水色のなかま

このブログはフィクションです。物語の設定は主人公の紹介をご覧ください。

僕はこの先どうなるんだか

・・・

 

(なんでしょうか・・?)

 

今日、このブログに呼んだのは、おまえの将来をちゃんと考えようと思ってな。

 

(はぁ、将来ですか。)

 

おまえに、魂を返しに来る者が、おまえの魂を返したくなくて、憎まれ口をたたいたり、嘘を教えたり、交換条件を持ち出したり、そんな会話に付き合っていたら、そりゃ落ち込みたくもなる。

おまえのやりたいことの邪魔をしたり、そのために、おかしなエネルギーを注がれたり憑りつかれたり、憑りついて好きに動かそうとしたり、おまえと子供らとの楽しい時間をそうしてじゃましたり、・・でも、おまえが自分の力や存在を疑う必要はないし、おかしな者たちに、愛玩動物になれ、と言われたらしいが、人に好かれる代わりに知能をなくす、その方がみんなの迷惑にならないから、とか?、そんな言葉に耳を貸す必要はないから、安心しなさい。天の存在も、いろんな者がいて、こちらも整理できないでいる状態だから。おまえへの反応で、その者らの本質が分かって重宝している、ありがたいよ。

 

(はぁ、まぁ。)

 

(・・で、あなたは、そういう人たちの一味ではないんですか?よくありますよね、攻撃しておいて、一方で、懐柔するようなことが。・・なんかもう、異次元が信じられないのでね、すみませんが。)

(僕の将来?‥子どものことも大丈夫だ、・・?どういうことなんでしょうか、よくわかりませんが。)

 

一つ、伝えておこう。われらは、おまえが想像するような一味の上役ではない。

 

(では、どなたなのですか?)

 

ずっとおまえを見守ってきた存在で、アドバイスをしたくて。

地球が、おまえの住めるような場所じゃなかったのに、今住んでいるのが奇跡と思っている、しかも、いくばくかの生産性まで醸し出せているなんて、すぐに泣いて帰ってくるかと思っていた、強くなったな。

 

(はぁ。…誰だか存じ上げませんが。)

 

ここにわれらが持っているおまえの魂粒子がある、それを、満を持して、おまえに返そうと思う。

魂粒子は、おまえが、前世にわれらに預けたもので、おまえは、自分の身を削ってわれらを助けてくれた。本当は、そうしておまえの魂粒子を預かっている者が、今世では、こぞっておまえに集まり、それぞれ順に返すはずであり、それが、おまえと相手との約束であった。しかし、返さぬ者が続出した。なぜか、その粒子の力に頼り切り、みんなが努力しなくなったからだ。

われらが返さなかったのは、今の地におまえが降りるのを待っていたから。この段階になるまで、われらは、おまえに、返すことができなかった。それが約束だったから。

だから、われらは、すぐに返す、ほら、今までありがとう。

 

(いつ、あなた方を助けましたか?)

 

いろんな人生があった。何度もわれらは遭遇した。そのたびに、おまえは同志と名乗り、われらを救った。

 

(覚えていないから。)

 

死んだあと、われらは事の重大さを知った。どれだけおまえに救われていたかを実感した。それで、努力した。必ず、今の時期に、おまえに粒子を返そうと、そのために、自分を磨いておこうと。

ほかの者たちは、それをしなかったんだろう、おまえに返すべき力が無かった、頼り切っていたから。

 

(これが作り話だったら?)

 

いや、本当の話だ。

おまえは、地上で生きることに決めたんだろう、異次元は、もうこりごりだ、と。だから、返したんだ。そのいう意味で、おまえもおまえの子どもらも、大丈夫だと言ったんだ。これからは大丈夫。もうみんな地上で暮らすから、普通に暮らせるから、この粒子が返れば、おまえはもう、普通の人間なんだから。

寂しく思う民もいるよ、もう話ができないと、でも、おまえが望むなら、家族にも、異次元との二重生活をさせるにはかわいそうと、おまえが思うのなら、そこは、もうさせないから安心してほしい。

おまえの魂粒子を、みんなが自由にしたくて、魂の足りない状態なのに、おまえを鍛えて独り立ちさせようとした、でも無理だったよ、魂が足りないんだから、おまえが決めてきた仕事ができるわけなかったよ。

それなのに、みんながおまえをいいようにし、それをやり終えたように思わせて、魂粒子を返さなくてよかったように収めようと思ってた。だけど、そんなことでおまえの充実感が得られるわけもなく、おまえは、それまで接してきた異次元の存在や、人間の仲間たちに、大きな不信感を感じた。みんなでおまえをだましていたことに、気が付いたから。

 

(確かに、そうだったね、実感があるよ。)

 

そんなウソ、うまくいくはずないと、われらは思っていた。しかし、ここまで降りれるかな、と心配だった。だが、こうして降りた。地上に足をつけた、だから、もうおまえたちは大丈夫。気楽に生きなさい。好きなことをしなさい。親として、子育てをしなさい、もう大丈夫だから。

 

(そうだったらいいな。僕は、花を育てたい、土いじりがしたい。土いじりを通した交友関係を培いたい。)

 

だったら、それをやればいい。子育てと、それと、ものづくりと、料理と、DIYと、そういうやりたいことを、そのままやっていけばよい。それでいい、それでいい。

 

(承知しました。ありがとう。)

 

明日は晴れだから、いいことがたくさんあるよ。期待しておきなさい。

 

(はい。)

 

(僕と同じような立場の方々は、今頃どうなっているのかな。)