水色のなかま

このブログはフィクションです。物語の設定は主人公の紹介をご覧ください。

第三章 水色のなかま ⑭大いなる意志との会話3

水色のなかま)どうだった?大いなる意志とつながったり話したりして。

 

どう?と言われても困ります。・・僕には、与えられた現状をよりよく生きるしかほかはないから、そういった感想を持つことができない、当事者は、そんなことを考える暇と余裕がありませんから。信じる信じないも同じ、内容が真実でも嘘でもどっちでもいいよ、余裕ないし、僕は現実の毎日を生きるだけだから、という気持ちですけど。

実は犬が、ここ2,3日死にそうに弱っているので、家族で頑張って介護してて、僕は犬の世話と家族の心の支えと家事と、フル回転しています。もう少ししたら買い物行かなきゃ。

 

水色のなかま)今日も、大いなる意志がおまえと話したいと言っている、それだけは頼む。

 

分かりました。

 

 

 

(大いなる意志との会話)

 

大いなる意志)・・・・

 

あーくるしいなー、やはり強い波動はきつい。

 

大いなる意志)そりゃぁ、人間に入るためにいくら魂を先細くしてみても、負担は掛けようぞ。それより、少しは慣れた感じはないだろうか、抵抗感があまり伝わらない。

 

言われてみれば、こないだみたいには負担じゃありません。・・あ、僕に入っていた人たちが、出ていったのかな、それで、

 

mizuirononaka.hatenadiary.jp

 

 

大いなる意志)だいぶ出ておる感触がある。そりゃぁ、大いなる意志がここを縄張りというなら他は出ていこうぞ。そうでもしないとここが居心地が良すぎて、まるで学ぼうとしない連中のたまり場になっておる、正樹にがんばらせればよいと自分のカルマをちょいと差し込んで、正樹に鏡の自分を受けさせて、自分は、アバターにおいて直接、衝撃や傷をつけなくてよい、正樹にすべて肩代わりさせ、カルマをまんまと解消し、それでは誰も学びにはならない。そういう所作をなくしていくために、わしは水色の民を救うためにここに来ている、まぁ、大いなる意志の一部分だが、触手を大きく伸ばしてここにやってきている、直接指導するために。

 

そうですか。僕自身も、他人が出ていってくれればだいぶ楽です。

 

大いなる意志)こうして他が正樹によって助けられる癖を無くさんといかんな、そのための処置をずいぶん手をまわして実行しておる、だんだん正樹に食い込んでいた者との縁が、切れていくことを感じるがよい。一人となり、存分に自分を楽しみなさい。

 

はい。

 

大いなる意志)そなたは介護も楽しい、生き生きしている、体力が増すことを喜び、奉仕の精神力が増すことをやった!と思い、日々、努力を重ねている、忍耐力も育っている、何も言うことがない。また、自分よりできない家族に対しても、少しずつ思いやりが増し、正樹が楽しく働いているので、家族も興味を持ちやってみたい気持ちになっているし、実際やってみて楽しさを感じもし、家族の限界値も上げている。指導はぐんぐん良くなっている。いいじゃないか。

 

はい。家族がみんな、犬のこと思ってくれて、僕はうれしいです。みんなのやさしさが、すごく心地よい家の雰囲気となり、仲良く暮らせています。犬を可愛がることは、とても心が澄んでいく行為だと思います。やさしくできた後、気持ちがいいんです。

 

大いなる意志)それが浄化、そうしたらストレスもたまらない。逆に、人に面倒を押し付けた時、一瞬は楽だが、その後、魂から愛でないエネルギーが発散されて、体が負担を背負う。その負担を軽くするために、また人に肩代わりさせ、人は、体を悪くしていく。

また、その繰り返しの輪から逃れられず、いったん負担を軽くして人に親切にすることを望み、一度水色のなかまから魂を借りた民が、それを返さずに、また今世うまいこと言って魂をせしめ、どんどん負担を軽くしていき、水色の民をカルマだらけにして突き放した者が、このたび、水色の民の役割をになっていたところ、とんでもない悪行で人々を苦しめていたことが分かり、せしめていた魂の全摘と、水色の民へのとんでもないカルマを背負うこととなった。愛である存在を粗末にしたら、皆こうなるのだ。

その者は、自分が何が悪いのか分からないと言った。しかし、悪いことは一目瞭然であった。

全て話そう。・・正樹が子どものことで苦しんでいたこと、すべてこの者のせいだった。この者が、自分のカルマを転生のたびに正樹に与えていた。『次こそは正樹に恩を返し、愛の度数を上げた上で借りていた魂をも返します。』と何回言って、今世を迎えたか分からない。

一緒に生きるたび、正樹にあこがれ、正樹をうらやましく思い、正樹に負けて悔しい思いをし、正樹になりたいと思い、正樹に勝ちたいと思い、正樹とともに生き、愛となることもなく、カルマを背負った正樹を見て助けようとも思わず、勝った!と喜びたくて見殺しにし、その原因が正樹にあるように洗脳し、正樹が良い人生を送りそうになれば、自ら得た力で攻撃し、または正樹の身内を不幸にし、正樹の足かせとした。それが、今世では、正樹の子どもに当たり、正樹は多少なりとも苦しんだ。

しかし、この者は甘かった。正樹は、犬の世話、子どもの世話を、生き生きとやり始めたからだ。楽しそうに、自らの少しずつの成長を喜び、子どもの良いところを見ようとしては喜び、自分の足りないを好きになり、子どもの足りないを面白く思い、好きと思い、犬の夜中の世話もやれるだけやり、少しずつできることが増えては喜び、犬が可愛くて幸せを感じ、家族で仲良く過ごして、笑って、次第に先のことを考えなくなり、今の幸せをかみしめて、・・もう、正樹が悪くないことが、誰にも分かってしまった。にじみ出る魂の光が、その者と雲泥の差だったから。

この者は、正樹と離れて独自の道を行くだろう。正樹は、家族で幸せとなるだろう。もうこの者には力がなく、正樹を陥れることも、念で攻撃することも、身内を不幸にすることもできずに、今までしてしまった数々の愛と反対の行為の報いを、今まで逃げてきたすべてのカルマをいっぺんに背負う身となった。

もう正樹はこの者を助けられない、やることがあるから、みんなのために、生きていかないといけないから、ここまでの生き様を糧に、役割を推敲し、毒牙から逃れた子どもにも、新たな人生が与えられ、‥そう、犬は死なぬよ、この者がもう攻撃しないから、また子どもも同時に体調不良になっていたな、その子も、今後は大丈夫、我が道を見つけつつあるこの子は、愛の子は、ここからが本当の人生じゃよ。分かるだろうか。

 

よく分からないけど、今、犬が死にそうなのと、子どもの一人が体調不良なのは、その人のせいなの?

 

大いなる意志)犬は、死なぬよ。安心しなさい。もう少し幸せを与えたい。家族を愛しているから、まだ飼われたいというのが希望だから。

 

だったら嬉しい。可愛がりたい、もっと。・・ただ、まだその人の気配感じますけどね。体が痛い。

 

大いなる意志)犬の元気と、子どもの元気を見届けて安心しなさい。あなたには、やることがあって、それを推敲しながら、少しずつ状況はよくなる、やることがある、愛と、勇気と、習慣を伝える、やることとともに、その者の描く道の路線から、外れた道を行かねば、必ず影響を受けてしまう、だから、習慣だ、そちらに引きずられない習慣が、ほぼ出来つつあるが、もう少しだ。洗脳が、まだ浅く入っているせいで、あちらが正しく思えてしまう瞬間がある、だが絶対に違う、その、思いの習慣が正しく戻せたとき、きっと痛くなくなっている、道が違っている、もう少しだからがんばれ。

 

なるほど。ありがとうございます。

僕は、子どもは悪くないと思う、でも、疲れているとき、つい、もう少し手伝ってくれる子だったら、家にいるのになぜ‥などと、その子を悪いように感じてしまう時があります。だから、僕自身も無理しないで、疲れた時は自然に、声を掛けたらやってくれますし、子どもを悪く思う必要がないということを体が覚えるまで、繰り返し努力したいです、自分に根気よく言い聞かせます。

 

大いなる意志)相手は苦しくて恨み言ばかりだ。体に負担も来る、しかし子供は悪くないんだ、正樹の言う通り、自然に痛みはなくなっていくから気楽に生きなさい。

今は、君がせきとなって家族に来る不幸や痛みを食い止めている状態、大丈夫、ほとんど君のせきが勝っているから。

 

まぁ、とにかく日常を大切にいきます。家族と犬が大事だから、愛しているから。

 

大いなる意志)うむ。

 

 

 

(僕は僕の生きたい道に進むから、君とは少しずつ離れていくよ ↓)

 

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