水色のなかま

このブログはフィクションです。物語の設定は主人公の紹介をご覧ください。

異次元とは

天の存在)今日は、私からメッセージを伝えよう。

題名は、異次元とは。

 

異次元とは、一概に全容を把握できたり、説明出来たりするものではなく、特に、現実の世界を生き、異次元を少しは垣間見るものの、垣間見えたものがそれぞれ違い、垣間見た者の心の持ちようで、こわくもあり、面白くもあり、いいものでもあり、危険が伴うものでもあり、ちなみに、正樹の垣間見た異次元は、たいへん過酷で危険で恐ろしく、魂を絞ってちぎり取って無下にさらして、魂の一番弱いところをむき出しにされ、そこを突かれ、それでも愛に耐え、‥そんな経験、だれもしていない。

そこを経験できるは至難の業で、大概がいいところで許されて、捨ておかれて、みな魂を回復し、反省し、違う道へと生きていける。しかし、正樹の場合、好奇心と真実を知りたい思いが人一倍強く、物事をうやむやにとか、脅しでごまかしてとか、そういうことが通用せず、仕方なく、最悪最低の思いを感じさせ、好奇心を引き取らせた部分が多分にあった。

しかしながら、この者は、その経験を生かし、異次元の仕組みをなんとなく理解し、と言うか、自分の手ごたえでその全容をなんとなく理解し、やってはいいこととやってはならないことを知り始めた。つまりは、そこまで異次元に研究熱心だったわけだ。人間のくせにの。

当然において、異次元には異次元のおきてがあり、人間がその全容を把握するなどもってのほかであり、われらの能力の範疇ではこの者の意志に及ばないため、少し上の存在、また少し上の存在、と、どんどん上の存在と関わるようになっていった。

その後、この者は、その間関わった全部の存在の心を変えてしまった。やっぱり地球はおかしいよ、それが、この者の言い分であった。

そうゆう目線で見てみると、この地球は、確かに、納められはするが、皆の成長を促せる、そんな環境にはなっていないことが分かってきた。上の者、そのまた上の者、そのまた上の者も、この者の申すことに興味を持ちだしてきた。今では、大いなる意志にまでその意思が届き、この者の発言に耳を貸すようになった。間に人は介するが、ほとんどそのままの見解が上の上の存在まで伝わるようになっていった。これぞ、神への道、神への道の正通であった。

今まで、人の意見など意に介さなかった神々は、そうした経緯もあって、この者の意見を尊重するようになってきた、なにしろ純粋な思いでわが子を愛し、愛すことのできる自分になるために、何でも努力した。物事に対しては、あらゆる面からの意見を受け入れ、受け入れて一度は試し、その上で、矛盾を感じるところがあれば、いかんなく心に思った、ここはおかしい、と。これでは学べる環境ではない、ただ上の者が下の者にストレスを発散するだけのマトリックスに、どうやって人間として生き、愛ややさしさを膨らめていけるのだ、と。

人間ときたら、その制度に合う自分になるだけで、そこの疑問には目隠しし、仕方がないとあきらめ、自分がいい目を見たいがために、社会に順応し、その分、愛を失った。

それでは元も子もないし、地球に生まれた意味もない、人間社会がこうなのは、その上を回りつつむ、異次元の社会もそうで、つまりは、天と地の存在たちが、互いに争い合って、地球に自分たちの自由を広めようとするあまり、それぞれの出身の魂を身に入れる人間たちをただただ優遇し、そうでない魂を冷遇し、双方の出身が合い溜まる職場では、双方がけん制し合い、ルールを作り、そのルールを守れぬ者を排除し、いかに愛あるものであっても踏みつけにし、互いの違うを理解し合うような、そんな職場はついぞ見られず、正樹は、すべての職場で冷遇された。

正樹は、天も地も嫌わず、ただみんなで理解し合おうよ、互いの苦手を責めないで補い合おうよ、そういう精神でいただけなのに。

そののち、正樹は、自分の魂の道乗りで会った、地の存在、闇の存在とも仲良くなった。正樹の引きこもりの子どもは闇だったから、その子を愛する気持ちが、異種族の愛と言うのは本当に尊いもので、この子も正樹を信用し、正樹もこの子の実力を信頼しているから、そうした風景は、天から来た正樹が闇を愛する風景は、誰の目にも美しかったと同時に、もちろん闇の存在の心にも、信用という愛を育んできたのだった。

 

ブルー)正樹は、正直言うと、始めは闇を好まなかったもんな。

 

ダウス)そうそう。でも、仕方がなかった。母親が、自分の闇要素を正樹に与えといて、闇の存在でなく天の存在にあこがれていた母親は、正樹の体の自分の要素をことごとく嫌い、はねつけていたからな、そう言った価値観が身につくのも当然。まっさらな正樹は母親を愛し、闇をはじめから愛していた。

 

ブルー)ああ、そうかもな。

 

天の存在)まあ、そういう経緯があって、正樹は極めて特殊な部類で、またやさしさを担う精神がとても強いから、二度と失敗をやらない、そうして、自分の精神力を経験を通してますます増し、何が自分のやさしさかを追求し、今に至っているので、正樹にとっては異次元とは、・・・修行の場所、それでいいかな?

 

(・・僕は、物心ついてから、ずっと異次元を感じていて、人の見ないものを見ていて、実際白いお爺さんなども見て、あれは誰?と母親に聞いたこともあり、それが母親には見えなかったりして、いつの間にか母親から、異次元でなく現実を見るように僕の自然体を抑え込まれた形になっていたのだけど、子どもができてから、異次元的な子どもに対し、普通の価値観を持たないと、と思う自分と、異次元を信じる自分とで葛藤があり、やっと今になって、異次元を見る自分を自分で認められるようになった、そんな愚かな父親です。

僕は、もっと早くに異次元的な自分を自分で認めてあげたかった。それができる自分になるまで、子どもは僕のために苦しんでくれて、僕の目を覚ましてくれた、そんな気がしています。今の幸せは、子どもがくれました。自分のことが、今は好きです。)

(そうなれるための試練を、異次元は現実よりもいっぱい僕に与えました。それが修行といえばそう取れるけど、不必要な試練も山とありました。僕は、そのことには納得がいっていない。どうしてその人物に合った純然たる修業が受けられなかったのかな、と思う。人が学ぶためなんだったら、なんで?、と。)

 

天の存在)つまりな、それは、異次元とは、人間界と変わらず、いろんな者がその任について、いろんな者が役目に当たっている、それだからして、異次元の存在が、人とは違う次元にいるからといって、人より優秀ということにはならないんだ。人の方が、異次元の要職についている者よりも、純粋で鋭い見解を持ち、真実を握っていることが多々あるんだ。

正樹が、自分が体験して感じたように、地球とは、人の学ぶ場所であると同時に、異次元の要職に居つく存在も、同時に学ぶ場所なんだ。その割には、異次元の存在が学べていない、と、正樹は思った。それも同感で、正樹のように下の者を愛し、自分の持てるものでその者を育て、その後は、人様の持てるものでこの子を育ててもらおうと、そういうような自由な精神で、互いにどんな存在も育て、自分も自分が育てたどんな存在にも自分自身が育てられる、そういう価値観でみんな生きましょうよ、という、まるで魔法のような考え方、育てた自分が学べるんだ、という価値観、そういったものの現実化が、人間社会だけでなく、異次元の神々の段階においても全く機能していなかった考え方であり、皆、自分たち種族の存続や、保身、縄張り争い、縄張りを守りあう暗黙のルール、そういうことにばかり価値観を置き、誰一人として他種族を愛そうなどと思う者がいなかったことを深く反省している。地球でおまえができたのならば、私たちも、と、そういう勇気を持った存在もいる。今までのことは、どうか許してほしい。

 

(いや、許すもなにも、僕は、現実社会では、まったく大したことをしていません。子育ては、それこそ異次元の負荷も感じながら、必死に子ども愛してきましたけど、こつこつ少しずつ、また戻りつつ、という感じで訳も分からず無我夢中で。)

 

天の存在)規格外のおまえを、われらはずっと警戒し、邪魔してきたんだ。闇に頼んで邪魔させたこともあった、しかし、おまえは、そんなわれらを恨みもしないで、闇についても、毛嫌いしてもいいのに信用できるまでになって、そのことはすごいと思うよ。

 

(‥というか、気づいてませんでしたが、そんなことしてたんですか!悪いな~ほんと。)

(僕は、親として、人として、子どもを愛したかった、それができる人になりたかった。そうでないと、子どもがかわいそうだった。自分みたいな思いをさせたくなかった。僕の子として闇の子が生まれたのは、罰ですか?そうじゃないでしょ?、僕は、絶対自分が学ぶためだと思った。だって親は子どもを愛するが当たり前、だから地球に生まれて、人という動物として、子どもを愛する本能に助けられながら、自分とは魂的に異種族の子を育て、社会に送り出せるまで支える、そういった負荷を通して、僕の持てる愛を大きくする、努力して努力して見解を広げて、心の底から子どもを愛してやる、そのために親子で生まれたに違いないって、そう信じてたから。)

 

ブルー)そして、文字通りおまえはちゃんと子どもを心の底から愛した。

 

(うん。大好きだよ。どの子も最高ー♪)

 

ダウス)大事なのは、親として揺ぎ無いおまえ、だったんだな。異次元なんかは、それに比べたら、小さな問題だったんだ。

 

(異次元のこと考えても、難しいしね。ただ、一定の法則があることは分かった。つまり、愛は勝つ。)

(異次元に揺らぐ自分がいる。仕方ないよ、異次元的な性質を持って生まれたんだから。そう、自分を認めて、たとえ、その負荷があっても、僕は、子どもに当たらないように頑張る、子どものせいにしないように、自分を改める、子どもは悪くない、成長すべきは自分だから、親なんだから、子どもを包んでやれる人に這いあがろう、できなかったら謝ろう、そして、おまえは悪くない、と伝えよう。すごいよ!と伝えよう。そのままを許し、そのままを伸ばそう。この子が悪いはずはない。・・そんな気持ちかな。)

 

ダウス)いい子どもに恵まれたな。

 

(うん。)

 

天の存在)異次元が変わりつつある。

正樹の見解が認められ、それというのも宇宙の流れであって、正樹のような人が地球にあること自体、これまでにはなかったことなので、すべてが宇宙をつかさどる大いなる意志の意志なのだと思うが、今後、異次元は、今までは、三次元という人間の集う場所を境に、上の次元を天の存在、下の次元を地の存在と、すみわけをして、互いに居場所を分けて暮らしてきたが、これからは、そうした境なく、少しずつ、天の存在と地の存在が、混ざり合うようにして次元を構成していく運びになっている。

なぜなら、今までは、天の存在と地の存在が、互いの代表者どうして話す、そうでないと、互いの料簡が伝わらず、けんかが勃発する、そういう仕組み形態であったが、それだと各個々の存在の気持ちがなかなか上には上がらず、組織の下の者に他種族に愛を持てる存在がいても上がもみ消してしまうようでは困るから、そうした存在をまずは要職に就け、他種族同士が協力できる仕組みを少しづつ作っていく、その方向にわれらは進めていくから、皆も心してほしい。

異次元と人間界はつながっている。今に、その影響が人間界にも出よう。いや、すでに出ているかな。

これまで正樹を生意気だと思って冷遇してきた人間には、異次元の命令があったことを謝罪する、今後は逆に、愛でない者の冷遇が始まる。生意気な者を認められない人間も、それを取り巻く異次元の存在同様、天と地の連合にて冷遇させていただく。今後は、異種族間の理解を旗頭に邁進していく。それに向かって努力できる者を評価していく。すべては、大いなる意志のもとに。エネルギーの流れがそうである限り、皆、そう進まざるを得ない。

正樹は、正樹のまま、がんばりなさい。

 

(はい。子育てと家庭の平和をがんばります♪)

 

 

愛は勝つ

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