水色のなかま

このブログはフィクションです。物語の設定は主人公の紹介をご覧ください。

人々の内的変化と自然現象

昨日は大変だったな、おかしなものに憑りつかれて。

 

(昨日は、おかしなものが自分の中に入っていて、・・)

 

それは、我ら赤の軍団、光と闇の間に住まい、お互い甘い汁を吸うために存在するそんな我らを、欲で生き理想がないと言って忌み嫌う者もいる、光と闇を行き来できる我らは、双方を結ばせ、その無理を助け、その代わりに多大な報酬を受け取る、報酬とは愛の力、愛の力は誰にも効果があり何もできないものはない、そんな万能力だから。

 

(どうでもいいけど、昨日から体がだるくて仕方ないよ、出て行ってもらえますか、僕には日常で家族を大事に、家事育児を丁寧に、庭を手入れし、動物を可愛がり、いろいろとやることがあるんだから。)

 

まあそう言うな。おまえの揺ぎ無さに免じてメッセージを伝えようというんだ、ありがたく聞いてほしい。

 

(聞くことは聞くけどー。)

 

では、始める。

正樹はいい。なぜなら、欲がないから、理想だけだから、つけ入る隙がないんだ、しかも、やさしいときてる、我らですら心を許し、従いたくなる、役に立ちたくなる、素直で正直が一番、そんな価値観が我らの中に入るとついそうなりそうになる、影響力が高いんだ、純粋な奴はみんなそう。

 

我らが伝えたいのは、人間の内的変化のこと、我らは、実はどんな存在にも公平に当たっているし、我らに憑りつかれるととたんに欲が倍増されて、何かを達成するとか何かを得たいとか、支配したいとか、そういった毒気にさらされてしまう、そこから人は、人格をどんどん崩していく、自分の人格を、どんどん無くし、忘れていく。

この先に起こることと言えば、とりあえず人は今まで我らのような存在からガードされた中に暮らしてきたのだが、そのガードが今取り上げられつつあり、簡単に人に憑りつけるようになっている、どんどん簡単に。

 

(あの、僕に憑りついている理由は?)

 

むろん、メッセージを与えるため、終わったら出ていくよ、ここにいてもしょうがない。

 

(ならいいけどね。・・)

 

人の内的変化と言えば、そういうこと、我らに憑りつかれ蝕まれていくごとに、自分の愚かな部分が倍増されていくから、少しでもそういった部分がある人は注意が必要だ。欲がないと思っているやつ、自分は特別奉仕に燃え、誰から見てもいい人だと自負しているやつ、己の情けなさを知ることになるだろう。そうではないのだからな。

自分が出来ると思って他人を見下しているやつ、他人の素晴らしさを分かっていないやつ、心の中は欲と虚栄心でうずめいている、誰かのために頑張るやつ、自分の理想に燃えているやつ、そういう者らが今後は、地球において主導権を握るようになるだろう、なぜなら我らが憑りつけぬから。自分をごまかして生き、面倒なことは人に押し付け、自らの責任を負わないやつが、我らの餌食となり、そういった人間の内側に、我らは巣を作る、そして、そういう人間は、そういう赤の膿のエネルギーの中で暮らすようになる、同じ地球上の現実にも、エネルギーの違う箇所があり、そこに合う者がその地に生きるのだから。

 

(それは、昨日の話と似ているね。)

 今、地球に起こっている現象(異次元&現実) - 水色のなかま (hatenadiary.jp)

 

それはいいとして、

おまえが憑りつかれたのは、人の魂を、つまりはカルマを、まだ背負っているからで、自分の魂を、おまえにカルマを与えた者に貸したままになっているからで、本来ならば、おまえのような奴は、俺たちとは関わらぬ存在なんだよ。おまえは高すぎる。

そのカルマは、俺たちが戻してやったから安心していい。

 

(道理で今日は楽になっているよ、君たちだけの負担だからかな。)

 

そういった調節もこれからしていくから安心していい。調べてカルマと人格と異なる人からはさっさと出て、カルマを本来の者に戻しながら、我らが本来憑りつくべき人物に入り、そこに巣くうと。そうさせてくれ。

 

(君たちは何者?)

 

俺たちは、どんな存在とも渡り合える異次元の者、どんな存在も欲がある、そこをついて仲良くできる、どんな存在も敵や苦手がいる、そういう者の心に入るはたやすいし、仲間になるのも早い、そして、同時に蝕んでいく。

 

(僕にそんなこと教えていいの?)

 

おまえには関係ない世界だから、苦しませて悪かったな。

 

(ちょっと待って、関係ないとか関係あるとか、どういうふうに仕切られているの?エリアのエネルギーの差によるの?きれいなエリアの者には憑りつけないとか?)

 

そこまで話すのは、我らの能力には難しいが、あえて言うとしたら、きれいなエリアはある、しかし、そこにいたとしても我らが憑りつけぬというわけではない。我らはどこにでも入れるから、赤はそういう性質の種族だから。決め手はカルマの色だ。カルマで欲があるかどうかが分かるから、そこに向かって憑りつく、でも、今回のような間違いはあるので、その都度直していきながら、本来の者に憑りつく、それだけのこと。

 

(分かりました。ありがとう。)

 

もう出るとしよう。おまえの好奇心は時々危ないぞ、我らのような者を引き留めてはいけない、普通はな、でもお前は、普通じゃないから、個性、それが生かせる時代が来る、異次元も立派な現実だ、もうそうなりつつある、人が異次元的になれば、みな苦しんだり助かったりする、どちらの生も自分らしい自分に与えられるそのままの自分だから、我らはそうした民の間を渡り歩き巣をつくり広げる種族、だが、愛にはかなわない、そんな種族。・・

 

 

(・・ええと、自然現象の話はなかったね。)

 

 

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       『赤の種族』近影