水色のなかま

このブログはフィクションです。物語の設定は主人公の紹介をご覧ください。

第三章 水色のなかま ⑪これからの人とのつながり(契約が解除され個人の力に)

水色のなかま)今日、筆記してほしいのは、人と人とのつながりの仕組みと、このたび、今世、魂を地球のアバターに降ろして皆が人間として生き始める前に、それぞれの個人がともに助け合おうねと、それぞれの人生を共に生きたり、ポイントで助け合ったり、指導し合ったり、学び合ったりして、それぞれが人生の目標を達成する目的で、互いにしていた約束を生前の契約というが、その契約の仕組みを説明するとともに、今、契約が解除されたことをお伝えしたくて、正樹にパソコンに向かってもらった。

 

はい。了解です。

 

水色のなかま)まず言いたいことは、人間界における、人と人とのつながりは、生前の契約によってもたらされることが多い。

契約とは、先に説明した通り、生前に共に地球にて過ごしたり出会ったりする際の、よりよい学びができるための協力体制を、共に約束しておくことであるが、その契約のために、双方は、魂の一部を相手の魂に結び付けておく、という作業を行っている。

生前の契約は、片方ばかりに負担を強いることを禁じられていて、必ず双方にとって互いの存在が有益となるように、との基本を持って、交わされる事柄であるが、今回調べたことにより、かなりの数の契約に、実際には片方への負担が多大で、一方ばかり得をするような状態のものが見つかり、それらを一掃する運びとなった。

大いなる意志のもと、われらの活動は行われ、昨日は、多くの主要な契約を取り外す作業を進めたので、生前の契約を守ろうと、正しき意識で生きていた者の負担が減って、その契約による魂の結びつきを自分に優位に利用して、契約の相手を苦しめてきた者の依存心を、停止させることができたと思われる。・・正樹の調子はどうかな?

 

昨日より体調が良好でありがたいです。また、子どもへの心持ちもすごく柔らかくなっているのを感じます。以前とは違う僕です。僕がおおらかなので、子どもたちも安心感が増しているように思います。親として一段やさしくなれた感じ、それがなにより嬉しいです。

 

水色のなかま)それはよかった。正樹のような喜びを、正しき者たちにプレゼントしたい、今まで頑張ってきたから。

 

ありがとうございます。

 

水色のなかま)作業は、そんなには簡単ではなかった。転生の時、前の契約が達成できなかったからと再び契約を重ね、それでも達成できずに、またさらに相手に契約を重ねることを半ば強引に頼んできたタイプの契約は、魂の結ばれている部分がほどきにくくなっていたり、そこを覆うカバーによって契約の解除作業が行えないようになっていたり、しかし根気よく契約の魂をほどいていった。・・その場面を正樹にはビジョンとして見せていたね。

 

はい。白い糸のような魂の糸が、黒い魂の場に入っていて、黒い魂の糸と束ねられる形で接続されていました。大抵は、束ねられたところをほどけば、白い糸がスーッと抜けて、互いの魂が離れていきましたが、つなぎの部分が、何重にもゴム版のようなもので硬くつよく押し込められていたり、つなぎの部分のもっと奥まで白い魂が引き込まれていて、白い魂の持ち主の生気や、能力や、考え方のような部分まで、黒い魂にささげているような状況もあって、それを根こそぎ抜き取るにはとても大変そうでした。つながりは、何度も重ねられていて、魂に癖づいてもいましたから。魂の繊細な部分までもを、本当に丁寧に取り去ってくださっていましたから。

 

水色のなかま)そうだったね。その活動が、今も着実に進んでいるから、次々に、負担をぬぐえて、一筋に愛情深く生きれるようになった人たちが、どんどんと現実世界に増えてくるだろうよ。

生前の契約は、互いの人生を実りあるものにするため、という大前提のもと行われていたが、金輪際、契約してからの人生は、現実世界に持ち込めない仕組みになったよ。こんなにも片方が相手にむしばまれる現状では、それは、地球にとって、多大な負担の何物でもないからね。愛に生きない人を育てても仕方ないから。

今後の地球での転生は、生前の契約・つまり魂を縛ることなしに行われる運びだ。魂を縛ってしまうと、片方が契約を反故にしていても、もう片方が、ずっと相手の影響かに置かれ、契約の反古を確認してからの新しい歩みが行えなくなってくる。そういった、生前の契約の不備を、これでもかと感じた作業であった。そして、これらのことは全て、大いなる意志の知るところにあり、大いなる意志がそのように決断したということだ。

もう一つ言っておきたいのは、こうした生前の契約における魂の結びは、初めて会った同士でもどこか親近感が感じられる、など、そういう、自分と似てる、とか知人と似ている、といった感覚を抱くようにもなっていた。それが、今後はなくなる、ということだ。地球に降りて、皆が誰かの縛りなしに、誰かの価値観を引きずることなく、良かれと思う道に沿って、自由に活動していける環境を、このたび用意できたと思う。

この先は、各々が、自分の色で生き、人生を全うし、本当の自分で歩み、本当の友達にめぐり逢い、幸せを感じてほしい。自分の魂に無理することなく、生きていってほしい。

 

はい。

 

水色のなかま)今まで出会ってきたのは、本当の友達じゃないよ。正樹は、そう思って人と接してきたけどね。

 

あー、なんか違うなーと思いながら、でも本当の友達だと思って、僕は、その都度出会った人を大事にしてきました。正直、いつも疲れ切っていました。

 

水色のなかま)正樹には、生前の契約が多くて、約束を守ろうと頑張りすぎていた。相手はとっくに約束を破っているのに。うまくいかないのは自分が悪いと思っていた。そんな正樹だから、転生のたびに人の好さにつけ込まれて負担を強いられてきたんだ。そういう負担のつけも、すべて契約の相手に返しておいたし、この先はもう大丈夫だからね。

 

安心しました。

 

水色のなかま)この先は、個人の時代、個人が個人とともに手を取り生きれる時代、個性が光り、愛がきらめく時代。嘘の愛、上げ底の愛でなく、本当の愛が分かる時代。今まで心を磨いてきた諸君、おめでとう、あなた方の時代だ。地球は、あなた方の星だ。

 

これからの出会いが楽しみです。

 

 

 

(黒い魂の糸が、水色の魂に入って結ばれていて、

水色の魂の内部に邪気を送っている様子↓)

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黄色が結び目、灰色が結び目を覆ったゴムみたいなカバー。

このパターンの逆に、白い魂の糸が黒い魂の中に入っている時は、白い魂が、自らの魂を太く差し込んで、黒い魂を浄化したり、能力を与えたりしていました。

ちなみに、黒い魂が闇の存在で、白い魂が光の存在であるとは限らず、闇と光は、双方、ネガティブなストレスなどのエネルギーを抱えていると黑くなり、愛に生きた者は闇でも魂が白く見えます。