水色のなかま

このブログはフィクションです。物語の設定は主人公の紹介をご覧ください。

第5章 こもの屋へようこそ ⑬いろいろあるけど僕は僕らしくいる、それがいいと感じる毎日

僕にいろいろあるのは、もう慣れっこになってきてるけど、

そう思えるのは、学びの渦中ではとても無理で、自分に何が起こっているのか意識できない状態で、日常を、なんらかの判断をしながら生き、後から振り返って『こういう学びだったのかー』と思えた時に、やっと余裕を持ってそう思える。

異次元でも、予想してないことが思いがけなく起こる、その意味も分からずに、日々を生きることもある。

それらの出来事を、ここにあまり書かなくなったのは、人様に関係なく自分の問題だな、とどこか感じていたからで、でも、今日書く気になったのは、・・・なんでか分からない。

 

 

△家・先祖代々)それは、私たちが、ここで言いたいことがあったから。

 

そうか、・・分からなかったよ。

ちなみに、△家とは、僕の生家の先祖ということ。すでに死んでいる叔母に当たる人と、実は今朝方、話をしたとこだったんだ。(叔母は、若くして中学生の時に亡くなった人)

 

△家・先祖代々)正樹に言いたいことと、これを読んでいる人に伝えたいことと、重なった部分の話をしたい。

 

はい。お願いいたします。

 

△家・先祖代々)正樹が以前伝える、冥界というものが、この地球にある。

 

mizuirononaka.hatenadiary.jp

 

 

冥界は、必ずある。・・そう信じて、われらは最後まで成仏しない道を選んでいた。

成仏とは、われわれの出身ではない一族、または魂グループとでも言おうか、そういう者らが戻る場所であり、地かでなく上、そして、そのグループの者たちが、今の地上で栄華を誇っていたから、そっちへ行く死後の道が世間的に、そして社会的に確立され、それが通常として社会に取りざたされたため、そこの出身でない者らもそこへ行かされるよう、いわば洗脳され、いいように魂を振り分けられ、雑な学びをそこに敷かれ、再び転生させられる毎日が、日々展開されてきた。

そこ出身者が行くべき成仏の道と、われわれが帰るべき路(ろ)とは、異なり、まったく違い、その説明は、前に正樹が書いた通り。

そこ出身者にはその道は正当であろう、しかし、そうでない種族や魂グループは、自分の還るべき道を知らされなければならない。そうでなければ、地上は、本来の学びの場である、交流と友好の場である、その意味を守ることができなくなるからだ。

地上にたくさんの宗教があれど、そこに合った者と合わない者がいて、自分に合うグループに入るのがふさわしいだろう。(集団で無理する関係ならば、そこは自分の居場所ではないわけだ。)

 

よいかな、日本には、神道と仏教があるが、その二つは同じ道に成仏していくことを知らせておく。さらにキリスト教も、同じ道に成仏していく、さらにはヒンズー教も、ブードゥー教も、だいたいの宗教は、同じ成仏の道、つまりは天へ向かう、そして、再び降りる、上で裁かれ、働きに応じて格が上げられ、次には、よい思いができる現実を与えられていく。

一方で、冥界は、地の底へ向かうのが死後帰る道、成仏、でなくて、帰る、という言葉を使う、そう、死とは、悲しいことでなく、学び終えて帰る場所だからだ。

冥界出身者は冥界へ、それが、正しい軌跡。正樹、おまえは成仏でなく、冥界へ帰るのだぞ。死後は、裁かれたりはせず、再び学べるように、次の転生を与えられるのが冥界、上への成仏とは、まるで違うんだ。

 

はい。確かに様子が違うようですね。

 

△家・先祖代々)もう一つ話しておこう。

 

はい。

 

△家・先祖代々)われわれは、正樹の母親の魂に、無理矢理仏教への参賀を強制されてきた、お経を唱え、われらに成仏せよと、成仏の道ならば助けるぞと、そのように、おかしな応援をされてきた、それが、命を削るほどの苦痛であった。

しかし、生を持ってこの方、地上では魂の記憶はなく、生きてく上で仏教と神道しか知らなかった我々は、正樹の母親の魂が、この家に何度も転生の果てに嫁に来て、われらを子どもとして教育した際に、仏教への強制を与え、われらを魂ごと苦しめてきた、何度も何度も。

正樹も、熱心に先祖を守り、三十三回忌、またはその果てまでも法事を行う母を怪訝に思ったことがあっただろう。母は、死後のわれらを仏教の救いへと無理に誘い、・・・、だが、われらは死後、正樹の母親のそのような強制にさらわれることなく、成仏せず、地上で耐えに耐えた。

正樹が生まれた。正樹も同じように強制された。正樹の場合は、宗教観だけでなく、自分が母より、兄弟より、他人より劣っていることを魂に刻み付けるべく強い仕打ちを受けた。その様子に、われらが黙っていられず、霊感のある正樹に入っては、母親をののしらせた、その様子を母は、つぶさにつかんでいた。

よいかな、この現状を把握できたかな。

 

先祖の方々は、僕を思ってくださっていたんだね。ありがとう。それだけで、もう十分です。お気持ちだけで、もう満たされてます。僕は、一人ぼっちだと思っていたから。帰るとこなんかない、ふるさともない、生まれながらの一人ぼっちだと思っていたから。

 

△家・先祖代々)正樹はそれでいい。理解しているから。だが、少なからず、冥界に帰るべきの者が、世間とか社会に根付いた既存の宗教しか知らず、その先の人生を死後の幸せを感じることなく、どんどん魂を吸い取られる日々を送っている現状をわれらは見逃せない。われらのように、死後も強く在れる者ばかりじゃないんだ。

死後、心細くなって、救うぞ、という声に、成仏すれば救われるぞ、他に行き場はないぞ、との経文の流れに乗るが楽と判断し、そののち成仏後の天にて、他の魂種族に裁かれ、結果、その種族を盛り立てる役に、つまりは、その者の個性など捨てさせ、ただただ転生先で種族を支える立場に置かれ、人生を苦難で終わらせられ、生きている喜び、個性の素晴らしさ、みなと個性を持ち合い協力するできる幸せを感じることなくこと切れ、その後も、魂を吸われる立場にずんずんと成り下がっていく、という道に、自ら入る者が後を絶たないんだ。

見ていて、つらい、そうじゃないよと言ってあげたい。

このたび正樹が冥界への道を誘ってくれたことで、ふさがっていた冥界への道が、われらに再び開いた。それゆえにわれらは救われた。帰るところができた。明確にそこに向かえることとなった。ただ、行く前に、ここに皆さんのために、言葉を残したかった。

以上だ。

 

うん。・・気持ちがすごく伝わってきたよ。

みんな、帰るべきところに帰り、死後の幸せを存分に味わってほしいね。

なんか、生きていてさ、いろんなことあるけど、異次元の存在に、『これをやったから現実に大きな家がもらえるよ、与えるよ』とかも聞こえてきてて、わーい!とか思って喜んじゃうこともあるんだけどさ、僕は、別に、本当にはもらえなくても気にならないんだ。

なんというか、自分の気持ちだよね、自分の納得した生が生きられてれば、なにも見返りはいらないんだ、もしもらえたら嬉しいけど、自分らしく生きれてたら、もらえなくてもがっかりしない自分がいるんだ。

あ、この生き方でいいんだな、って、僕はそのたびに思うよ。見返りなしの判断で、気持ちのいい自分を感じた時。

 

冥界は、僕には確かにあったよ。僕は、自分の霊感で冥界を見てきた。だけど、人には強制できない。でも、死後に行くところを自分で選べるように、ここに、冥界に帰るべき人も少なからずいるってこと、書いておくことにするよ。

死後、天に成仏する人も、そこが行き場所の方々もいっぱいいるから、魂の出身によって、いろんな行き場所があるんだってことですよね。

 

△家・先祖代々)そう。極めてさわやかな見解で、・・われらの怒りや苦しみ、憎しみもしぼんでしまった。そう、われらはずっと正樹の母親を憎んでいた。恥だが、しかたない。

 

もつれた糸が、少しずつほどかれていけば、みんな、ご自身のことを好きになって、そのままの自分でみんなと協力できるこの地球を、きっと好きになり、地球からの搾取がなくなっていくと思うよ。希望的観測、笑。

 

 

△家・先祖代々)私も、地球が好きだよ、正樹。

 

おばさん、・・・涙、・・あ、おばさんの気持ち伝わってる、芯から地球が好きなんだね。僕よりもずっとずっとだ。・・涙。

 

 

 

収穫した、曲がったチビきゅうり笑

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