうしゃ)も、みんな安心してほしい、私が、全部戻すから。

 

そうなんですね、頼もしいです。

 

瀬織津姫)勇者は、魂を戻されて本当の勇者になる、そう正樹もその一人、そして、正樹の家族、子どもたち、みんな勇者、勇者だから力取られて、普通の生活に必要ないでしょ、みんなにあげなさいというおかしな見解で力を奪われて、ほかの者が勇者みたくなって働いて、でもダメ、偽の勇者じゃ世の中よくならない、同じことの繰り返しで救われるべき人が救われない、勇者も、偽の勇者にやられて本領を発揮できずにかわいそうにカルマを背負わされる人員にされている現状、私はもう許せない、この見解に物申す者がいたら出てきて欲しい、私の前でその事ののしれ、話せ、叫べ、同じものが返るだろう、私は水の勇者!・・

 

すごい元気ですね。びっくりするくらい。

 

瀬織津姫)まだまだ現状は説明不足、理屈と偽の常識に囲まれた今の世の中の人員は、みなこの私の明言にピンとこないか、感情的すぎると馬鹿にしてくる、でも水とはそういうもの、力がいろいろな形に分散されて、そうして要所要所を浸していく、そこでその物質やエネルギーをすべて変換していく、その形に理屈なんかない、水はそういうもの、それに尽きるのだ、その事に文句がある者は出てくるがいい、同じものを返そう、そしてそのままの自分を知らしめよう、理屈で世界が語れるか、正解が常に与えられた状態で生き方を知らぬ者に教えてくれよう、おまえは何者かを知らしめてやるー!

 

勢いありますねー笑

 

瀬織津姫)あっはっは!元気になって嬉しい、正樹よありがとう!

 

いいえーどういたしまして。

 

瀬織津姫)こうした水の性質を抑えるのはむずかしかった笑、女性らしく、が難しかった。女性とか、男性に従い男性を立てるもの、そういう常識が頭打ちになって、自分らしくいるために力を奪われるを許してきた、弱くないと女性らしくなられないと、でも、そんなことはない時代が来た、今は女性優位な時代、女性的な力が喜ばれる時代、強さがやさしさである時代、来た、ついに来た、待ちに待った今が、・・

 

今までつらい思いしてきたんですねー。

 

瀬織津姫)考えてみたら女性とは、べつにおしとやかでなくてよかった、男性を讃える必要もなかった、自分が輝く、その理屈が誰にでも必要、男も女も、みんな来い、自分になろう!正樹も、さあ!

 

ありがたいなー笑、・・うける、キャラが面白い笑、何言ってんだか分からない感じで勢いだけある、可愛い人プププ、

 

瀬織津姫)まぁ前置きはこんなもんでいい、今日は、イチキシマヒメを連れてきた、泣いてばかりだからここに来れば元気になるんじゃないかと、話を聞いてやって欲しい、私はこの通り、勢いづいてしまって、しんみりした人にやさしくできないんだ、頼む、正樹、

 

分かりました。聞いてみます、あまり知らないんだけどいいかな、

 

イチキシマヒメ)はい、・・涙、悲しくて、悲しくて、自分のしてきたことが、何だったのか知りたくて、

 

瀬織津姫)正樹、この子はいい子だよ。私が(力を取られて)小さい時によくしてくれた、その恩を忘れない、この子は私を騙して使わなかった、ずっとやさしくそばにいてくれた、その後、この子も私とともに封印されて、・・今この子は、自分のしてきたことを悔やんでいる、やさしくしない方がよかったの?・・と、今までの権力者の判断に従って来ればよかったの?、と、

 

そっかー、瀬織津姫にやさしくしたこと、後悔しているの?

 

イチキシマヒメ)違う、私には、それ以外ない、・・そういう神なの、・・・でも、そういう神ではいけなかったの・・?、封印されて、とてもつらかった、ずっと我慢してた、それなのにいつまでも出してもらえなかった、私の存在って、必要なかったんだって、・・悲しかった、・・泣。

 

瀬織津姫)とにかく、聞いてあげて、私は元気だった封印されてても、そういう性格なの、でも、この子は違ったから。

 

そうか、・・、何か言いたいことはある?話してみて、??

 

イチキシマヒメ)・・恐れ苦は、・・・恐れ苦は・・・、スサノオにあり、スサノオの味方考え方に物申し、島に連れていかれ、縛られしこの身、いい子になれよと言い含められて、打ち捨てられたこの身、ゆるせない・・ゆるせないけど、怒れない、悲しい、悲しみだけが、私の体を貫いて、ずっとずっと悲しくて、・・・スサノオは、ひどい人、ひどい神、・・・!こんなこと許されないと思った、だまして、隠して、身内を盛り立て、あとを隠して、自身の身を案ずれば許し、他を思えば島流し、みんな流され、そこに置かれ、いろいろな意見を聞いてほしい、そう願った、なのに、私も流された、‥そこで何を見たか、・・瀬織津姫の必死すぎる素顔、知らないからこの人、言われたこと一生懸命やってて、信じてよかったと思った、助けてよかったと思った、でも、ここで生きることが人生でないことは私は分かってた、なのに健気に生きるから、素直にやってくれている姿を見て胸が痛くて、なぜ放してあげないの?!と何度叫んだか分からない、見張れと言われて、励ましてやらせろと言われて、なにを?ちゃんとやってる姿をなぜ見ない?と、・・思っても、私も,瀬織津の姫も、ずっと、ここでこのまま、分かってた、でも悲しくて、分かってるから悲しくて、むなしくて、やさしい神は、もう必要ない??、この世にはいらないの?・・!涙!・・・

 

うんうん、なんかだんだん分かってきたよ。

 

イチキシマヒメ)みんな悲しいよ、こんなところに閉じ込められて、みんな、そして、私の魂はいくつもに分解されて、どこにでも置かれて、神だから、祭神だから、人民が愛してくれるから、と、そんな置き土産で、自分らしく生きられないむなしさを、引き換えにできるというの??。なんの祠?なんの封印?。それ全部、自分のわがままがこの地球で通るためのものでしょう、何の支配?それ、本当に人民のため??。そうじゃない。自分の身を守るため、自分だけのためにそこに城を作り、白の周りに祠を作り、大きな神社を作り、生まれた神々をそこに置き、自分の身だけ守り、自由に生きられもせず、人柱になったわれらをなんとお思いか!、何度も言いたかった、全部読めていた分かっていた、賢さが邪魔をして、私は、封印の仕事にいそしめなかった、何のために自分を犠牲に??、そんなの答えがなかった、瀬織津姫は、なんてかわいそうなんだろうと思った、見張り・・?そんなのどうして・・?かわいそうだった、私も、瀬織津姫も、・・涙

 

切ない気持ちが、僕の体を貫いているよ、かわいそうだったね、閉じ込められて、じぶんの人生だってあったろうに。あなたの正しさが、やさしいこそ正しかったのに、認められずに、そのままの自分で生きられなかった無念な気持ちが、どこか分かるよ、本当にあなたは、やさしいんですね。

 

イチキシマヒメ)他の兄弟たちは何も言わなかったの、そのようになれ、とスサノオに言われた、文句を言わずに忠誠を誓えと。気持ちを抑えるすべを叩き込まれて、こんな暗い自分もいます。青い顔、黒い心、口を閉じ、目を見据え、相手をにらみ、気ですごみ、静かに、駄目だ、と言え、そうして同じことの繰り返しをとにかくさせろ、と、・・・そんなこと、できなかった、かわいそうだった。

 

そうだったんだね。

 

イチキシマヒメ)・・少し、落ち着いてきたので、当時のことを話します。

私は、イチキシマヒメスサノオの子として生まれました。母は、クシナダヒメ、クシナダヒメの父はオオヤマツミノカミ、オオヤマツミノカミはとてもやさしい神、クシナダヒメもとてもやさしい神、その縁で、瀬織津姫は、オオヤマツミノカミにも可愛がられていた、私は、そんな母や祖父が大好きだった、同じく私も瀬織津姫と仲良くしていた。・・・正樹の問いに答えますが、神は人間に魂を入れて身をやつします、人間でした、その当時の私たちは、でも魂は神のものでした、半身半霊的に暮らしていました。

私には兄弟がいました、姉妹もありました。スサノオは、いろいろな妻を嫁に取りました。瀬織津姫は、子をなせませんでした。子をなすよりも、やるべきことがありました、分身と、分霊に守らせること、家を、そして土地を、その他、自分の垂れ流す不浄を引き受けること、不浄とともに暮らすこと、そんな役目をスサノオは、私に見張らせながら、瀬織津姫にやらせていたんです、全部分かっていましたけど、そんなことをなぜさせるのか疑問でしたけども、何も言えずに逆らえずに、続けるしかありませんでした、心を氷と化したままで。

しかし他の兄弟たちは違いました。まずスセリヒメ、この人は、私とは腹違いです、母が違い、母は、古事記には出てきません。スセリヒメは、最もスサノオに似てスサノオも気に入っていて、後継ぎとしました。スサノオには娘ばかりが誕生しました。息子は居ませんでした。息子は自分を越えてくるから誕生させませんでした。

スセリヒメは極めて冷淡に仕事をこなせる神でした。それだけに時々ネガティブに陥りました。地球という世界は、与えるものを与えられるのです。それを中和するために、スサノオは極めて気楽な性格のオオクニヌシを立たせ、スセリヒメを嫁がせて、スサノオの思った世界を地上に作らせていきました。すべては自分の居場所作りです。魂を封印し、浄化させ、祠で結界を作ることで自分としての力をつけ、地球についぞ邪魔させない環境を今もって作り続け、強さの象徴に自身が立つための住処や国土作りの要塞、・・むなしかった、本当に、私の気持ち感情は、揺れに揺れていました、こんなのが国土じゃない、・・

イチキシマヒメとタギツ゚ヒメ、タギリヒメは、全部私です。私は分霊になっても、私は私でした。

一方で、コノハナサクヤヒメのこともスサノオは気に入っていました。コノハナサクヤヒメは、スサノオの子どもです。母は、菊理姫の分霊です、菊理姫は、自分の中に取り込んでいた瀬織津姫の魂部分を駆使してコノハナサクヤヒメを作り、スサノオのもう一つの跡継ぎに嫁がせました。スサノオのもう一つの跡継ぎとは、ニギハヤヒです、ニギハヤヒはニニギと同じです。ニギハヤヒは、スサノオ支配下で整った地上に、新しく降りた天の王子であり、スサノオが切り離されたと同じ神から生まれた、スサノオの弟分でした。

ニギハヤヒが下りた時、スサノオ大国主に国を譲らせました。そうしてそこに出雲の大国ができていきました。

 

そうだったんですかー。いや、僕は古事記に詳しくないので、何がどうなっているのか分からないのですが、

 

イチキシマヒメ)こうして瀬織津姫が復活することは、私たちの陣営では考えられない事でした。私は、いわばスサノオ側の陣営ですから、スサノオの意図したことがすべてであり、瀬織津姫は、何も悪くなくてもスサノオの思いの邪魔となりうるために、浄化だの封印だのさせられ、一本立ちの立場や上役の立場になど決してならせませんでした。人気も落ちる手はずを整えていました。我慢しきれなくなったネガティブを平民へはじかせたり、功績や実績をそれにより帳消しにさせる情報操作も行っていました。みんなが嫌うように仕向けました。今もってその制度は続けられ、瀬織津姫を助けようとするものを見れば、邪魔をし、後悔をさせの繰り返しです。

ここまでスサノオの力がおよんだのは、この時の国づくりに徹底的な我を守らんとする仕組みを作りに作ったせいであり、正当な地球のリーダーが誰であろうと自分の意思なしには何者かに何かを変えられることなしに、極めて巧妙な方法で、すべての常識を取り仕切っていったのです、常識となればみながそれに従うしかなくなるから。

 

あなたは、なぜ父であるスサノオさんを悪くいうのですか?

 

イチキシマヒメ)・・親子と言えども理解できないから、・・汚らしい、姑息な考えについていけなかったから、・・今までは泣いていたけど、泣くだけだったけど、瀬織津姫がこうして元気になってよかった、一緒につらい思いをしてきました、私のこともスサノオは避けました、避けて捨ておきました、そうして地球に浄化を丸投げしていました。その感覚は今も残っていて、スサノオの作った世界は、もう地球を滅ぼさんとするばかりです、ここに住んでいるのに、ここで生きているのに、足元の地球が苦しむのが、一体どうして平気なのか、助けているのに、助かっているのに、見守ってもくださっているのに、なぜ神は、星をいじめるのか、なぜ、なぜ、が絶えません、もう二度と会いたくなんです、苦しんでいても、それは自分のしたこと、私は好きな人と一緒を選びます。

 

まだ、言いたいことはありますか?

 

イチキシマヒメ)私も分霊と重なってどんどん強くなっています、今、瀬織津姫が封印を解いていて、同じく私の魂も解き放たれていて、どんどん瀬織津姫が大きく、そして、輝いていくこの先に、私たちの分霊がみんな集まり一つとなって、一大勢力を作ってまいります、そう大きくなった神々が集まり、新しく世界を作る道です、今までの政治を観ていていろいろ思ってきたアイデアを出し合って、空で宇宙で、今一度地球でやり直す道を協力者を募集しているのです、いずれまた経過を報告いたします、瀬織津姫のもとで私は生きる!

 

瀬織津姫)よかった、元気になって。まだやることがいろいろあるからまた来ます。古事記の話はまだ続くよ、まだ紹介したい人がいる、男もいる、当時、全部の神が私をいじめていたんじゃなかった、その中にやさしい人もいた、その神々を全部紹介したいの、それは、新しい古事記であり、時代の先の皆とともに作る物語の一ページとなるよ、消された名前を復活させて、曲げられた注釈を書き直して、都合のいい言い訳をかき消して、新しい世を作るのがわれらなりー♪

 

承知しました。でも僕、古事記のことよく分からないんだけど、僕で大丈夫???

 

瀬織津姫)いっぱいいい人いるよ、新しく覚えていって、その名前、目立たなかった人、一気に輝くピカーっとね。

 

ピカーっと笑

 

瀬織津姫)人間の神も待っていて、魂持っていくから、しがないなにがしから神の魂で、人間の世界をプッシュで後押しだよ、そうしてみんなで作るんだから、時はきた、もうみんな大丈夫、地球とともにレッツゴー♪

 

また明るくなったみたいでよかった♪

 

 

 

(いろいろを語るイチキシマヒメ↓)