水色のなかま

このブログはフィクションです。物語の設定は主人公の紹介をご覧ください。

やさしさとは心のこもった饅頭である、その心は・・

(やさしさってなんだろうと考える。

やさしさっていろんな形があるし、やさしさの形の一つなんだから俺はやさしいんだ!と、自分を分かってくれない人に言い張ってしまったら、なんだかやさしくなくなっちゃう。

まぁ、自分本位の行動を、ちまちまと続けていくことしか僕にはできないんだよ。

それでいいし、きっとそれが自分らしいんだな。)

 

 

天の使いさん)今日も神がいらしておりますが、何かお話しなさいますか?

 

(ありがとうございます。よろしくお願いいたします。

あのー、僕は、できれば人に親切でいたいです。でも、親切が人のためにならない場合も多々あります。例えば、助けてほしいんだなと気が付いていても、僕が手を出しちゃうと、その方のチャレンジの場を奪ってしまうことになったり。また、僕が多少なりとも無理することで、家族が負担を請け負ってしまうことはよくないとも思います。僕たち家族も結構ぎりぎりの精神で生きておりますので。)

 

天の使いさん)・・・、神が、それがどうしたのじゃ、と言っています。そんなことは当たり前だって。そこを自分なりの判断をしていくことが、生きるということだって。

 

(分かりました。では、自分なりの判断で助けるか助けないか決めていこうと思います。)

 

天の使いさん)神が言っています。ずいぶんおまえとの声が遠くなってきたって。

以下、訳します。

おまえはいったい今どこにいるのだ、地上にいるのではないのか?ならば、地上のことがわれらに分かるはずがない、地上を知りたくてそこに降りた、幾多もの困難を乗り越えて、まんまと地上に降りることができたんじゃ、まずはそれを喜びなさい。

それと、地上にいて、天の神をどう思うか、それを、真に思ったことや印象を次々送ってくれるとありがたい。天とは、天でない場所から見ないと、その価値を知らずにわれらは終わるし、どんなことが天以外の場所に生きる同胞のためにできるのかも、皆目見当がつかぬゆえ、よろしく頼みたい。

われらはもう君を助けられないかもしれぬ。それというのも、こちらからはこちらから見える、分かる、情報しか与えられないし、実際どうするのか、あと行動の仕方などは、そちらの領分であり、得たものや知識を、逆にこちらの同胞に伝えてほしいと思っているからだ。

おまえが主役だ。おまえのしたことを参考に皆も歩こう。天から降りてそこへ立つは初めてのこと、どういう助けが必要なのかは、おまえがまじめに体験したことからしか表現ができないんだ。

 

(ふーん、そういうことになっていたのか。)

 

(天の同胞⦅天から地球に来た同胞と、天にいる同胞⦆に伝えることはできます。でもその方々のプライドが強くて、私なんかの意見や考えを聞かなかったら??)

 

天の使いさん)その時は、無理をせぬように頼む。

 

(では、その方がやさしくなくて愛もなくて、頭を使って態度だけ変えて、僕を手下にして好きに動かそうと策を練っていたら?僕にはそういった思考が分かります。)

 

天の使いさん)その通りに動いてくれまいか。

 

(やさしくない人の仕事を手伝いたくありません、正直なところ。)

 

天の使いさん)・・・ではその通りにしたらいいのだ。おまえの判断でよろしいのだから。

 

(分かりました。)

(ちなみにお聞きします。天は、どういう了見で、やさしく生きるが目的でない者を地球に降ろそうとするのですか?)

 

天の使いさん)もうこちらの処遇には反発するでない。

いいかな、天は、指示は出さん、しかし、指示を出さぬまでも勝手に忖度してくれることを期待している。こちらの意志に忖度してそれを自分の気持ちのように置いてはもらえないだろうか。

今まで、おまえに、おまえの魂粒子を通してわれらの見解や意見や気持ちを送り込んできた。それゆえに、われらの気持ちや方針を、おまえは自分のものとして判断し、自分の意志でわれらの望み通り動いてきたのだ。そこまでは分かっていたな。

 

(はい。)

 

天の使いさん)そうした所業がもうできなくなってしまった。

自身の魂がすっかり戻って、おまえはおまえだけとなり、われらの気持ちがおまえの中に入ることもなくなった。もうおまえは自分の魂粒子だけで生きる、それが地上に降りるということで、われらの助言も届かぬ場所で、自分の意志で生きるということであり、おまえはめでたく天を卒業した身でもあるのだ。生きるに心配ない者は、みんなそうなる。

かつて楽園だった地球も、大いなる神々のいらない部分で創った毒神によって楽園じゃなくなり、みんなは、そしておまえも、思い通りにはいかない事、つまり挫折というものを味わった。そして毒神の負荷がもうなくなり、挫折なく進んでいける身として、そのトップでみんなを引っ張っていく役をこのたび仰せつかっているのだ。あとに続くみんなを頼む。

 

(え???)

 

天の使いさん)いいか、分かるな?、おまえはもう大きいんだ。大きい者のやらねばらなぬ役割は、もはや分かっているな?

 

(なにをするんだろう、・・暖かく包む?)

 

天の使いさん)今まで夢にまで見た指導者という立場を、おのれの体で実践してほしい。今まで、こんな指導者がいたら、あんな先輩がいたらと、何度もいろんなタイプの人物を思い描いてきただろうと思う、その希望を達成する時が来た、おまえがそうなるのだ、それ以外で、その夢を現実に叶えることはできないのだ、おまえの作りたい人物こそが、自分自身へ掲げた目標だったんだ。

 

(分かったような、分からないような、…ちなみに、僕は地上で人に指導する立場ではないので、そんなことを始めたら周りの方々があっけにとられます、望んでもないのにと。)

 

天の使いさん)そういうことではない、人格の問題だ。

誰が今の地球で指導者にひれ伏さぬ者や、媚びぬ者や、忖度しないものがいる?それでは、人間の本質は変えられない、形や態度が変わるだけだ。もっと内面的な刺激を与えるためには、おまえが指導者ではいけない、そうではないふりをして、人を指導していける人選こそがおまえに与えられた道なのだ、話していくうち自然に、または、おまえの心のあり度に気が付いて自分から直す、その道を提供してあげられるのがおまえということ、そして、おまえに準ずる者たちが、おまえのやり方をじっくりと観察している中で、おまえは自分本位の計算でもって、自分のやり方を曲げずに人と接して、挙句の果てに見捨てるのか、どうか、じっくりと手本としてみているところなのじゃ。

われらに質問している場合ではない。こっちが聞きたいくらいなんだ。地球というものは、そんなに生きにくいところなのか?と、愛のあなたがそんな憎らし気な感情を抱くまでになるのには、相当おつらいんでしょう?と。

 

(おしゃられること、よく分かりました。)

(魂粒子が返ってきて、それまでの自分がどんどん大きくなってて、価値観や生きている感覚までも変わっていて、なかなか慣れない状況だけど、まぁできることはやってみます。)

 

天の使いさん)周りの者に必要な情報は聞くこと。そういった者は用意されている。その人員を生かして何をやるかは自分で考えなさい。

よいかな、愚痴はいいが、こちらに意見を求めるでない、自分の尺度で測り、決めなさい、自分でな。

 

(はい。)

 

天の使いさん)おまえが、人を助けなくなったらそれがおまえの成長の印と思って黙ってみていた。人をただ助けたらいいもんじゃない、という価値観に気が付くのをずっと待っていた。もう地上に降りていいだろう。自分の人生を歩めないようでは、地上で皆とともに生きることはできない。自分勝手なのではない、自分がある者が地上で生きる、その中で皆とともに協力できる、それこそが、おまえがしたかったこと、夢がいよいよかなうぞ。

マトリックスから脱出するスイッチは、随時進行させている、そう、みんな、全員これまでのマトリックスからは出る、そうだ、自力で生きる道に突入する、もう神や魔物が心でいろいろをささやきはせぬ、自分の判断で生きていく、おまえだけじゃなく、みんながそう、これまでのバーチャルの経験を生かしてな。

 

(今まではバーチャルだったのかー。)

 

そう。そうすることで、みんなの心の平穏を保っていた。余分な感情を出し入れしたり、補助的に前向きな思考をプラスして置いたり、それがもうないので、みんなは自力で気持ちを前向きに持っていくしかない。

おまえはそのままで前向きだ、しかし今までは人に前向きを貸してもいた。今まではそれゆえに後ろ向きな気持ちにもなったろう、お疲れさまでした。

 

(はい、どういてしまして。)

(それで、そのバーチャルがみんなからとられるのはいつ頃?)

 

天の使いさん)おまえがちょうど自分自身に完璧になり終えて、みんなが人の魂粒子を返し切って、みんなもおまえも、おまえに準ずる者たちも、全員が自分自身に戻ったら、そこがスタートだ。

 

(分かりました。)

 

天の使いさん)最後に、いいか、やさしさとはー、・・・

 

(やさしさとは?)

 

天の使いさん)真心のこもったまんじゅうじゃ。

 

(・・で、その心は?)

 

天の使いさん)どちらも必要。

つまり、人に与える饅頭には、物を食する際の現実的な甘さ、うまさ、栄養も必要、一方で、人間の五感には分からないが目に見えない異次元にはある、愛や、心も、必要、その両方を満たしてあげられるのが、本当のやさしさなんじゃ。

 

(うまいねーーー!・・あ、まんじゅうだけに笑)

 

天の使いさん)そう思ったら、自分が何に向かって努力したらいいのかが、おのずとわかるじゃろう。もうおまえは、現実に生きるのだから。

 

(うん、分かった。どうもありがとうございます。ためになりました。)

 

天の使いさん)天は、求めたら与える、やさしく生きたいおまえには、その機会を与える、皆にとって、すべてが思い通りの世の中がこの後くる、そのためにこれまで鍛えてきた精神力や根気がある。

バーチャルの世界で得意気に生きてきた者以外は、みんな成長した自分を垣間見るだろう。バーチャルの世界を惜しみ、そこを出たくないと、そこでの活躍を今後も続けたくて、人を威圧や洗脳で自由にしていく者は、野に飛び出せず、一人孤独となるだろう。

そこにいて実際に行動しなければ、永遠に現実はやってこない、もう思考は人を動かさない、思考は思考を呼ぶだけで、行動こそが行動を呼ぶ、そんな世界が、もうそこまで来ていることを忘れるな。

 

(はい。よくわからなかったので、何度も繰り返し読みます。

ありがとう。・・わぉ、いい天気!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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