水色のなかま

このブログはフィクションです。物語の設定は主人公の紹介をご覧ください。

ワンネスとは

(ワンネスとは、一人一人が自分の持ち味を発揮する上で、いろいろな違う特徴を持つ存在同士が、互いに理解を深め、協力し合って、みんなで幸せになることだと思うんですが。)

 

ブルー)その通りだばかやろう笑!

とうとうやっちまったな!いい傾向だ!おまえは一歩も二歩も踏み出した!

 

(昨日の家族でのドライブのこと?)

 

ブルー)おまえの子、すごく喜んでいたぞ、表面には出せないけど、内心は、父親に対しての信頼がすごく大きくなって、おまえをより信じるようになった。

おまえの家は、みんな天の存在から来た魂で、子どもの一人だけが、地に住まう闇の存在で、家族として生きていくのに、その子がどうしてもストレスを抱える結果となっていた。異種族の魂同士は、互いへの理解がすごく難しくて、つい相手に対して疑心暗鬼になってしまうんだ。

 

(うん、その通りだと思うよ。

地の子には地の子の良さがあって、時折自分にはない能力に、はっとさせられることがある。可愛くて、尊敬できる我が子だよ。だけど、どうしてもほかの子どもたちと比べて口数が少なく秘密主義で、わざと自分のやさしさを隠したりもしていて、実はやさしいんだけど時に自分本位に見えるところもあって、今まではこの子の本質を、ずいぶん誤解してはいたんだ。

その誤解は、僕から妻やそのほかの子どもにも伝わっていたから、まず自分を何とかしたいと思い、理解しようとすごく努力して、あと、僕が子どものころ親にしてほしかったことを、努めてこの子にしてあげたんだ。すると、すごく喜んで、どんどん幸せになっていった。・・というか、僕自身が幸せになったんだ。そうしたら、子どもの情緒が落ち着いていった気がする、不思議なんだけど笑。それで昨日のドライブは、その子中心に回って親子で楽しんだんだ。いつもは多数決で我慢させてたから、たまには、こういう機会も持とうと思って。

 

ブルー)その子を理解する努力っていうのをもう少し話してくれ。

 

(うん。ええと、始めはすごくやさしいことになかなか気が付かなかったよ。だけど、落ち着いて考えてみたら、この子なりのペースで僕たち家族を思ってくれてるのがだんだん分かってきたんだ。

例えば、家族にプレゼントをあげる時、他の子は、お金が無かったら手作りとかにして毎回欠かさずあげるんだけど、一方この子は、毎回はくれないけど、お金がたまってからまとめてどーんとくれるの。それとか、これだ!と思うものが見つかるまで待ち、見つかったら買ってくれるの。つまり、もらった方に無駄がないというか、相手に必要なものをちゃんと吟味した上でじっくり考えてプレゼントをくれるんだよ。これって、すごい愛だよね、と思って。

自分と同じ習慣でないと、なかなか思ってくれているのが分からなかったりするんだよ。でも、よく観察することで、気が付くことができる、思い込みで決めつけるんじゃなくて、よく観察するという努力を僕はしてきたかな。)

 

ブルー)おまえの子どもが愛じゃないわけない。

 

(さすがにそれは思わなかったけど笑、この子の思いやりを一つも残さず見つけたい気持ちでいた。妻に似ている部分もあって、妻に似ているなら誠実に違いない、と思うところはあった。妻の家系は、タイプの違いはあれど、みんな愛があるんだ。)

 

ダウス)そういう感じで、おまえは、妻の兄弟たちともそれぞれ付き合い、互いの溝を埋めていったんだな。

 

(・・それは、彼らは大人だし、無職の年下の僕なんかの話を馬鹿にしないで聞いて、会話してくれただけでありがたかったよ。なにか役に立てたとは思っていないよ。仲良くなってほしいな、とは思いながら話はしてみたけどね。苦笑)

 

ブルー)馬鹿だな、そういう思いが通じるのがこれからの世界なんじゃないか。

いいか、おまえの思いは、嘘もごまかしもない、真っ正直な思いで、口から出たことと心と、寸分の狂いがないんだ。俺らから見ると、心の声と、発する声と、同時に見えてる感じ、それに狂いがないからストレートに相手の心に伝わっていく。それだけに、愛の言葉じゃないと相手のダメージがすごいが、おまえが愛じゃなくなる時が無いので、たとえ傷ついても、少し経つと、その傷から新しい概念が広がっていったりして、そういうショック療法で助かっていく者たちも結構いるんだ。逆恨みは、もうないな、おまえの母親がそうだから、もう治っていってる。

 

(こういう異次元の存在の話を信じていいものかどうか。僕と同じく悩む人いるのかな。結構、メッセージです!って言って、それをまるきり、神の言葉で真実です!みたく、断言する人の方が多いような気がするけど、僕は、あくまでも慎重でありたいよ。)

 

ダウス)だが、おまえは、引きこもりの子どもが発した言葉を信じたな。

 

(直接は言われていないよ、捻話だったんだけど。

『おばあちゃん⦅僕の母⦆がかわいそうだよ。パパは誰にも好かれる性質だけど、おばあちゃんは、どこへ行っても悪くないのに嫌われるんだよ。その気持ちを分からせるために、ボクも、悪くないのにどこへ行っても嫌われて、親としてつらさを感じている。おばあちゃんを助けたら、ボクも救われるよ。』と。)

(僕は、子どもの話は不思議と信じるんだ。

先日は、別の子どもが、これは捻話じゃないけど『メダカが夢に出てきて、水草が無くて酸素が足りなくて苦しいよ。と言ってた。』と言うから、すぐにホームセンターへ行って水草を買ってきたんだ。どこか、子どもの言葉に限っては、本当のことだ、という気がしちゃうんだ。)

 

ダウス)そういう心掛けが大事なんだ。おまえは、誰の言葉でも馬鹿にしない。肩書のない者の言葉は、普通信じないものだ。とむくんのようにな。とむくんは、おまえの言葉をまるで信じないな、愛と思いやりだけは受け取ったらしいけど。

 

ブルー)それで、おまえの愛に見合う人間性がないから、またおまえの魂を返す羽目になったということ。この先も、どんどん返されるだろう。そして、とむくんは、今後、インスピレーションを受け取れなくなり、芸術家として再び大成することはないだろう。おまえの言葉を信じて、自分の感覚を直していれば、その道もあったのに、能力がなくなってから、伸びきった鼻がぽきんと折られる、この現象は、おまえ以外の人間の周辺でも起こる出来事で、誰かに魂を貸してたやつが、どんどん自分に取り戻し、取り返された者の能力や肩書が、その者自身の魂の大きさに置き換えられることが分かっている。もう実際起きている。

 

(そうなのかなー。実際の状態で確認しないと真偽は分からないね。)

(僕は、ただその時、自分が思った一歩を踏み出すだけ、その繰り返しだから。)

 

ダウス)引きこもりの子どものことは安心しろ。もう大丈夫だから。

 

(そうだったら嬉しいね。)

 

(あ、ワンネスとは?)

 

ブルー)ダウス)

おまえの生き方そのものだ。

 

(・・魂を返されているからか、僕の心は以前より、あたたかく、やさしくなってる感覚がある。おおらかにもなっている。異次元の現象、すごく不思議だし、言われたことを全部信じているわけじゃないんだけど、この先の自分だったら、もしかしたら、ワンネスに入れるかも、と、ちょっと思うよ。笑)

 

 


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