水色のなかま

このブログはフィクションです。物語の設定は主人公の紹介をご覧ください。

第三章 水色のなかま ㉕異次元動物と現実世界の動物の世話の違い

水色のなかま)今日の話はね、君には大きな興味があると思うが、それだけでなく、異次元を知る上で、または、この先人間がアセンションを経過して、半身半霊の身で生活していく上で、とても大事な話となるから、君が興味を持ってくれてタイムリーだった。いつか話さないといけないと思ってたから。

 

そうなんだー。楽しみだなー。

 

水色のなかま)動物っていうのは、人間以外の生き物、というくくりで、たぶんいいと思うんだけど、それと同じく、異次元にも、神とか天使や悪魔や魔物といった存在以外に、異次元にいる動物ってものがいて、それは例えば、竜とか、ドラゴンとか、精霊とか、妖精とか、妖怪と言えるものとかね。

・・ええと、動物とそうでない存在の線引きは、異次元の方が難しいかな。なぜなら、異次元の存在は、動物を手先には使ったりするけど、動物の知能や能力が馬鹿にできないことを知っていて、尊敬を持って接していたり、一目置いていたり、同等と思って仲間として生きる存在が大多数で、動物の方が誰かを好いて、自ら誰かの言うことを聞く以外は、無理矢理配下にしてこき使われるような状況は、極めてまれだから。

あ、正樹が、幽霊と異次元動物を同等に扱っているのと同じ、線が引きにくいの。幽霊の方でも、そのことが、別に失礼でもないしね。

ただし、今までは、地球の異次元で動物が思い通りの働きをするよう、動物の意志の反することでも命令し、それをやらせてきた神的存在は居るよ。

そのやり方は、飴と鞭。動物は、一度はその者にものすごく可愛がられる、そして、動物が懐いたところでピタッと踵を返し冷たくする、それで動物は、再び可愛がられたくてその者に従うようになる。その後は、動物は愛情を糧に、飴を与えられ、鞭を与えられてと、よいようにコントロールされ続ける。・・もうそういうのもやめてほしいけどね、というか、今後は禁止でしょう。

 

そして、現実世界にいる動物と、異次元の動物の世話の違いだけど、双方の大きな違いは、体があるかないかだと言えるだろう。

前者は、体があるから、世話として、水分や、体を作ったり整えたりするものを、与えてやらないといけない、そうしないと死んじゃうし、活動できないから。でも後者は、体がないので、そういった食事の世話がいらないし、洗ったり毛並みを整えてあげる必要もなく、世話がとても簡単と言える。

でも、後者もほったらかしではもちろんいけないし、してあげなければならないことがある。それは、愛情エネルギーを与えることと、浄化活動。その二つがないと、異次元の動物は生きていけないんだ。

例えば精霊は、植物の中に生きて浄化や愛情エネルギーを受け、土から活力エネルギーを得ているから、そこに生きていられるわけで、正樹は、そういったものと似たエネルギーを常に体から放出しているために、異次元動物に食べ物を与えたり、体をきれいにしてやる必要がなく、異次元動物のそばにいるだけで世話ができていると言える。

そう、異次元で生きるには、現実世界でのあれやこれやの手を添えた力仕事や、洗う、毛並みを整える、暖かな寝床を整える、介護する、などの行為が必要ではなく、食事や浄化に使われるエネルギーを与えてやることが、動物が我々に求めるメインのこととなる。そして、それは、実は、異次元動物以外にも当てはまるんだ。

 

ここからが大事な話、

人間は、この先、地球と一緒にアセンションして、半身半霊になるだろう。そうなったら、今までと変わり、体の半分が異次元的になる、つまりは、人間の体の半分が、愛情や浄化のエネルギーを必要とするものになるのだ。

そうなると、普通に食事をしても、その食事に愛情が込められていないとまずく感じてしまい、満足感が得られないし、介護をされても、いかに介護がうまい介護技術の高いヘルパーさんでも、心に愛情のないヘルパーさんや、表面だけの笑顔、表面だけのやさしい言葉に対して、今までなら満足感を感じていたものが、不満足で、ストレスを溜めるようになっていくのである。

一方で、人間社会では口下手だった人や、手先が不器用で仕事能力が低かった人で、実は心がとても温かくやさしかった場合は、その心から発する愛情エネルギーや浄化エネルギーを他の人々も感じるようになるので、今までと違い、形がどうであれ、人々にそばにいてほしいとか、あなたがいいとか、そういった評価を間違いなくされていく道につながっていくんだ。

正樹などは、表面では顔が笑っていなくても、頭の中ではいつもゲラゲラ笑って街を歩いているから、今後は、そういったエネルギーを感じて、似たような人や、そういうエネルギーを浴びたい人たちが集まってくるだろう。また、正樹の平和な心がエネルギーとなって伝わり、そばにいる人の心も平和にしていくだろう。

異次元動物だけじゃない、人間だって、もう半分異次元に足を突っ込むこととなるのだ。今のうちから自らの心が愛情を発するような生き方を、試みてみるのもいいだろう。そういった努力を経て、自分が半身半霊になった時、異次元動物にとても好かれる人間になっているだろう、楽しく幸せな未来を、どうぞ描いてもらいたい。

異次元動物だけでなくても、人間が、自身の心を浴びにくる時代が、もうすぐそこだから。

 

僕ね、今の話、すごい思い当たるの。

僕の母が、昔、お弁当を作ってくれて、栄養満点のいろんなものが入った豪華なものだったんだけどさ、僕は、そのお弁当がまずくて仕方がなかったの。それで、母に注文したのが、しっかり三角でなくて、角のまあるいおにぎりを作ってほしい、ということ。母は、まあるいおにぎりを作ってくれたよ。でも、やっぱりまずかった。

僕は、〇〇ちゃんのお母さんが作る角のまあるいおにぎりが、すごく美味しそうでうらやましかった。一度、一口もらったことがあったよ。やっぱりすごく美味しかった。

味としては、実は〇〇ちゃんのお母さんのおにぎりは、塩が足りなかったかもしれないんだ。塩加減や、他のおかずも、料理の技術は母の方が上だったと思う。だけど、僕には、〇〇ちゃんのおにぎりがなぜかおいしかった。母には悪いけど、正直な僕の体験です。

 

水色のなかま)正樹の母は、食事作りはプロ級、力仕事も男並みにこなし、きれい好きで働き者だったので、他の家族には自慢の妻、自慢の母だっただろう。でも、家族でただ一人、正樹は、異次元の味を感じていたため、自分の母には不満が大きかった。それは仕方がないことだ。わがままとはいいがたい。これからの世が進み、皆がその気持ちを理解するようになるだろう。そして、本当に愛情深い人が、おのずと分かっていくから、今は、表面的な表現や、ルックス、仕事の速さや正確さが劣っている人たちも、浮かばれる道が、どんどん迫ってきていることを、よく知っておいてほしい。

 

あと、正樹に言いたい。犬は、正樹の心を喜んでいるよ。心で食事をしているよ。正樹がいろいろが下手でも、死にゆく愛犬にとって、今が異次元に向かって少しずつ魂を移行している途中の愛犬にとって、正樹がそばにいるだけで、寄り添っているだけで、満足を、喜びを、すーっと体で感じている状態であることは、ここにきちんと説明しておくね。

 

ありがとう。僕の犬のことまで言ってくれて。

実は、僕の犬、今、トイレ以外ほとんど寝たきりなんだ。いろいろ僕のせいで苦しむこともあった、狛犬として、家を家族を守ってくれてた、現実では吠える声がうるさくて、でも、しっかり異次元的に守ってくれてた可愛いやつ。大好き、死んでも、生きてても、ずっと大好きだよ涙。最後まで、世話するからね。下手だけど、体のほうも守るからね。心ではずっとね。

 

水色のなかま)正樹も、家族も、犬も、幸せだ。

 

 

 

(僕が犬に水を上げているところ ↓)

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