水色のなかま

このブログはフィクションです。物語の設定は主人公の紹介をご覧ください。

これからの日本

いろいろな考え方はあるが、今日は、俺から、これからの日本について述べようと思う。

 

(・・またおまえか。)

 

偉そうなのは性質であり特徴だからすまない。

 

(・・あれ?昨日のブルーじゃないな?)

 

似ているからよく間違えられる。俺は、ブルーより実直だ、あんなに軽薄ではない、だが偉そうなのは相違ない。

 

(君だったのか。まだ君の方が僕は信じられる。)

 

だが、それが落とし穴だ。俺とブルーは存在としてあまり変わりない、ただ住む世界が違うだけのこと、自然それが人格の印象の違いにもなる、しかし、あまり変わらないんだ、強さもレベルも存在感も、考え方もな。それをおまえは存在の印象だけで信じられるとか信じられないとか決めている時点で浅はかなんだ。

 

(言ってることは分かるよ、でも、・・)

 

おまえの気持ちもわかる。ブルーとおまえとは俺とよりも気が合い仲が良かった、俺は一歩引いていた。そういう性分だからだ。おまえはだからこそ、ブルーに裏切られたと思って失意し友達なんてもう作らないと決めたんだ、あまりに悲しかったから。

でも、分かってほしい、不完全なおまえに俺らから何もかも話すわけにはいかなかった。不完全なおまえにはそういうお前の役割があった、おかげで皆が助かった。文字通り、おまえが自分の身を呈してみんなをかばってくれなければ、みんながすべてのカルマを被らなきゃいけなくなり、それをかぶったおまえは、文字通り一旦死に、また一から足元を固め、立ち上がらなきゃいけなかった、その過程が本当につらかったことと思う。しかし、おまえはやってのけた。

 

(何を言っているのか分からないよ・・。)

 

ごめん、勝手な解釈だ。異次元存在たちは、自分目線で物事を見るだけ、それは、違う方面からの視点だが、正しいわけじゃない。本当には、人は、自分の目で見る力を養うべきであり、その参考に俺ら目線の見解があり、その情報を自分でよくかみ砕いて自分なりの意見を持つ、その意見に従って歩く、ということが必要なんだ。失敗したら改め、自ら謝罪し、責任を取り、また歩く、という道、それが経験なのだ。おまえは良くできている方だと思う、だが、まだ印象で物事を決めている、知識や経験がないから仕方がないが、悪そうに見えるやつが悪くて、良さそうな印象のやつがいいわけじゃないんだ。暗そうに見えて明るいやつもいれば、明るそうに見えて、ネガティブな考えのやつもいる、みないろいろだし、性格が複雑だと信用できないのも分かる、俺はブルーより性格が分かりやすいから、嘘もつかないし、白黒はっきりつけているから、だが、ブルーはいわばいいやつだ、異世界のおれにも心を開ける。そんな大胆さは、誰にでもあるわけじゃない。お互い親友だと思っている。分かりあう努力をしている。

 

(・・・。)

 

(それで、これからの日本って?)

 

日本は変わっていく。でも、おまえ次第だ。というか、みな自分次第で自分の環境は変わる、それが日本が変わっていくように見える、何も変わらねば、自分の日本は変わらない、つまりだな、・・

 

(今のところ、何言ってるのか分からない。)

 

先日のおまえが見た濁流の川の風景があるだろう、その時の話を思い出してほしい。

 

(うん。)

今、地球に起こっている現象(異次元&現実) - 水色のなかま (hatenadiary.jp)

 

その話の中で、話の主が、清浄と汚染のエリアがまだらになっていて、そこに人々がそれぞれ自分と釣り合うところに所属していると、そういう話を言っていただろう。

 

(うん。言ってた。)


今はまだはっきりしていないが、だんだんその様子が色濃くなってきて、はっきりと所属の場所が違う者同士が隣り合うようになっていく。今は、まだお互いに引っ張られる部分があり、まだらな様子がはっきりとはしていないが、だんだん濃くなる、すると、どうなるか。・・

 

(分からないな。)

 

お互いに話が全然通じなくなっていくんだ、おまえとある職場の者たちのように。

 

(ああ、あそこの人たちとは、全然話が通じなかった。日本語は話しているんだけど、価値観の違いか、なんでか分からないけど、何言ってるのかさっぱりわからなくて、何を意図しているのか・・、だから、思いやりの気持ちも、叱咤も、心が全然伝わってこなかったから、いまだに不思議な体験だったよ。)

 

まあ勉強のためにあそこに行かせたんだな。

 

(・・・。)

 

そういう現象のせいで何が起こるか分かるか?

今までは、どちらかがどちらかに合わせる形で、一体感が作られてきたんだ。だが、そういった所業がみなできなくなってきて、話が通じない、を皆が感じるようになり、一体感どころか、どの団体のチームワークも崩れ、よって、新たな考え方が組織に導入され始めていく。つまりはワンネス、ありとあらゆる人たちを総括できる者しかリーダーに成り得ない、つまりは、リーダーがどんどんすげ変わっていく、ということが日本に生まれてくるからそのつもりで。

 

(はあ。)

 

今までのリーダーは、広告塔や、華やかさや、外見的なきらめきや印象の良さがあれば、皆の担ぎ上げで何とかなったのだ。しかし、この先は、演説だけではだめ、言葉の端々には嘘とごまかしがあふれて、もうそうしたリーダーには誰もついていかれない、つまりは、本心がだだ洩れの世の中となり、飾り物のリーダーが消えうせるということ、やさしくないと何もかもがうまくはいかないんだ。

 

(ほう。)

 

まず、いの一番に、カルマがそれを本来持つ者に返されて、カルマに解放された気高き種族が楽になる、となれば、そういった者が愛に動き出す、笑顔で生き始める、そうなったら、そうした者らが次々リーダーとなり、人を導き、まとめ、生き生きした社会を作っていく。

つまりは、組織は何も変わらない、しかし、人がふさわしい者にすげ替えられていく、ということ、そうした後の社会は、実はリーダーにふさわしくなかった者が作っていた通説や慣例じみたものが必要ないと見なされ、社会と社会のつながりが、どんどん簡単になっていく、つまりは、愛のためにたやすく繋がれるようになる、それがすべてだ。みんなで協力も、権力にまとまるでなく、愛にまとまる。愛を出す者らが、脚光を浴び、尊敬され、癒される。そうなると、これまでの組織が、思い切り様変わりしていく。

 

その一方で、何ら変わらない社会も存在する。何ら変わらない社会には、愛では生きたくない人、権力に群がりたい人たちが集まり、その印象を色濃く強化していく。その後、そういったエリアの存在たちは、徐々に法律に違反しないと生きていけないようになる。そこで気が付く者も出てくる、時代遅れなんじゃないかと。しかし、それでもそこで生きたい者らのために、清浄でない土地も当然作られ、そこ以外にいる場所がなくなっていく、まだらだが、そこの領域から出ていくことができない地域である。

 

(よく分からないんだけど、人が移動すれば、まだらも動くんじゃないの?)

 

そういうことだ、まだらは動くし、清浄は汚染エリアには決して入らない、隣にいるのに存在感がない、そういう接触のない関係性がどんどんできていく。

 

(この辺までなら想像できるけど。)

 

(そうして、二つに分かれたエリアは結果的にどうなるの?)

 

そこにそれぞれ所属しているそれぞれの人には、自分の所属のエリアの風景しか見えず、感じず、その風景が世界だと見え、感じ、いまだ変わらず日本が住みにくいと感じ続ける者と、どんどん日本が良くなってきた、と思う者の、二種類に別れていく。

清浄のエリアの者は、清浄なメガネで世界を見て、汚染エリアの者らには、汚染の色眼鏡で世界を見せられる様子と例えられるかもしれない。まあ全身包まれているのだが。

そうして、地球には二つのエリアが出来て徐々にそれらのエリアが同質同士でつながり合い、大きな二つの玉となる。それが、地球だ。

 

(地球が二つ?)

 

そう、二つの地球が出来上がる。実は、もう出来上がっている。それを、どっちの地球に乗るかの選別が、今行われているというわけ。

 

(よく分からないんだけど、それは、実際に惑星が二つとなるの?)

 

いや、そうではない、そこからは、アナザーワールドなんだ。互いに別れた世界に突入するんだ。

 

パラレルワールド?映画でよく観た。)

 

そう。そして、生まれ変わってどちらの地球に生まれるかは、今の生き方による、安心している人もいれば、心配になってる人もいる、でも、もう誰のことも助けられないんだ。それぞれに合った地球に行くのだし、一緒に連れていくのが相手には不本意だったりもするから、自分の方向が人にも幸せだとは思わず、人の意見を尊重し、人を愛で直そうとしないで、そっとしておく時間に入ったのだ。もう自力で立つしかない、それぞれの場所に。ネガティブで苦しくとも救ってはもらえない、自分で歩いてそこを出ない限りはそのままなんだ。仕方がないんだ。もうみんながいろんな体験をして学んだ。自ら生きる時代に入ったのだ。

 

(その、パラレルワールドは、二つしかないの?)

 

そう。どちらかには入る、また、地球から出て次の星に行くものもいる、だから、全員が地球にとどまるとは限らないが、特に学びの必要なかった人間じゃないものらは、もう人間を助ける必要もなく、自分を犠牲にする道もなく、自由を選ばせてもらえる。地球にいるか、もう卒業するか。

 

(そうなんだね。)

 

また、一方で、次元の下の星へ落とされる人もいる。それは、だいたい人間の中にいて、有無も言わさず、そこに連れていかれる、次の転生には、自分に合う場所にそれぞれ行かされるんだ。その者らは、そこに落ちて、自分というものを知るんだろう。今まで上げ底で生きてきた意味を知るんだ、感謝できるまで、自らを見つめられるまで。

 人間じゃないものと人間、ここには二種類の人種がいる - 水色のなかま (hatenadiary.jp)

 

で、おまえは、そうした体験まで今まで全部してきたはずだぞ。それに耐えて今がある。

 

(は・・?)

 

おまえの苦しかったは、並大抵じゃなかったはず。みんなが溜めた全部の汚染を抱えて、自分で背負った、その待遇をきちんと感じて這い上がってきた、ここまでな。だから、そうしたい意志があればできるんだ、そうして地球から落ちていった者も、自分の意志さえあれば。おまえほどはないにせよ、愛に生きれるか、今からでも、皆、始めるといい、試してみるがいい、いいデモンストレーションと、ウォーミングアップになるぞ。

 

(異次元の体験のこと?)

 

そう、実際つらかっただろう。

 

(もう二度としたくないほどね。・・)

 

おまえはさっぱりしているからあまりつらさが伝わらないけど、

 

(いい教訓にはなったよ、もう人を救うまいって。笑

というか、冗談抜きで話すと、人を信じられるようになったんだ、人の力を。自分が手を貸さないほうがいいこともあるし、人には人の望みがあるんだから、邪魔しちゃいけないって。人を救うことは救うよ。救うっていうか、助け合いというか、そういうのはしたいなと思っているよ。)

 

今にこの清浄な地に、清浄な者らが訪れるだろう、そして、清浄な精神でつながるだろう。みな自分に合った者と手をつなぐだろう。おまえの家族は、今、手をつないでいる、しかし、印象でぶれるな、愛を信じて、所作で区別しないで、一時の感情で切り捨てないで、家族は、どこまで行っても大丈夫だ。

 

(今日は、よい勉強になった。印象で判断している、確かに僕にはそういうことがある。あらゆる習慣が違っても、相手を理解しようと努めたいし、何より、信じたい。家族を、そして、自分を。自分に合った者に取り巻かれているのが自分なんだ、って。)

 

俺の話を信じるのか?

(今のところはね。でも、僕は冷静に現実を見ていくよ。情報としては受け取っておくし、ためにもなったと思う。)

 

※俺の時と全然態度が違うな。笑!

 

(・・ブルー、また来たか。・・まったく。)

 

 

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 ブルーの親友『ダウス』