水色のなかま

このブログはフィクションです。物語の設定は主人公の紹介をご覧ください。

第5章 こもの屋へようこそ ⑭受け身でなく主体的に生きよう、判断・価値観・考え方は一人一人にあるのだから

僕は、都市伝説をネットで見るのが好きで、

”この現実世界は、個々のイメージでできていて、誰かに与えられるものではなく自ら作っていけるものだ”、と。・・・たしか、そんな話を聞いた覚えがあるのだけど、それって本当かもしれないなーと思うんです。

 

水色のなかま)なぜそう思うんだい?

 

僕は、今まで生きてきて、ずっと、自分に起こるすべての面に対して受け身だったのだけど、他者に奪われていた自分の魂が返ってきたことで、受け身でなくいられるようになったみたいで。先日、外出先で、うるさくしたり、僕に負担をかけてくる異次元存在に対して、『うるさい、今忙しい、近寄るな。』と、ただ困るでなく、意思表示したんです。そうしたら、僕の頭痛がよくなったんだ。

また、台風が上陸して、我が家も被害が心配されたんだけど、『絶対にうちには被害はない。』と確信したら、予報より軽い暴風雨で終わりました。・・つまりは、僕は、自分の意志を強く持つことで、受け身でない自分の現実を作れたのではないかなーと。

そして、人間関係においても、それは可能なんじゃないかな、と思ってて。

僕は、今まで、人様の考え方や気持ちを尊重しすぎていた。そのために、人様の持つ世界観に多々飲まれてきた自分がいたことが分かった。みなさんも知っているように、人の世界観で自分が生き生き生きるのは、とても難しいし、そんなことやらない方がいい。だって、人の世界観の中では、他人である僕は、到底、主役には成り得ないんだから。

だからこそ、僕は、自分の世界観の中で、自分を主役においてやればいいんだと思う。そして、人々がみんな、各自でそれをしていけばいいんだと思う。

人は、誰かのために生まれているんじゃなく、自分の人生をよりよく生きるために、ここにいるんだ。僕は、強く、そう思うよ。

 

 

水色のなかま)正樹が、そのようになってくれて、私たちは嬉しいよ。

そうだ、この話ができるのを待っていた。

今日は、正樹の発言に関連して、今までの世の中は洗脳主義だった、今、その洗脳を抜け出し、一人一人の価値観を持とう、という話を、われらからもさせていただこうと思う。

 

はい。お願いします。

 

水色のなかま)ものの考えかたは、いくつ(何才)くらいで身につくだろう。

親から生まれ、その時は、みな魂が新しく(人としては白紙状態であり)、親や家族の影響や自らの体験経験から、人は、物の捉え方、考え方、人生とは・・、などの事柄を、自らの中に構築していく。

鉄は熱いうちに打て、と人々は言う。それは、確かに正しいかもしれない。

しかし、鉄を打つ行為は、つまりは、現世の親の信じる価値観が、その子に見合わなかったり、その子が、もっと多くの可能性や、世界を変える未来の力を秘めていた場合でも、親は、自分には理解できない大きな能力を持つ、大きな役割を持つ子どもを、自らの手で、つぶしてしまっていることとなる。

とんでもないことに、その子の持つ大きな能力は悪として見なされ、子どもは、未来に強く羽ばたくどころか、手足をもがれて、翼を折られ、芋虫のようにされて、そこの場から、一歩も自分の足で歩めなくなる。

そういう行為を、親は、教育と称して我が子に与え、皆が通う学び舎では、さらに大人たちや子ども同士の関りにより、社会のしくみに外れるような自分の意志や意見や考え方を、金輪際持たないように教育される。

結果、子どもは、権力者の思い通りに動ける人間へと育てられ、自分には、世界を変えることなどできないし、今の世界にそぐわない自分の資質に、罪悪感を持つように仕向けられる。

・・おおよそ、人間の世界の教育とは、そんなふうだとわれらは感じているのだが、正樹はどう思うかな。

 

僕が、特に、母親から受けたすべての物事は、その通りでした。

だけど、僕は、母の思う正しさを否定したくはないんです。僕は、母の考えをつぶさず、しかし、それを上回る、大きくて強い自分の意志を持とうとしているだけ。

意志ならば、誰にも聞こえないから持つのは簡単。母にも見つからない笑。

 

 

それと、僕、もう一つ話したいことがあって。

異次元の声を、僕は、ずっと受け身で聞いてきたよ。だけどね、その声、結局は、自分自身のつぶやきにすぎないと思った。だって、自分の予想の範囲以上の話を、僕は、聞いたことがないから。アドバイスなんかも、自分の考え方が宇宙に映って、それがいろいろな形で返ってきている、振り返ってみれば、それだけの内容のように感じる。

だから、そういう声を頼りにしてても、僕は、先に進めないと思った。まずは自分が自分の意志を持つことで変わって、そうしたなら、聞こえる声も変わってくるんだと確信しているんだ。

僕は、この先の声を楽しみにしているよ。(今までの声のやつ、僕についてこれるかな?・・なんてね笑。)

 

 

そんなこと思うのも、僕は、最近、『竜とそばかすの姫』という映画を見て、ひどく心が躍動したからなんだ。

 

 

ここからはネタバレになるけど、・・

父親の、魂に突き刺さる暴力のような暴言から弟のトモを守った兄貴の精神状態が、僕のとそっくりだった。僕は、親から受けた傷の痛みに耐えながら、子どもにはそれがおよばないように、僕が、母の与える負のエネルギーの堰となり、僕からは子どもに愛を与えた、そうなるように、血のにじむような精神の修養・努力を、僕は、ひたすらやってきた。はっきり言って、すごく、つらかった。

そして、僕は、大人になって、母の暴力のような暴言から逃れられたからと言って、今の立場にあぐらをかかず、この先は、この、トモを守った兄貴、ケイのような人の味方でありたい、と強く思ったんだ。たぶん、実際、いろいろなところに、こういう人いるから。

 

 

 

⦅大きな力の堰となって、じっと誰かを守っている人へ⦆

君は一人じゃないよ。異次元は、みんな繋がってる。僕は、自分の持てる力を君たちのような人を守るために使うことに決めた。僕が決めたから、それは可能になるよ。

きっと、現実の環境が改善されて、自分を生きれるようになるから、このまま愛に生きて。僕へのお礼は、それだけでいいから。

 

 

 


www.youtube.com