水色のなかま

このブログはフィクションです。物語の設定は主人公の紹介をご覧ください。

第5章 こもの屋へようこそ ⑰親のカルマが子へ渡されていた、カルマとは?

水色のなかま)以前にも、こういう記事を載せているのだが、今日は、カルマの話をしようと思う。

 

mizuirononaka.hatenadiary.jp

 

今朝方、正樹は、本来は正樹が持って解消していくはずのカルマが子に渡っていたものを、正樹の子から順に返され、正樹も子を救うためにそれを受け入れる、という出来事があった。

しかし、そのカルマは、実は正樹のものでなく、正樹の母親から正樹に渡されていたものだと分かり、正樹には与えられずに、そのまま正樹の母親に送られていった。

正樹は、これまでの過程で自分に課されていた母のカルマを変換できてきた上、このたびは、子どもに不正に与えられていたカルマまで、母に返せたのだ。

正樹の母は、表面では孫を可愛がる一方で、どんなに正樹の家族を苦しめてきたのか、言葉にならない思いであった。

以前にも記事に書いているように、このようなことが、他の家族にもよくあり、こうした親子間のおかしな仕事の受け継ぎ方を正す必要を、われらは感じている。

 

そうですね。自分のカルマでないものを、親子と言えども引き受けるのは、ちょっとおかしいと、今の僕は思います。一時的にそうなっても、返す必要があるんじゃないかと。

ところで、カルマって、言わば何ですか?

 

水色のなかま)カルマとは、人間が生きている間に自らが行った行動や思惑により、与えたものが返ってくる地球の法則により、自分の出したままのエネルギーが返ったが、それを今世で受け入れきれなかったために、来世へと持ち越された、魂が受けるべきネガティブエネルギーである。

もとからカルマのなかった正樹は、生まれてくるまでに、地球のこの家族に生まれたいのならという条件で、たくさんの存在の多くのカルマを背負って生まれてきたという事実があった。そのため、自分は悪くないのに、生まれて以来、多くネガティブエネルギーを一身に受け、そういう形で他者を助けてきた。

また、そうした正樹の持つ多すぎるネガティブエネルギーを、今度は、正樹の引きこもりの子どもが、正樹を助けるために引き受けて生まれてきた。そのため、正樹は、引きこもりの子のことを、よい子だと思えずに育てざるを得なかった。

この体験は、正樹の母の魂が、自分のカルマを持つ正樹をよい子だと思えずに育てた経緯について、正樹に、自分の子育てのつらさを理解してもらうために、自分を正当化したくて、正樹の魂に推奨した体験でもあった。

しかし、もともと正樹にはカルマがないのだ。正樹の母の魂は、正樹に自分と同じ体験をさせる必要などなく、正樹に与えた自分のカルマを引き取ることを拒否しただけ、長らく正樹を洗脳して事の真意を隠してきたが、このたび、やっと正当な事実を正樹が理解し、正樹の子どもから、正樹の母のカルマを取り出し返せたのだ。

 

子どものためになって、本当によかった。

 

水色のなかま)正樹が親として、子どもに与えていた自分のカルマを引き取りたい、と、強い意志を示したことが功を奏した。その段階無くしては、元の持ち主である母のもとへは返せず、カルマは、永遠に子どもの中にしまわれていたのだから。

 

僕は、僕が子どもを苦しめることが嫌なんです。子どもには、カルマを引き受ける仕事より、自分らしく生きてもらいたいから。

 

水色のなかま)そこが、正樹と、正樹の母との違いだな。

 

ちなみに、こうした異次元の活動は、どんどん進められているんですか?

 

水色のなかま)先日、魂の栓とでも言おうか、人が背中に持っていて、人の体に魂が挿入された後の、体に魂を留める栓のようなものが、順に個々に調べられ、その栓に、他者の魂が入り込んでいた場合に、持ち主に返す活動が行われ始め、その作業が、カルマを本来の持ち主に返すことにつながっている。

その時に、正樹のケースのように、カルマを渡した経緯が、いくつもの魂を介していた場合、順にたどっていく必要があって、皆が小さき者を愛する気持ちがあれば、その段階を踏むことを容易にしていける。親の愛が強いほど、子どもに渡ったカルマは引き抜けやすい。

 

なるほど、よく分かりました。

 

水色のなかま)正樹、そろそろ店を開いて、異次元の仕事をわれらとやっていかないか。その方が、人間にも異次元への理解が広がると思うが。

 

うん、少し考えてみます。

 

水色のなかま)考えてみてくれ。

 

 

 

 

(↓  背中にある魂の栓に違う魂が留められている様子)